鹿児島
KAGOSHIMA
明治維新の偉人ゆかりの地。雄大な庭園など史跡が豊富なエリア
江戸時代に島津氏の城下町として栄え、明治維新の立役者である西郷隆盛や大久保利通のほか、黒田清隆・松方正義といった歴代総理大臣など多くの偉人を輩出した鹿児島。「西郷隆盛終焉の地」や明治維新について学べる「維新ふるさと館」、1863年(文久3)の薩英戦争時に配備された砲台の跡地「祇園之洲砲台跡」など、幕末に関連するスポットが多く存在する。そのほかの見どころも豊富で、約350年前に築かれた島津家の別邸「仙巌園」はぜひ訪れたい場所のひとつ。桜島や錦江湾を庭の一部のに見立てた大名庭園は、篤姫も魅了したというダイナミックさで、思わず時間を忘れて見入ってしまう。また、南西諸島の海の生物を約500種3万点展示する「いおワールドかごしま水族館」や、「日本の都市公園100選」のひとつに選ばれた「鹿児島県立吉野公園」など見どころ満載だ。
エリアの見どころ
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QJIKI・玖子貴
- 素材ごとに異なる味と食感がやみつきに
- 魚のすり身に酒と調味料を加えて揚げたものがさつま揚げだ。沖縄県が琉球王国だった頃、「かまぼこ」に「揚げる」という調理方法が加わったことがさつま揚げの由来だと伝えられている。鹿児島県では「つき揚げ」とも呼ばれており、ふだんの酒のつまみやお正月のご馳走などさまざまな場面で食される地元の名物。街には多くのさつま揚げ専門店が立ち並ぶ。そのうちのひとつがQJIKI・玖子貴だ。日本テレビの人気番組『嵐にしやがれ』でも紹介され話題になったほど。QJIKI・玖子貴のさつま揚げはその種類が豊富で、特にやきもろこしは、2010(平成22)年に農林水大臣賞、2014(平成26)年には鹿児島県水産品評会鹿児島県知事賞を受賞した。QJIKI・玖子貴ではすべての商品を店内で調理、揚げたてを提供している。素材によって異なる味や食感を楽しめるさつま揚げ、鹿児島県を訪れたらはずすことのできない逸品だ。
- スポットの詳細
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QJIKI・玖子貴
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アミュラン
- 最大高は約91m! 大観覧車から市内を一望
- JR九州鹿児島中央駅にある複合商業施設・アミュプラザ鹿児島。駅ビルの要素とファッションビルの要素を合わせもった鹿児島市の中心的存在だ。そんなアミュプラザ鹿児島のシンボルがアミュランという名前の観覧車。建物の上にあるというビジュアルもさることながら、直径60m、最大高約91mを誇る大観覧車だ。観覧車上からは鹿児島県のシンボルである桜島や鹿児島市街地を一望することができる。観覧車には床や天井、ベンチシートなどが透明な「シースルーゴンドラ」も2つ設置されており、スリルを味わいたい人におすすめ。また、夜間はイルミネーションが点灯し、観覧車が色鮮やかに映し出される。LEDライトが描くさまざまな色や模様はシーズンに合わせて変化するので、ぜひ写真に収めておきたい。まさに乗って良し、見て良しのスポットだ。
- スポットの詳細
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アミュラン
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いおワールドかごしま水族館
- 南西諸島の生き物500種3万点を展示する水族館
- 日本でも数少ないジンベエザメの展示がされており、外にある「イルカ水路」からはなんと無料でイルカがトレーニングをしている姿や、遊んでいる姿を見ることができる。かわいらしい海洋生物たちに癒やされに出かけてみよう。
- スポットの詳細
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いおワールドかごしま水族館
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歴史ロード「維新ふるさとの道」
- 歩きながら明治維新や鹿児島の歴史を学べる歴史の道
- 散歩しながら、明治維新を牽引した大久保利通や西郷隆盛といった薩摩藩出身の偉人たちの足跡をたどることのできる歴史ロード「維新ふるさとの道」。約6分の道のりに、近代日本の歴史がギュッと詰まっている。
- スポットの詳細
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歴史ロード「維新ふるさとの道」
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天文館むじゃき本店
- フルーツ盛りだくさんの鹿児島のご当地スイーツ
- 鹿児島県のご当地スイーツ「白熊」は、現在では南九州の夏の風物詩としても知られている。山盛りのかき氷にフルーツなどをトッピングし、その上に甘い練乳をたっぷりとかけてあるのが特徴だ。氷の味やフルーツの種類は店により異なっており、夏に鹿児島県を訪れたら、さまざまなお店で食べ比べをしてほしい。そんなご当地スイーツ「白熊」をこの世に生み出したのが、「天文館むじゃき」だ。戦後間もない1947年(昭和22)、創業者久保武氏によって考案され、1949年(昭和24)に販売を開始した。発売当初は、蜜かけのようなシンプルなかき氷だったが、改良を重ねて独特のさっぱりとしたミルク味に仕上げた。また、彩りを加えるために、チェリーやレーズンなどをトッピング。現在の「白熊」のベースとなった。ちなみに「白熊」という名前は、かき氷を上から見るとフルーツの配置が動物の白熊に似ていることに由来している。「天文館むじゃき本店」では、毎年6月に白熊誕生祭を開催しており、創業当時の味を再現して提供している。
- スポットの詳細
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天文館むじゃき本店
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鹿児島ラーメン豚とろ天文館本店
- 豚骨ベースのスープにストレート麺が特徴
- 豚骨をベースにした半濁スープにストレート麺、具には揚げネギやキクラゲなどの野菜を組み合わせるのが鹿児島ラーメンだ。これを基本として各店舗がアレンジを加え、その個性を競い合っている。もうひとつ、来店した際にお茶と大根の酢漬けやたくあんが出てきて、その漬物を食べながら注文の品を待つスタイルも鹿児島ラーメンの特徴。そんな鹿児島ラーメンを味わえる人気店のひとつが鹿児島ラーメン豚とろ天文館本店だ。希少部位である豚とろをぜいたくに使った自家製豚とろチャーシューが人気。また、鹿児島豚をじっくりと炊いたスープをベースとした濃厚なスープは、麺とチャーシューとの相性も抜群で、至福の一杯とも呼ばれている。
- スポットの詳細
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鹿児島ラーメン豚とろ天文館本店
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づけ丼屋桜勘
- 鹿児島で食べるべきカンパチをおいしくお手軽に食べられる店
- 顔の正面に漢字の八の字に見える線があることから「勘八」と名のついたアジ科の大形魚がカンパチだ。鹿児島県はカンパチの生産量日本一を誇り、産地ごとにブランド化が進められ、ゴールデンウィークにはカンパチのつかみ取りなどを体験できる「垂水かんぱち祭り」も開催されている。どの店でもご当地カンパチをお得に味わうことができるので、鹿児島県を訪れたら食べておきたい。そんなカンパチを手軽に楽しめる店が、鹿児島中央駅を降りてすぐのづけ丼屋桜勘鹿児島店。味噌汁とたくあんが付いたいち押しメニューの「かんぱち漬け丼」は、プリプリのカンパチと漬けダレの相性が抜群。そのほか、新鮮な魚介類を使用した定食も種類豊富なのもうれしいポイントだ。
- スポットの詳細
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づけ丼屋桜勘
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黒かつ亭 中央駅本店
- 鹿児島を訪れたら一度は味わいたいジューシーな黒豚とんかつ
- 鹿児島県の肉といえば、黒豚だ。一時は、成長が早く育てやすい白豚の生産を増やそうという動きもあったが、量より質を信じた生産者の努力により「かごしま黒豚」が誕生。現在は世界的にも有名なブランドとなっている。歯切れが良くやわらかでジューシーな黒豚は、さっぱりとしているのが特徴で、白豚に比べてうまみ成分は約4倍といわれている。そんな鹿児島県産の黒豚を気軽に楽しめる店が、黒豚専門店の「黒かつ亭」だ。なかでも名物の黒豚とんかつにはリピーターが多く、ランチタイムもディナータイムも賑わいを見せている。財布にやさしいリーズナブルな価格にもかかわらず、黒豚の質もそのままに、パン粉・油・米・ソースとすべてにこだわった黒かつ亭の黒豚とんかつははずせない逸品だ。
- スポットの詳細
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黒かつ亭 中央駅本店
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「桜島」溶岩なぎさ公園足湯
- 桜島の絶景を眺めつつ天然温泉の足湯でリラックス
- 「桜島」溶岩なぎさ公園の敷地内には全長約100mの日本最大級の足湯がある。泉質は塩化物泉で、天然温泉かけ流し。雄大な山並みと錦江湾や市街地を眺めながら、桜島の魅力を存分に堪能できるスポットだ。
- スポットの詳細
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「桜島」溶岩なぎさ公園足湯
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桜島ビジターセンター
- ここを拠点に桜島観光に出かけよう
- 桜島の玄関口・桜島港フェリーターミナルから徒歩約10分のところにある「火山のミニ博物館」。桜島の歴史や自然についてわかりやすく展示し、さまざまな情報を提供しており、桜島を旅するなら最初に訪れておきたいスポットだ。
- スポットの詳細
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桜島ビジターセンター
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旅の駅桜島 桜島物産館
- 名物料理とお土産選びを楽しめる大型ドライブイン
- 鹿児島県最大級のドライブイン。1階は売店で、多種多様な商品を販売。特に目をひくのが屋久杉で作られた工芸品の数々で、その造形は見ているだけでも楽しい。また、さすが焼酎王国だけあって、お酒のラインナップが豊富。鹿児島の地酒を100種類以上も扱っており、飲兵衛にはたまらない。そのほか、さつま揚げや薩摩切子といった定番商品も充実していてお土産選びには困らない。2階は外の景色を眺めながら、桜島の名物料理を楽しめる展望レストラン。スペアリブの軟骨部分を焼酎や黒砂糖でじっくりと煮込んだ「とんこつ煮」が看板メニューで、よく味のしみたトロトロした食感はまさに絶品。西郷隆盛の好物ともいわれるので、桜島を訪れたなら一度はここで食べておきたい。さらに物産館の外には展望台があり、桜島の絶景を一望できる。さまざまな楽しみのある魅力的なスポットなので、桜島観光の際にはぜひ足を運んでみてはいかが。
- スポットの詳細
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旅の駅桜島 桜島物産館
人気スポット
旅のヒント
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その1
市内の観光には観光地循環バス「カゴシマシティビュー」が便利。市電、市バス、カゴシマシティビューの一日乗車券(大人600円、小学生以下の小人300円)も積極的に利用したい。そのほか、レンタサイクル「鹿児島市コミュニティサイクルかごりん」も検討してみよう。
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その2
維新ふるさと館は、歩きながら明治維新を学べる「維新ふるさとの道」沿いにあるので、散策もあわせて楽しもう。
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その3
仙巌園では島津家に伝わる伝統行事や日本文化を体験できるイベントを頻繁に開催している。訪問前にイベント情報をチェックしておこう。
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その4
いおワールドかごしま水族館では、水槽や魚の解説をしてくれるガイドツアーや水族館の裏側を見学できるバックヤードツアーを開催している。事前に開催日時を確認しておこう。