高知

高知市

KOCHI CITY

中心部に高知城がそびえる南国土佐の城下町。活気と賑わいに満ちたスポットが集まる

高知の玄関口、高知市エリアは坂本龍馬ゆかりの歴史スポットや、ご当地グルメなどを楽しめる高知観光のメインエリア。城下町の賑わいが続く南国土佐の中枢で、本丸が日本で唯一残されている「高知城」をはじめ、戦国時代の城跡が残る高知県きっての景勝地「桂浜」、よさこい節にも唄われる悲恋の舞台になった「はりまや橋」、世界的植物学者を記念する植物園など見どころも多い。高知城のふもとで毎週日曜に開かれる「日曜市」や、毎年8月上旬に開催される「よさこい祭り」も一度は見ておきたい高知名物。今や全国に広がり人気を集める「よさこい祭り」は戦後の不景気な雰囲気を吹き飛ばそうと1954年(昭和29)に開かれたのが始まりで華麗な衣装に身を包んだ約2万人の踊り子たちが、炎天下の高知市街地を踊り歩く。高知を訪れたら、まずJR高知駅南口の総合観光案内所「とさてらす」で情報収集を。常駐スタッフに効率良く巡る方法を相談できる。

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エリアの見どころ

  • spot 01
    桂浜
    坂本龍馬像が立ち太平洋を望む高知市きっての景勝地
    高知市の南側、浦戸湾口に弓状に広がる海岸で、高知を代表する観光名所。一帯は「桂浜公園」となっており、太平洋を望む坂本龍馬像が有名。公園内には「桂浜水族館」や「坂本龍馬記念館」がある。
    白砂青松の海岸。元旦には初日の出を見に来る人も多い
  • spot 02
    高知県立坂本龍馬記念館
    全国からファンが訪れている「龍馬の殿堂」
    高知が誇る幕末史を動かした人物、坂本龍馬。その龍馬や仲間たちに関する貴重な歴史資料をわかりやすく展示しながら、人柄や業績、個性についても紹介している。今まで詳しく知らなかった人に、龍馬への入り口となる施設だ。桂浜公園の浦戸城跡の近くに建っていて、桂浜からは歩いて10~15分ほど。本館のガラス張りの2階フロアや屋上からは、龍馬も見たであろう雄大な太平洋が一望できる。1991年(平成3)、龍馬の誕生日である11月15日に開館し、明治維新から150年にあたる2018年(平成30)に、本館を全面改装、新館も設けられリニューアルオープン。新館では龍馬が書いた手紙の真物など、一級の資料を展示しながらその生涯を紹介。本館は、映像やイラスト、復元模型などを使って、龍馬や幕末史について楽しく学べる体験型展示となっている。龍馬の手紙から抜き取った文字シールでの名刺作りや、近江屋を復元した部屋での記念撮影など、アトラクションもいっぱい。龍馬尽くしのミュージアムショップもぜひチェックしたい。
    太平洋に向かってグーンと飛び出たユニークな外観
  • spot 03
    桂浜水族館
    SNSでも話題沸騰の超絶ユニークな高知の水族館
    1931年(昭和6)に開館し、現在では「ハマスイ」という愛称で県内外に多くのファンを持つ「おらんくの水族館」。初代館長が地元の友人に働きかけ、機船底引き網でとれる土佐湾の魚を見せる水槽と釣堀を作ったのが始まりだ。公式マスコットキャラクターの「おとどちゃん」がつぶやくX(旧Twitter)が人気で、インターネット調査では全国人気水族館ランキング2年連続1位をとっている。創意工夫あふれる独自の解説板や展示、ユニークな企画はもちろん、生きものだけでなく飼育員も愛されており、サインや写真を求めるファンもいるほど。怪魚「アカメ」の群泳は必見。お魚水槽はノスタルジックな汽車窓展示で、ウミガメ、トド、アシカ、ペンギンなど動物たちへのエサやり体験ももりだくさん。ゆる~くアットホームな雰囲気の中で「見て」「触れて」「学べる」。爬虫類や両生類を展示している「アキラの部屋」は、一歩足を踏み入れるとその沼にハマってしまうことまちがいなし!他の施設にない魅力満載で大人から子どもまで楽しめる。
    名勝「桂浜」の浜辺に建つ。「おとどちゃん」がつぶやくTwitterはフォロワー25万人超えの人気
  • spot 04
    高知城
    江戸時代の天守・追手門・本丸御殿が完全に残る唯一の名城
    1601年(慶長6)に土佐藩初代藩主山内一豊が着工し、約10年かけて築いた城。全国に残る木造の12古天守のひとつで、「日本100名城」に選定されている。15棟の重要文化財など見どころも多く、天守からは高知市街を一望できる。
    天守と追手門を1枚の写真に収めることができる
  • spot 05
    高知県立高知城歴史博物館
    土佐藩主・山内家伝来の希少な歴史資料を収蔵・展示
    2017年(平成29)3月に高知城のふもとにオープンして以来、話題の施設。地元では「城博(ジョーハク)」という愛称で親しまれ、山内家4代目の「兎耳形兜(うさぎみみなりかぶと)」をかぶったマスコット「やまぴょん」でおなじみ。土佐藩主・山内家伝来の貴重な資料約6万7000点を中心に、土佐藩・高知県にまつわる歴史資料や美術品などを収蔵・展示している博物館だ。1000年前に古今和歌集を写した仮名の書の完成形を示す作品として名高い国宝の「高野切(こうやぎれ)」、歴代藩主が遺した、動植物や帽子などをかたどった奇抜なデザインの「変わり兜」は必見。精巧に作られたレプリカの兜や陣羽織を実際に身に着けられる体験コーナーも楽しい。メディア機器を使った体験型展示や、テーマや季節に沿った多彩な企画展や催し物も人気で、楽しみながら学べる仕掛けや工夫がいっぱい。船をイメージした建物は、壁や装飾に「土佐ヒノキ」「土佐漆喰」「土佐和紙」「土佐打刃物」など土佐伝統の素材が使われており、最上階にある展望ロビーから眺める高知城は最高だ。
    貴重な歴史的資料を未来へ運ぶ宝船をイメージした外観
  • spot 06
    はりまや橋
    中心部にある交通の要所でよさこい節にも唄われる赤いシンボル
    路面電車が交差する高知市の中心地にある橋で、現在は一帯が公園として整備され、当時の姿を再現した太鼓橋やからくり時計がある。よさこい節にも歌われた悲恋の舞台でもあり、高知観光に欠かせない。
    昔の姿を再現した朱塗りの太鼓橋
  • spot 07
    高知県立美術館
    大規模なシャガールコレクションを有する県下随一の芸術発信施設
    約1200点にのぼるマルク・シャガールの世界的コレクション、高知ゆかりの世界的写真家・石元泰博氏の写真コレクションなどで知られる美術館。土佐漆喰の外壁が印象的で、能舞台も併設するホールでは、演劇やコンサートなど国内外のパフォーマンスにも力を入れている。
    水に浮かんでいるように見える建物自体がアート
  • spot 08
    高知市旧山内家下屋敷長屋展示館
    現存する数少ない近世の武家長屋建築
    高知城追手門から南へ下って徒歩約10分。幕末に建てられた山内家の屋敷長屋が今もその姿を残している。通称は「散田邸」。幕末の1864(元治元)年に土佐藩15代藩主山内容堂(やまうちようどう)の下屋敷の警護に就く下士が生活するために建てられた。明治維新後は拡張されて山内家の本邸として使われていたが、戦後は売却され、跡地にホテル三翠園が建つ。現存する長屋は国の重要文化財に指定され、全国的にも数少ない貴重な建物だ。また、物見亭は1867(慶応3)年2月に容堂と西郷隆盛が会見した場所として知られる。無料で公開されており、屋敷内部や庶民の生活がわかる家財、和舟模型などが見られる。長屋は三翠園の庭の一角にあるが、庭も当時の面影を残しているのでじっくりと味わってほしい。また、道路を隔てて隣接する「山内神社」には、初代藩主・山内一豊はじめ歴代藩主が祀られており、容堂の銅像が建っている。
    この道の先には龍馬も泳いだ鏡川が流れる
  • spot 09
    龍馬の生まれたまち記念館
    高知が誇る幕末のヒーロー・坂本龍馬のルーツに迫る
    さまざまな苦難を乗り越え、近代国家へ尽力した坂本龍馬を顕彰するため、2004年(平成16)に生誕地に開館した記念館。龍馬の生涯や家族、生まれ育った当時の高知市の様子など、ジオラマや映像などを使って紹介する。
    記念館は2棟で構成される
  • spot 10
    ひろめ市場
    名物料理が集まる高知県最強のグルメスポット
    高知城のお膝元にあって、飲食店約50、物産展約10もの店舗がひしめき合う屋内マーケット。「カツオのたたき」をはじめとする土佐料理のほか、名物餃子やエスニック料理など、和洋中の多彩な味を堪能できる。
    観光客や地元の常連客で賑わう
  • spot 11
    明神丸
    元祖「藁焼き鰹塩たたき」はこの店から大ヒット
    高知グルメといえば「カツオ」。高知のカツオ消費量はほかの都道府県を大きく引き離して全国1位。旬は年に2度あり、春の初カツオは赤身が多く、秋の戻りガツオは脂がのっていて、いずれも土佐の地酒によく合う。表面を焼いて、薬味をたっぷり載せて食べるタタキが一般的な食べ方だ。そして「カツオのたたき」といえば明神丸。カツオの1本釣りで日本一の漁獲高を誇る船の名前で、その新鮮なカツオを使ったカツオのたたきが有名。ひろめ市場では、ガラス越しに目の前で豪快に炎を立ち上げ、カツオを焙るのが見られると観光客にも大人気。すべて注文後に藁で焼き始めるため、皮目はパリッと香ばしく、なかは新鮮な生のまま、できたてのたたきを味わえる。全国的にカツオのたたきはポン酢で食べるのが主流だが、藁焼きにして天日塩で食べる本場土佐流の食べ方にこだわり、「塩たたき」が大ヒット。黒潮町産の天日塩を使い、みずから米を作ることで良質な藁を確保するほどのこだわりようで、一度食べるとほかでは食べられなくなるほどのおいしさだ。ほかにも「鰹ハランボの藁焼き」や「どろめ」など、高知ならではの珍味もそろう。
    高知産の天日塩とニンニクで食べる「塩たたき」
  • spot 12
    仕出しのあんどう
    皿鉢料理に欠かせない高知の郷土寿司やお総菜
    地元では有名な皿鉢料理店。皿鉢料理から会席弁当まで予算に応じて対応してくれる。ひろめ市場と高知駅に店舗があり、高知駅ホーム売店では駅弁「かつおのタタキ弁当」が人気。また、「とさっ子駅弁とさべん」は2014年(平成26)四国の駅弁選手権金賞を受賞している。ひろめ市場店にはカウンター席もあり、さばの頭にも酢飯が詰まった「さばの姿寿司」が名物だ。「さばの姿寿司」は皿鉢には欠かせない郷土寿司で、切り取った頭と尾の部分を豪快に盛り付ける。京都名物の「さば寿司」が甘めに味付けされているのとは異なり、高知ではゆず酢を利かせているのが特徴だ。あんどうでは焼いたものが人気で、新鮮なサバとはまた違った香ばしく脂ののった味わいを楽しめる。ほかにも「いなか寿司」「土佐巻き」など柚子入りのお寿司や、「鯨料理」「りゅうきゅうの酢物」「いたどり煮」など、高知ならではの寿司や総菜も並ぶ。
    名物「焼きさば寿司」はハーフサイズも人気
  • spot 13
    日曜市
    300年以上の歴史を誇る日本最大規模の街路市
    地元に暮らす人々の生活市として300年以上の歴史をもつ高知の名物マーケット。食べ歩きを楽しんだり、生産者との会話を楽しんだり、一度歩いただけでは味わい尽くせない魅力が満載。行ったり来たり往復しながら満喫したい。
    街路市は火、木、金曜にも別の場所で小規模に開催されている
  • spot 14
    高知県立牧野植物園
    世界的植物分類学者を生んだ高知が誇る四季の彩りを満喫できる植物園
    日本人として初めて国内の植物に学名をつけた世界的な植物分類学者・牧野富太郎博士の業績を顕彰して造られた植物園。約8万平方メートルの敷地内には3000種類以上もの植物が四季を彩る。温室やピクニックのできる広場もあるので、たっぷりと時間をかけて巡りたい。
    牧野富太郎博士の銅像が立つ南園
  • spot 15
    五台山 竹林寺
    「日本三文殊」のひとつに数えられる土佐随一の名刹
    四国霊場第31番札所。高知市内にある標高約140mの五台山山頂付近に開創された高知随一の古刹で、江戸時代には藩主の祈願寺として隆盛。中世の様式を残す建築や、夢窓国師が作庭した名勝庭園など見どころが多い。
    1899年(明治32)の台風によって倒壊した三重塔に代わって1980年(昭和55)に再建された五重塔。高さ31.2m、総檜造りで装飾の少ない鎌倉初期の様式
  • spot 16
    高知市立自由民権記念館
    自由民権運動発祥の地に、市制100周年を記念して誕生した歴史博物館
    日本の近代史に大きな影響を与えた土佐の自由民権運動の歩みや運動家たちを、写真・文献・風刺画・模型・映像などを使って紹介する資料館。新しい国を作ろうと燃えていた明治時代の土佐人の熱気が感じられる場所だ。
    「自由のともしび」を屋根に頂く4基の塔を連ねた形の外観
  • spot 17
    高知県立文学館
    『土佐日記』から民話・昔話まで、高知県ゆかりの文学世界を体験する
    高知城のそばにあり、高知県内外の文学作品を多角的に楽しめる文化施設。高知県ゆかりの作家60人以上を紹介展示。子どもから大人まで楽しめるさまざまなイベントも企画されているので、チェックして訪れたい。
    高知城下にたたずむ石造りの立派な外観
  • spot 18
    JAファーマーズマーケットとさのさと
    県下34市町村のおいしい食材が集まる高知県最大のグルメ市場
    全国最大級の農畜海産物直売所。野菜や鮮魚などの食材はもちろん、お弁当やお総菜、饅頭やケーキ、苗木や切り花、手作り雑貨まで、広い店内にはなんでもそろう。高知の食文化を知るならまずはここを訪ねよう。
    観光客や地元の常連客で賑わうマーケット
  • spot 19
    芋屋金次郎 卸団地店
    厳選素材の芋けんぴが大人気! カフェ併設の芋菓子専門店
    高知県民のソウルフード、芋けんぴ。複数のメーカーがしのぎを削って新商品を発表している高知県の芋けんぴは格別だ。なかでも芋屋金次郎は高級志向で人気が高く、県外に6店舗を展開。唯一、カフェを併設しているのが卸団地店だ。
    表面がツヤツヤと輝く揚げたて芋けんぴ。国内契約農家産の「黄金千貫(こがねせんがん)」という品種の芋を使用
  • spot 20
    居酒屋大吉
    高知ならではの珍味を堪能できる県民イチオシ居酒屋
    高知市の繁華街に30年以上続いている人気の赤ちょうちん。珍しい海の幸、山の幸を取りそろえた豊富なメニューで、平日の夜も賑わっている。舌の肥えた高知県民が太鼓判を押す評判の居酒屋だ。
    高知名物「かつおの塩タタキ」。厚く切られたカツオは藁の香ばしさをまとって絶品
  • spot 21
    居酒屋 葉牡丹
    土佐人の素顔をのぞける、安くてうまい高知の老舗大衆酒場
    高知市の中心部・はりまや橋から徒歩4分、近代的なビルの並ぶ電車通り沿いにあって、昔ながらの外観が目をひく。午前11時からの営業で、「昼間からお酒を飲める」と次々と常連客が訪れる。その波は日が暮れても途切れず、仕事を終えた人や観光客も次々訪れ賑わっている。人気の秘密は、安くてうまいメニューと気さくな店の雰囲気だ。昔から変わらない店内は雑多でノスタルジック。厨房の様子が見えるカウンター席は広くとられていて、一人でも入りやすい。高知名物のカツオのタタキや鯨の刺身はもちろん、きびなご、沖ウルメ、メヒカリ、ウツボなど高知の珍味を楽しめるので観光客にもおすすめだ。地元客には安くて種類の多い串揚げや、昔懐かしいオムライスが人気。ビールや焼酎、日本酒を酌み交わしながら、串揚げや串焼きを頬張る。昔ながらの大衆酒場でちょっと一杯やりたい人には最高の店だ。2階には座敷席もあり、宴会にも対応している。
    半世紀変わらない味の「串フライ盛合せ」。エビ、豚、イカ、キス、ナスが入って520円
  • spot 22
    割烹風居酒屋 酒菜 浪漫亭
    土佐の旬の味をアットホームな雰囲気で楽しめる居酒屋
    高知市中心部・はりまや橋から徒歩5分、日曜市の開かれる追手筋から北へ1本入った通り沿いにある。1991年(平成3)の開店以来、地元の宴会には欠かせない店で、高知の伝統的な郷土料理を粋にアレンジした創作料理を楽しめる。県外から訪れる友人たちをもてなすのに地元の人がよく利用する。「味は高級に、値段はリーズナブルに」がモットーで、落ち着いた雰囲気で郷土料理や土佐の地酒をゆっくり味わいたい人におすすめだ。カツオのタタキはもちろん、ウツボやチャンバラ貝、リュウキュウやイタドリなど、高知ならではの食材や珍味もそろう。「板さんおまかせ料理」(3500円~)は、珍味やタタキ、土佐寿司など旬の料理が出てくるので、メニューに迷ったらこれを注文しよう。「だし巻き卵」も隠れ名物として人気が高い。1階には掘りごたつタイプのカウンター席とテーブル席、2階には個室、3階には和室大広間もあって、少人数から大宴会まで対応してくれる。東京新橋にも支店がある。
    日本酒のアテに人気の「チャンバラ貝(マガキガイ)」の塩茹で。甘みがあってコリコリとした食感がクセになる
  • spot 23
    酔鯨亭
    土佐の地酒と郷土料理をカジュアルに楽しめる居酒屋
    「土佐料理」をブランド化し全国に広めた高知の名店「土佐料理司」と同じ加寿翁コーポレーションが展開する「酔鯨亭」。高知の郷土料理から気軽な居酒屋メニューまで豊富にそろう。おすすめは、土佐料理の代表「皿鉢(さわち)料理」をひと回り小さくした「ミニ皿鉢」。本格的な皿鉢料理はボリュームや価格的な面でなかなか手が出なくても、これなら手軽に楽しめる。内容や盛り付けに遜色なく、他店よりもカジュアルな雰囲気で味わえるのも魅力だ。名物カツオのタタキのほか、鯨や地元の貝、揚げ物などが入っていて、ひと皿で土佐名物を満喫できる。その料理にあう土佐の地酒も豊富にそろうのが店の自慢。おすすめは地酒「酔鯨」の純米吟醸酒「高育54号」。この変わった名前は原料米の品種開発時の名前で、正式には「吟の夢」と命名されたが、新しい地酒のために時間をかけて開発した品種への思い入れが深く、開発時の呼び名がお酒の名前になったという。柑橘の香りを思わせるすっきりとしたうまみが特徴の辛口で土佐料理によくあう。地元客でいつも賑わっているので予約しておくのがおすすめだ。
    カツオや鯨、伊勢エビに珍味も入った土佐づくしの「特上ミニ皿鉢」1万円
  • spot 24
    土佐料理 司
    「土佐料理」を気軽に味わうならまずはここ。高知伝統の味覚を堪能できる老舗
    「土佐料理」発祥として知られる高知を代表する名店のひとつ。ゆったりと土佐グルメを堪能するならぜひ訪れたい。ランチからコース料理、名物「皿鉢料理」まで。個人でも団体でも各種ニーズに対応してくれる。
    高知の宴会には欠かせない「皿鉢(さわち)料理」。直径39cm以上の大皿に、刺身やタタキ、寿司や揚げ物などが盛り付けられる
  • spot 25
    料亭 得月楼
    1870年(明治3)創業、宮尾登美子の小説『陽暉楼(ようきろう)』の舞台となった料亭
    創業150年を超える高知県を代表する料亭のひとつ。宮尾登美子の小説とその映画化で全国的に名を知られる。歴史ある建物は有形文化財に登録され、明治期の文化人による書画も多く所蔵する。早春に開かれる盆梅展も名物だ。
    歴史ある建物は数多くの有形文化財に登録されている
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旅のヒント

  1. その1

    市街地は徒歩でまわることもできるが、路面電車とさでん交通が便利。市内均一区間が500円で、1日乗り放題の「一日乗車券」もある。

  2. その2

    桂浜・五台山(牧野植物園)へ行くなら、「MY遊バス」が便利。高知市内の観光スポットを巡る周遊バスで、JR高知駅前の「こうち旅広場」から乗車できる。乗車券を提示すれば、路面電車の200円区間内の運賃が無料に。観光施設の入場割引などの特典もある。

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