鹿児島

霧島

KIRISHIMA

霧島山や温泉郷、霧島神宮を擁する自然と神秘のエリア

鹿児島県の中央部に位置する霧島市。北部には日本で最初の国立公園「霧島錦江湾国立公園」があり、南部では鹿児島のシンボル・桜島を眺められるという、豊かな自然あふれるエリアだ。また、「霧島神宮温泉郷」や「妙見・安楽温泉郷」などがある、日本有数の温泉どころでもある。そんな霧島エリアに来たらぜひ訪れたいのが、南九州指折りのパワースポット「霧島神宮」。日本建国の祖神、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)を祀る神社で、創建は6世紀にまでさかのぼる。朱塗りの社殿や樹齢800年のご神木「霧島メアサ」など見どころも満載だ。霧島神宮温泉郷は霧島神宮から車で数分の場所にあるので、霧島神宮の観光後に合わせて訪れたい。そのほか、エリア内には大河ドラマ『西郷どん』のロケ地にもなった古道「龍門司坂(たつもんじざか)」や、桜島を一望できる「黒川岬」など多彩なスポットがある。

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霧島神宮

神聖な空間が広がる南九州最大の神社

創建は6世紀で、建国神話の主人公瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)を祀る。もともと高千穂峡と火常峰(現在の御鉢)の間に建てられていたが、霧島山の噴火により消失と再建を繰り返す。室町時代に現在地に移され、今日では南九州最大規模を誇る神社として多くの人が訪れる。

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霧島温泉郷

天孫降臨伝説の霧島山に湧き出る温泉

天孫降臨伝説の霧島山の懐から湧き出る霧島温泉郷は、標高600m付近に位置し、大小9つの温泉からなる。泉質、湯量ともに豊富で、効能もさまざま。旅館、ホテルなどが多く存在し、霧島観光の拠点として圧倒的な存在感を誇る。

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霧島温泉市場

観光案内所、土産物屋、食事処、足湯など、見どころが満載

霧島温泉郷の中心部にある複合施設。観光案内所のほか、鹿児島ならではの農産物・特産品がそろう土産物屋、足湯、露店などもあり、見どころ満載。温泉の蒸気で蒸し上げられた卵や野菜を買えるのも、温泉街のど真ん中ならでは。

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鹿児島県霧島アートの森

緑あふれる野外美術館で芸術散歩を楽しもう

個性あふれる芸術作品を豊かな自然のなかで楽しめる野外美術館。広大な園内には、国内外の著名な作家たちによる作品23点が屋外展示されている。また、屋内所蔵作品の展示や企画展も開催。のんびりと霧島観光を満喫するにはもってこいのスポットだ。

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丸尾滝

水と温泉が混ざりあう、青みがかった水流

鹿児島県霧島市の国道223号の道沿いにある滝。高さ23m、幅16mの華やかな滝で、温泉が混じり、少し青みがかった水が印象的だ。夜はライトアップされる。

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蒲生の大クス

姶良(あいら)市のシンボルでもある樹齢1500年を超える大木

1988年(昭和63)に実施された巨樹・巨木林調査で、日本一の巨樹と認定された「蒲生の大クス」。島津義弘とも縁のある蒲生八幡神社に参拝しつつ、神秘のパワーを受け取りに行ってみよう。

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嘉例川駅

開業から100年以上経った無人駅でレトロな雰囲気を楽しむ

鹿児島空港からのアクセスが良く、土・日曜、祝日限定で販売される駅弁「百年の旅物語かれい川弁当」が大人気になるなど、訪れる観光客の多い駅。駅舎内に電車の写真が掲載され、多くの人から愛されていることが感じられる。

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いわさきのキッチンさつま

鹿児島空港でいただく、老舗ホテルグループの黒豚グルメ

鹿児島空港の国内線ターミナルの3階にある「いわさきのキッチンさつま」は、いわさきホテルズが展開するレストラン。以前、同じ空港内にあったレストラン「米米麦麦(こめこめばくばく)」と「キッチンさつま」が1つとなり、2022年(令和4)4月に新たにオープンした。レストランでは鹿児島県の地域ブランド「かごしま黒豚」を使用したメニューを何種類も提供しており、とんかつやかつ丼のほか、メンチカツがたいへん人気だ。180gとボリュームのある「黒豚メンチカツ」は、ナイフを入れると肉汁があふれ出し、食欲をそそられる。口に運ぶと衣はサクサクで中はジューシー。嚙むほどに挽き肉と脂のうまみが広がっていく。付け合わせのキャベツの千切りには、コールスロードレッシングまたは店オリジナルの三杯酢のドレッシングをかけていただく。三杯酢は昆布と枕崎産のかつお節の出汁が利いており、まろやかな酸味のなかにうまみを感じられる。店頭でも「万能三杯酢」(640円)として販売されているので、気に入ったらお土産にできるのもうれしい。

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塩浸温泉龍馬公園

日本で最初の新婚旅行で坂本龍馬が浸かった温泉

坂本龍馬が妻のお龍(りょう)とともに18日間滞在したという、石坂川のほとりの温泉地。温泉のほかにも、資料館や龍馬が歩いた石段が残る。龍馬ファンならぜひ訪れたい場所だ。

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バレル・バレープラハ&GEN

麹の魅力を五感で感じる発酵と食のテーマパーク

焼酎工場や麹料理専門レストランなどで、麹のさまざまな魅力と可能性を知ることができる楽しい施設。チェコの街並みが再現されており、旅気分を味わえるほか、こだわり抜いたチェコビールの醸造も行っている。

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坂元のくろず「壺畑」

見て、学び、味わう。伝統製法による黒酢のすごいパワーを知る

アミノ酸を豊富に含む黒酢。「坂元のくろず『壺畑』」は、江戸時代から続く伝統製法により黒酢を造り続ける、坂元醸造が運営する情報館。おいしい黒酢料理を楽しめるレストランを併設している。

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鹿兒島神宮

山幸彦の神話が伝わる、大隅国を代表する古社のひとつ

山幸彦とその妻を主祭神とする大隅国一之宮で、本殿などが国の重要文化財に指定されている。また、安産祈願の「石體(しゃくたい)神社」や、神馬を先頭に人馬一体となって踊りながら参詣する「初午祭(はつうまさい)」で知られる。

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郡山八幡神社

室町時代の焼酎好きな大工の落書きが伝わる神社

伊佐市の郡山(こおりやま)地区を通る国道268号線から脇道に入り、100mほど坂を上った先に「郡山八幡(はちまん)神社」がある。1194年(建久5)に領主の菱刈重妙(ひしかりしげたえ)が宇佐八幡を勧請して創建。主祭神は八幡三神の一柱として知られる神功(じんぐう)皇后で、14代仲哀天皇の皇后、15代応神天皇の母にあたる。鳥居をくぐり、おごそかな雰囲気に包まれた境内をまっすぐ進むと正面に拝殿が、その奥に本殿がある。1507年(永正4)以前に建立されたと伝わる本殿は、琉球建築の影響が見られる珍しい建物で、1949年(昭和24)に国の重要文化財に指定された。また、1954年(昭和29)の本殿修復の際に、柱に釘で打ちつけられた木片が見つかった。それには1559年(永禄2)当時の宮大工により「施主がたいへんなケチで一度も焼酎を飲ませてくれない」と落書きされており、これが日本最古の現存する「焼酎」の文字だといわれる。この木片は、450年以上も昔からこの地で焼酎が愛飲されてきたことを示す貴重な資料として、2015年(平成27)に県の有形文化財(歴史資料)に指定された。

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旅のヒント

その1

霧島神宮は500台停められる無料駐車場を完備している。車での訪問が便利だが、鹿児島空港からバスで訪れることもできる。
その2

霧島市観光協会では「和服で参拝、ぶらり霧島神宮。」のサービスを提供しており、着付け代込みで4000円で着物をレンタルして霧島神宮へ参拝できる。
その3

霧島エリアには「霧島神宮温泉郷」と「妙見・安楽温泉郷」のほか、「霧島温泉郷」と「日当山(ひなたやま)温泉郷」の4つの温泉郷がある。日当山温泉郷は西郷隆盛も訪れた温泉郷として有名。宿泊する場合はこれらの温泉郷にある宿に泊まるのも良い。
その4

霧島エリアの特産品は霧島茶や鹿児島黒豚、福山の黒酢などが有名。お土産にももってこいだ。