八幡堀
豊臣秀次が築いた城下町の面影を残す堀を散策
八幡堀の仕掛け人は、豊臣秀次
JR東海道本線(琵琶湖線)の近江八幡駅北口から近江鉄道バスに乗って6分ほど、八幡堀八幡山ロープウェイ口停留所で降りれば八幡堀はすぐそこ。日牟禮八幡宮の鳥居をくぐった先の白雲橋に立つと、八幡堀の風景が広がる。八幡堀の歴史は、信長亡きあと、豊臣秀吉の甥である豊臣秀次が八幡山城を築いたことに始まる。本来、堀は敵の襲来を防いで城を守るためのものだが、秀次は琵琶湖の水を引いて運河としても活用。楽市楽座制度のもと、琵琶湖を往来するすべての商船を寄港させたことが城下町に賑わいをもたらし、近江商人の発祥と発展につながっていったという。
堀のほとりをのんびりと散策
八幡堀が栄えたのは江戸時代からで、戦後の陸運の発達により荒廃。一時は埋め立ての計画も持ち上がったというが、市民有志により保存・再生。今では映画やドラマのロケ地としても活用されている。全長4.7kmに及ぶ八幡堀のほとりは、一部が遊歩道となっているので、城下町の賑わいに思いを馳せながらのんびりと散策するのもおすすめだ。かつての地場産業「八幡瓦」を展示する「かわらミュージアム」前が堀の東端。スタート地点にちょうどいい。
和船で八幡堀の風情を堪能
堀のほとりには桜や柳、カエデの木が植えられ、四季折々の彩りに出合える。歩くのはもちろんのこと木船に乗って遊覧するのもおすすめだ。船を運営するのは現在2社、好みにあわせて選びたい。「和でん」裏に乗り場のある船は、モーターで動くので水面を吹きわたる風が心地いい。白雲橋と新町橋をくぐり、赤レンガ工場跡で折り返す約35分のコースだ。新町浜に乗り場のある舟は、舟頭が手漕ぎする昔ながらのスタイル。西は本町橋付近、東は白雲橋で折り返す約30~40分のコースとなっている。堀のほとりには、カフェや食事処、土産物販売の店もあるので、船旅の前後に立ち寄ってみるのもいい。
スポット詳細
情報提供: ナビタイムジャパン
このスポットを紹介している記事
アクセス
最寄り

- NEARBY HOTELS -
周辺のホテル
- NEARBY RESERVED PARKING -
周辺の予約制駐車場
【予約制】akippa 束ノ実パーキング
352m

【予約制】特P 小幡町中24駐車場
354m
【予約制】軒先パーキング 八幡堀パーキング
354m
