旧山内家下屋敷長屋展示館(国指定重要文化財)
現存する数少ない近世の武家長屋建築
高知城追手門から南へ下って徒歩約10分。幕末に建てられた山内家の屋敷長屋が今もその姿を残している。通称は「散田邸」。幕末の1864(元治元)年に土佐藩15代藩主山内容堂(やまうちようどう)の下屋敷の警護に就く下士が生活するために建てられた。明治維新後は拡張されて山内家の本邸として使われていたが、戦後は売却され、跡地にホテル三翠園が建つ。現存する長屋は国の重要文化財に指定され、全国的にも数少ない貴重な建物だ。また、物見亭は1867(慶応3)年2月に容堂と西郷隆盛が会見した場所として知られる。無料で公開されており、屋敷内部や庶民の生活がわかる家財、和舟模型などが見られる。長屋は三翠園の庭の一角にあるが、庭も当時の面影を残しているのでじっくりと味わってほしい。また、道路を隔てて隣接する「山内神社」には、初代藩主・山内一豊はじめ歴代藩主が祀られており、容堂の銅像が建っている。
スポット詳細
- 住所
- 高知県高知市鷹匠町1-3-35 地図
- エリア
- 高知市エリア
- 電話番号
- 0888327277
- 時間
- 7:00-17:00
- 休業日
- 無休
- 料金
- [入館料]無料
- 駐車場
- なし
- 備考
- ※電話番号は高知市 民権・文化財課に繋がります。
情報提供: ナビタイムジャパン