福島

大内宿・南会津

OUCHI-JUKU / MINAMIAIZU

茅葺屋根の宿場町をゆっくり散策&温泉でのんびり

会津若松の中心地から車で1時間ほど南下したエリア。会津鉄道の走る南会津には、中心地の街歩きとは異なる五感をうるおすような魅力がある。特に30軒ほどの茅葺き屋根の民家が並ぶ大内宿は目玉。今に残る宿場町をのんびり歩きながらの集落の人々との出会いが楽しい。名物の高遠そばや地元の素朴な和菓子も、のどかな景色と一緒に味わえる。また美しい自然豊かな大川渓谷沿いの芦ノ牧温泉、心温まる素朴な宿の多い湯野上温泉、宿のおもてなしでくつろぐも良し、日帰り温泉でゆったり過ごすのも良し、お好みに合わせて選びたい。ちなみに茅葺き屋根の湯野上温泉駅には囲炉裏もあり昭和レトロがぎゅっと詰まっている。隣の塔のへつり駅から徒歩5分、奇岩の景勝地、塔のへつりでは迫りくる大自然の造形美に圧倒。またこのエリアは、不定期だが土・日曜を中心に運行する会津鉄道のお座トロ列車が楽しい。トロッコ席やお座敷席からのんびりと車窓の眺めを楽しめる。

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エリアの見どころ

  • spot 01
    大内宿
    タイムトリップしたような宿場町は懐かしい温もりであふれている
    下野(しもつけ)街道の両側に茅葺き屋根の家がずらりと並ぶ光景が圧巻の大内宿。江戸時代の宿場町が1981年(昭和56)、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定。宿内すべての店と施設が村人たち自身によって営まれている。
    いちばん突き当たりにある見晴台からの大内宿
  • spot 02
    三澤屋
    殿様が伝えた信州の高遠そばを長ネギ1本で上手にいただく
    信州で育ち、のちの高遠藩主でもある保科正之はそば好きで知られ、1643年(寛永20)に会津の初代藩主になると信州からそば職人を一緒に連れてきたほど。以来、大根おろしの絞り汁とそばだれを合わせて食べるそばが、広く会津に広がり「高遠そば」(たかとおそば)と呼ぶようになった。大内宿にはそば店が多く、店ごとに工夫を凝らしたそばメニューがある。この三澤屋では、十割そばに長ネギまるごと1本を添え、箸代わりと薬味代わりにして食べるなんとも大胆な高遠そばが人気。辛味好きはネギの緑の部分まで食べてしまうそう。そば以外に一品料理のほか栃餅などのデザートも楽しめる。畳の座敷に囲炉裏のある店内は心が安まるあたたかい雰囲気。建物2階の窓から眺める景色は、季節の移ろいが美しく、窓枠が額縁代わりの絵のように見えて季節ごとに楽しめる。
    シンプルなそばの風味がネギの香りと絶妙に合う[写真提供:三澤屋]
  • spot 03
    南仙院本家
    家庭の味、揚げまんじゅうをそば粉でアレンジ
    大内宿のグルメといえばそばが有名だが、餅、きんつば、会津名物のしんごろうなどのおやつを食べられる店もたくさんある。もちろんどれも手作りだ。会津の家庭ではまんじゅうの天ぷらがおもに仏事のときなどによく作られているそうだが、大内宿のなかほどにある南仙院本家では、そば粉の天ぷらまんじゅうを味わえる。シンプルで揚げたてがおいしく、大内宿の人気の一品。2000年(平成12)頃からこのまんじゅうを観光客向けに販売している。そば粉を水で溶き、まんじゅうにからめて油で揚げたもので、多い日には500個以上売れるという。そば粉は店主長沼さんの畑で採れるそばから作られたもの。持ち帰りもできるが、その場ですぐに食べるのがおすすめ。衣のあっさり感と餡の甘さのバランスがちょうど良い加減でおいしく小腹が満たされる。
    そばの香りが味わい深い、温かいまんじゅう
  • spot 04
    お座トロ展望列車
    2両編成のトロッコ+お座敷・展望列車で行く絶景の旅
    鉄道ファンならずとも心が躍る、ダイナミックな渓谷美を楽しめる特別列車。お座敷席、展望席でゆったりくつろぐのも良し、窓なしのトロッコ席から風を受けて大自然を感じるのも良し。
    車窓からの美しい景色がずっと続く楽しいイベント列車
  • spot 05
    湯野上温泉駅
    丸型ポストや伝言板、レトロ感あふれる茅葺き屋根の駅舎
    会津鉄道の湯野上温泉駅は、昭和の雰囲気を愛する人にはたまらない。撮影したくなる場所が盛りだくさんだ。駅入り口横には丸型郵便ポスト、改札横には木製の昔懐かしい伝言板、ホームに出れば緑の山に向かって延びる線路と茅葺き屋根を一緒にフォーカスできる絶好のスポットも。小さい駅構舎内にはなんと囲炉裏があり、少量ながら野菜や果物も販売されている。切符販売所と観光案内所を兼ねるカウンターには葉書やキーホルダーなどの会津鉄道グッズが所狭しと並べられ、コーヒーや甘酒も注文できる。駅横には親子地蔵尊の見守る足湯「親子地蔵尊の湯」があり、のどかな景色を眺めながらリラックスできる。昔懐かしい温かさが満ちている湯野上温泉駅には、会津線のイベント列車「お座トロ展望列車」が停車するが、下車しての撮影時間はないので注意したい。
    かわいい駅舎には撮影スポットが多くて楽しい
  • spot 06
    芦ノ牧温泉
    山ふところに抱かれた渓谷美の温泉地で湯巡り、足湯巡り
    会津若松市中心地から車で約30分、千数百年の歴史をもつ山に囲まれた温泉地。『鬼滅の刃』に登場するシーンにそっくりだと話題の老舗宿(大川荘)のラウンジを見に訪れる観光客も多い。
    自然に囲まれた大川渓谷沿いに宿が並ぶ
  • spot 07
    大川荘
    美しい老舗宿のぜいたくな空間がアニメに登場して話題沸騰
    大川の渓流沿いに建つ白い館の大川荘は、芦ノ牧温泉で2番目に大きな宿だ。渓谷の大パノラマと渓流の流水音が心地良い絶景露天風呂、内湯、足湯に加え、岩塩を用いた「ピンクソルトサウナ」(男性用)や何度でも自由に利用できる「麦飯石(ばくはんせき)寝転びサウナ」(女性用)が人気。入浴のみでも利用可能だが、日帰り入浴と昼食をセットにしたプランも好評。老舗宿がもてなす素材にこだわった会席料理は彩り美しく絶品。また大川荘では館内中央の吹き抜けの空間が話題を集めている。階段の配置、赤い絨毯が敷かれた浮舞台、そして毎日の三味線演奏までがアニメ『鬼滅の刃』の劇中シーンにそっくりだという。ひと目見たいと遠路訪れるお客さんも多いそう。常に新しいことに挑戦する大川荘は、土産の開発にも力を入れている。上品な甘さで口当たりの良い「会津山塩プリン」やビーフたっぷりの「芦ノ牧温泉カレー」などオリジナル商品が人気だそう。
    絶景露天風呂の湯浴みは至福のときと最高のリラックス
  • spot 08
    塔の岪
    100万年以上かけて自然がつくった断崖のアート岩
    会津鉄道の塔のヘつり駅から徒歩5分。車なら湯野上温泉から10分ほどで到着する「塔の岪(とうのへつり)」は国の天然記念物指定の景勝地。地元の言葉で「川に沿った断崖」を意味する「へつり」が塔のようにせり出して、鷲、象、烏帽子などの形に見えることから名づけられている。これらの奇岩は、100万年以上前の凝灰岩が河底の地層の地盤隆起にともない、風雨にさらされ、やわらかい部分がへこみ、硬い部分がひさしのように張り出し、さらには縦の方向へも浸食が進んだため何層にもなって現在見られる塔状の形になったという。搭状の奇岩は全部で10塔。対岸に行くには緑色に見える大川に架かる吊り橋を渡っていく。断崖下の洞窟に祀られた虚空蔵菩薩は807年(大同2)創建と伝えられ、歴史を感じさせる。帰りには入り口横の土産ショップに立ち寄りたい。猫が好きなまたたびの木など珍しい土産物が見つかりそう。冬期は安全のため吊り橋は通行止めになる。
    奇岩の魅力は太古ロマン。時間と自然のなせる技と夢
  • spot 09
    子安観音堂
    大内宿の町並みを見下ろせる絶好の展望スポット
    大内宿の突き当たりの高台にある小さな茅葺きのお堂。そこに祀られている子安観音は、安産や子どもの成長を見守る観音菩薩だ。創建年は不明だが、本尊が安置されたのは、像の背後の銘から1746年(延亨3)に近くの正法寺(しょうほうじ)の住職によってということがわかる。基本的には秘仏だが、毎年5月中頃に例祭と御開帳が行われ、その柔和な顔と童子を抱いた慈悲深い姿を拝める。古くから婚期の女性や新妻、妊婦といった女性たちの信仰を集め、現在もお堂は地元婦人会が管理している。年に一度の例祭では、お堂を開けて赤飯やご馳走を持ち寄り、昔は女性の唯一の休日として、朝から酒を飲んでも咎められなかったという。安産祈願が叶った暁には、お礼参りに小さな着物を作って奉納するのが習わし。天井からはそれらの着物や千羽鶴が無数にぶら下がっている。なお、お堂から少し奥まったところに展望所があり、ベンチやあずまやも設けられているので、小休止するのにもってこい。かつての女性たちの生活や想いを想像しながら、しばしくつろいでみてはいかがだろう。
    子安観音堂からは大内宿を望める
  • spot 10
    分家玉や
    日当たりのいい古民家で手作りのヘルシースイーツを楽しむ
    大内宿の観光客通用口から入ってすぐの古民家カフェ。観光客が行きか帰りに必ず通る絶好の場所だ。ただ、ほかの店とは並ばず一歩下がった場所にあるのには少し訳がある。同店の運営責任者・佐藤華那(さとうかな)さんによれば、1999年(平成11)に火事を起こしてしまい、おわびの気持ちも込めて自発的にこの場所に再建したのだという。再建直後からしばらくは食事を提供していたが、2018年(平成30年)にスイーツ専門のカフェにくら替え。その狙いは当たり、散策前の小腹満たしや、食後の一服に立ち寄る客で、店内はいつも大賑わいだ。400年前の古材を使った建物の中は広々とし、大きな窓から明るい日差しが燦々と差し込む。店内はセルフサービスで、席は自由。少人数なら窓際のカウンター席がオススメだ。スイーツのメニューは季節ごとに変わり、初夏はイチヂクやブルーベリー、秋は栗など、旬の素材を使った逸品を味わえる。甘味料はすべて体にやさしいてんさい糖、牛乳は会津産のものを使用。豆乳や米粉を用いたメニューもある。飲み物は中深煎りのコーヒーや国産茶葉の和紅茶、甘酒、ココア、ほうじ茶などが人気だ。
    窓際のカウンター席にて。「クレームブリュレ(上)」550円と「和紅茶(下)」650円
  • spot 11
    茶房やまだ屋
    築400年の古民家で味わう雪室コーヒーと和洋折衷の軽食
    大内宿出身の母と埼玉育ちの息子が、実家の築400年の古民家を改装して、カフェを開いたのは2015年(平成27)のこと。「当時は周りに喫茶店がなかった。古民家カフェの先がけです」と母でオーナーの諸岡久美子さんは言う。伝統を色濃く残しながら、現代のライフスタイルに慣れた客が窮屈な思いをしないよう、ほどよくモダンなテイストを取り入れた内装は、移住者の視点が生かされている。それでいて扱う食材や食器は可能な限り会津産、会津在住作家のものにこだわるなど、郷土愛にあふれる。メニューは、会津若松の人気焙煎店が同店用にオリジナルで焙煎調合した「ラバーズコーヒー」が、深い味わいと豊かな余韻で人気。小腹満たしには、人気の「出汁巻き卵のサンドイッチ」をどうぞ。特製のだし巻き卵を、会津若松の人気のパン工房「またど〜る」の食パンで挟んだ逸品。出汁の味に、海苔とバターの風味があわさった和洋折衷の味わいは、一度食べたらクセになること間違いなしだ。
    築400年の古民家を改装した店内
  • spot 12
    湯野上温泉
    ひなびた雰囲気と渓谷美を味わいながら源泉かけ流しの湯に浸かる
    福島は温泉天国である。なかでもひなびた雰囲気と泉質のよさで知られるのが大内宿近くの湯野上(ゆのかみ)温泉だ。大川こと阿賀野川の渓谷美を堪能しながら、のんびりと旅の疲れを癒やすことができる。
    「藤の湯 えびす屋」の露天風呂・男湯
  • spot 13
    中山風穴
    夏の暑い盛りに訪ねたい天然のクーラースポット
    正式名称は「中山風穴地特殊植物群落(なかやまふうけつちとくしゅしょくぶつぐんらく)」。標高約855mの「中山(金塚山)」という山の中腹にある。中山は約200万年前の火成岩(かせいがん)でできており、なかでも柱状の安山岩(あんざんがん)はもろく崩れやすく、それが山のふもとに積み重なることで無数の隙間、すなわち風穴をつくった。その風穴に、冬の冷たい空気が取り込まれ、岩が冷やされると、その岩の冷たさは夏まで蓄積。そして夏になると、今度は温かい空気が取り込まれ、冷たい岩の隙間を通る間に冷やされ、冷風が風穴から出てくる。このため、実際の標高より涼しい気候環境がつくられ、本来育たないはずのイワダレゴケやオオタカネバラ、ベニバナイチヤクソウなどの特殊植物の群生が見られる。これが、学術的に価値があることから、1964年(昭和39)に国の天然記念物に指定された。6つの風穴指定地を巡る遊歩道はハイキングにもってこい。特殊植物は5月中旬から8月中旬が開花期で、指定地ごとに特徴が異なる。帰り際に「冷風体験施設」に立ち寄れば、より風の冷たさを実感できる。とにかく暑い夏の盛りに足を運んでほしい場所だ。
    風穴群に向かう途中にある「冷風体感施設」。真夏なのに風穴付近の温度計はなんと5℃!
  • spot 14
    養鱒公園 憩いの広場
    家族で一日楽しめる「マス」のテーマパーク
    阿賀川の支流の加藤谷川(かどたにがわ)沿いにある多目的自然公園。1966年(昭和41)に「町営養鱒(ようそん)センター」としてオープンし、ニジマスの養殖が始まった。1985年(昭和60)に「養鱒公園いこいの広場」という名称になり現在にいたる。敷地内の養殖池には、加藤谷川の清流を引き込み、採卵、孵化、肥育まで養殖の全行程を行っている。ニジマス、いわななどを養殖し、町内外に出荷。敷地内には「ます販売所」があり、1kg(約5尾)2160円で販売している。公園は入場無料。広々としており、散策するのにもってこいだ。「釣り体験」や「ますつかみ体験」(各660円・調理代込み)、遊具、ゴーカート(1人用1周260円)、じゃぶじゃぶ池など、子どもが喜ぶ施設やサービスが充実。食堂には定番の「会津ラーメン」(650円)や、養殖したマスを使った「ますフライ定食」(1250円)や「ますバーガー」(550円)などのマスグルメを用意。晴れた日なら「バーベキュー広場」(要予約)で、賑やかに楽しむのもいいだろう。
    新鮮なマスを使った名物の「マスバーガー」
  • spot 15
    八幡のケヤキ
    威厳ある姿に思わず目を奪われる会津屈指の大ケヤキ
    下郷(しもごう)方面から大内宿へ車で向かう途中、長閑な集落に突如現れる巨大な樹木。巨木は全国各地にあるが、ここまで立派で、車を止めてでも見たくなる樹は珍しい。解説板によると、「八幡のケヤキ」と名が付いており、樹齢は950年。樹高36mはビルの12階に相当する。胸高周囲は1.2mとあるが、もっとありそうな印象だ。由来は、1055年(天喜3)に八幡太郎こと源義家が、陸奥の豪族・阿部貞任(あべのさだとう)を討伐の折、道が険しく難儀したため、この地を取り仕切っていた二宮太郎兵衛(にのみやたろべえ)宅にて休憩。太郎兵衛は義家を手厚く歓待し、抜け道まで教えたことから、義家軍は勝利。謝礼の印に義家自ら二宮家の庭先にケヤキを植えたと伝わる。確かに解説板にある管理者の名前は二宮氏。同地に脈々と続く歴史を感じさせる。これほど大きいと、普通は立ち枯れて空洞になっていたりするが、外から見る限りそうした様子もなく、健全そのもの。樹形も見事で、特に幹の中央にあるコブは隆々として威厳すら感じさせる。観光客もおらず、見過ごしやすい場所にあるが、先を急ぐ足を少し止めて、会津屈指の大ケヤキの姿に悠久の時を感じてみてはいかがだろう。
    大地に力強く根を張る巨大なケヤキ
  • spot 16
    前沢曲家集落
    おとぎ話の世界にいるような気分を味わえる会津の伝統的集落
    大内宿から南西の会津駒ヶ岳方面へ車で1時間ほど走った山間にある。同じ茅葺き屋根の集落でも、こちらは土産物屋もほとんどない生活の場。昔から続く会津の人たちの暮らしぶりを垣間見ることができる。
    山間にある茅葺き屋根の集落(前沢展望台からの眺め)
  • spot 17
    会津田島祇園会館
    手作りの家庭料理バイキングと祇園祭の醍醐味を堪能
    古きよき伝統が今もあちこちに残る会津。こちらは、800余年の伝統を誇る「会津田島祇園祭」をテーマにした観光施設だ。リアルで迫力満点のジオラマのほか、地元の人にも人気の家庭料理バイキングが楽しめる。
    手作りの家庭料理が食べ放題(里山バイキング)
  • spot 18
    屏風岩
    伊南川(いながわ)の激流が削った奇岩がそそり立つ奥会津の絶景スポット
    会津田島から車で約1時間、前沢曲家集落(まえざわまがりやしゅうらく)からは約20分の場所にある、国道352号線沿いのスポット。会津駒ヶ岳(あいづこまがたけ)の登山口まで約15分で、ここまで来ると相当山奥に来た感じがする。文句なしの奥会津だ。「屏風岩」は、国道352号線に沿って流れる伊南川(いながわ)にそびえ立つ奇岩。長い年月をかけて急流に削られた岩肌が、屏風のように見えることからこう名付けられている。若葉や紅葉の頃、そして雪景色、どの季節に訪れても絵になる風景だ。遊歩道は伊南川に沿って整備されている。全長約200mの道は徒歩20分ほど。ゆっくりマイナスイオンを浴びながら歩こう。所どころ木々から屏風岩に負けず劣らずの迫力の奇岩と激流を見ることができる。なお、屏風岩から車で1分のところに宿泊施設「小豆温泉 花木の宿(あずきおんせんかぼくのやど)」、さらに1分の場所に日帰り温泉「小豆温泉 窓明(まどあけ)の湯」がある。どちらも泉質は単純温泉。自然のなかで、のんびり湯治気分を味わうのもいい。
    そそり立つ姿が屏風のように見える
  • spot 19
    湯ノ花温泉
    4つの個性ある共同浴場と奥会津伝統の「裁(た)ちそば」
    福島に温泉は数あれど、ここほどひなびた風情のある温泉地はない。有名観光地にはない田舎の静けさと、源泉かけ流しの温泉、そして郷土の味が、疲れた心と体を癒やしてくれる。
    神々しい雰囲気の「石湯」
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旅のヒント

  1. その1

    見どころが点在するのでなるべく多くの地域をまわりたい場合には車が便利。ただしこのエリアの観光スポットの多くは会津鉄道の駅から歩ける距離。ほかに駅から1時間に数本ずつバスが出ておりアクセスにそれほど困らない。芦ノ牧温泉は駅からタクシーで7分。会津若松駅からバスも出ている。

  2. その2

    芦ノ牧温泉には緑のなかに遊歩道があり、塔のへつりは吊り橋を渡ったり、崖下の狭い場所を歩くので歩きやすいシューズを用意したい。

  3. その3

    お座トロ展望列車では車内でアルコールやおつまみ、ソフトドリンクなどの販売があるが、自分で持ち込むこともできる。

  4. その4

    大内宿の食事処は限られるため、昼食時は店が混雑する場合がある。目的の店がある場合は予約していくと良い。

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