滋賀
近江八幡
OMIHACHIMAN
近江商人発祥地で城下町の名残や船旅を満喫
豊臣秀吉の甥・秀次が築いた「八幡山城」(現在は城跡)のふもとに広がる近江八幡は、天秤棒をかついで全国を渡り歩いた「近江商人」発祥地のひとつ。「八幡山ロープウェー」で山頂に上がれば、近江八幡の街並みや琵琶湖、西の湖を一望。時代劇のロケ地として知られる「八幡堀」と、八幡堀と琵琶湖をつないだ水路をゆく「水郷めぐり」では、船上からの情景を楽しめる。近江商人の屋敷やヴォーリズの洋館建築が織りなすフォトジェニックな街並みの一部は、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定。これらはすべて徒歩圏内で、安土桃山時代から昭和にかけてのタイムトリップが満喫できる。琵琶湖でいちばん大きな島で、昔懐かしい素朴な風景が今も残る沖島も近江八幡市に属する。西国三十三所観音霊場第31番札所「長命寺」や聖徳太子ゆかりのパワースポット「太郎坊宮」、国宝・西本殿と重要文化財・東本殿の2つの本殿を擁する「苗村神社」、源頼朝や足利尊氏も信仰した「兵主大社」などの社寺へもぜひ足を延ばしたい。
エリアの見どころ
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一柳記念館 (ヴォーリズ記念館)
- 近江八幡市第1号名誉市民・ヴォーリズが夫人と暮らした住まい
- ノスタルジックな洋館建築で今も人々を魅了する、ウィリアム・メレル・ヴォーリズ。近江八幡を拠点とし、設計を手がけた建物は全国で約2000軒! ヴォーリズが夫人と後半生を過ごした住まいを見学してみよう。
- スポットの詳細
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一柳記念館 (ヴォーリズ記念館)
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近江牛レストラン ティファニー
- 全国でも名高い近江牛を老舗精肉店直営のレストランで味わう
- 味と香りの良さから全国区で人気の高い近江牛。豊かな自然環境と水に恵まれる滋賀県内で最も長く飼育された黒毛和種のことを指し、きめ細かくやわらかな肉質と美しい霜降りが特徴。数ある銘柄牛のなかで最も古い歴史をもつという。本場・滋賀県で近江牛を味わうなら、1896年(明治29)の創業以来、近江牛一筋に歩んできた老舗精肉店・カネ吉山本直営「近江牛レストラン ティファニー」がおすすめだ。取り扱う近江牛は、鈴鹿山のふもとに広がる提携牧場で清らかな湧き水を飲み、のびのびと育った極上のものだけを吟味して仕入れている。イチオシは、やわらかな肉が上質な脂をのせて口のなかでとろけていく近江牛のステーキランチ。ソースは地元の醤油とワサビ、生姜ダレ、抹茶塩、天然塩の4種で、味の変化も楽しい。肉のうまみを受け止めるライスは近江米のコシヒカリで、地元グルメを存分に堪能できる。
- スポットの詳細
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近江牛レストラン ティファニー
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かわらミュージアム
- 遊び心が散りばめられた空間で八幡瓦の魅力に触れる
- かつて近江八幡の地場産業として栄えた「八幡瓦」の魅力を伝えるため、1995年(平成7)、瓦工場跡地に開館。八幡瓦の起源は不明だが、本願寺八幡別院の屋根葺き工事の際、京都の瓦工が移住したのが始まりという説が有力のようだ。10棟からなる建物の屋根瓦は計2万4000枚! 重要伝統的建造物群保存地区の景観と調和するようにと、新しく焼いた瓦を一枚一枚金ブラシで削り落とし、レトロな雰囲気に仕立てている。1階の常設展示室は、職人の研ぎ澄まされた技と遊び心が込められた多彩な瓦を展示。八幡瓦の歴史をはじめ、製造方法や屋根瓦の葺き方など模型を使った解説がわかりやすい。2階は個性的なデザインの空間に世界の瓦などを展示。正面のアプローチや中庭は、石畳ではなく瓦をリズミカルに敷き詰めた、唯一無二のフォトジェニックスポットだ。
- スポットの詳細
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かわらミュージアム
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ラ コリーナ近江八幡
- 滋賀県No.1の人気スイーツ、「バームクーヘン」の焼きたてを
- 近江八幡のシンボル・八幡山から続く丘を背に広がる「ラ コリーナ近江八幡」。緑に囲まれた一帯に、自然と溶け合ったデザイン性の高いショップが点在。全国から訪れる人が絶えない滋賀県屈指の人気スポットだ。
- スポットの詳細
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ラ コリーナ近江八幡
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近江八幡日牟禮ヴィレッジ
- 風情ある空間で和と洋のご当地スイーツを満喫
- 近江商人の氏神様、日牟禮八幡宮のすぐそばにたたずむ「近江八幡日牟禮ヴィレッジ」。日牟禮八幡宮に向かって参道右手が和菓子の「たねや 日牟禮乃舍(ひむれのや)」、左手の赤レンガの建物が洋菓子の「クラブハリエ 日牟禮館」だ。和と洋、両方の店舗を合わせた一帯を称して「日牟禮ヴィレッジ」という。日牟禮乃舍だけの限定和菓子には「でっち羊羹」「日牟禮餅」「日牟禮饅頭」などがあるが、いちばん人気は「つぶら餅」。北海道の契約農家から仕入れる上質なあずきを炊いた粒餡を滋賀羽二重餅でくるみ、鉄板で丸く焼き上げる。併設の「日牟禮茶屋」の看板メニューはつぶら餅入り「つぶらぜんざい」。吹き抜けに古い梁を走らせた古民家調の空間でゆったりと楽しめる。向かいの「クラブハリエ 日牟禮館」の奥には緑豊かな「日牟禮カフェ」があり、工房で作ったスコーンやシフォンケーキが味わえる。隣接するヴォーリズ建築はカフェの特別室として貸切利用ができるのも魅力だ。
- スポットの詳細
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近江八幡日牟禮ヴィレッジ
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八幡山(八幡山城跡)
- 琵琶湖や比良山系を望む山城跡で豊臣秀次に思いを馳せる
- 豊臣秀吉の甥、秀次が築いた八幡山城。現在は石垣のみを残す「城跡」だが、琵琶湖国定公園となっており、琵琶湖や西の湖、旧城下町の眺望が待ち受ける。秀次の菩提を弔う村雲御所 瑞龍寺門跡と城の名残を訪ね歩こう。
- スポットの詳細
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八幡山(八幡山城跡)
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八幡山ロープウェー
- 山頂までわずか4分の気軽さで琵琶湖の眺望を満喫
- 近江八幡随一の眺望を満喫するなら、標高271.9mの八幡山山頂へアクセスできるロープウェイが欠かせない。乗り場へは、JR東海道本線(琵琶湖線)の近江八幡駅から近江鉄道バスに乗車、八幡堀(大杉町)八幡山ロープウェー口前停留所で下車し、日牟禮八幡宮の参道をまっすぐ進むこと7分で到着する。ロープウェイは15分間隔で運行しており、山頂駅まではわずか4分という気軽さだ。山頂へと向かう道中、豊臣秀次の築いた八幡山城の旧城下町の町並みや西の湖の景色が次第に広がっていき、思わず歓声が上がる。山頂に着いたら、展望所からの眺望や、八幡山城の西の丸跡、北の丸跡、出丸跡、豊臣秀次の菩提を弔う村雲御所瑞龍寺門跡を巡ろう。
- スポットの詳細
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八幡山ロープウェー
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滋賀農業公園 ブルーメの丘
- 中世ドイツの農村をイメージした体験型農業公園で一日遊び尽くす
- 自然豊かな日野町の丘陵に広がるブルーメの丘は、酪農をテーマとした体験型農業公園。牧場で動物たちと触れ合ったり、ピザ作り体験をしたり、季節の花が咲く園内をのんびり散歩したり、一日遊べるスポットだ。
- スポットの詳細
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滋賀農業公園 ブルーメの丘
人気スポット
旅のヒント
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その1
JR近江八幡駅から八幡堀一帯の観光エリアへは、2.5kmほど。歩くと30分要するため、近江鉄道バスを利用するといい。
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その2
八幡山城跡や八幡堀、「水郷めぐり」、近江八幡の街並み散策すべてを満喫するなら、見どころが多いため1日を要する。太郎坊宮や苗村神社、沖島なども訪れるなら旅の日数は2日ほど確保しておきたい。
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その3
沖島へのアクセスは定期船が必須。琵琶湖の眺めを堪能するなら晴天日を狙おう。
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その4
太郎坊宮は近江鉄道・太郎坊宮駅から徒歩圏だが、苗村神社、兵主大社、滋賀農業公園 ブルーメの丘はそれぞれの最寄り駅から距離があるので、車を利用すると効率良く巡れる。