鹿児島

奄美・沖永良部

AMAMI / OKINOERABU ISLAND

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エリアの見どころ

  • spot 01
    黒潮の森マングローブパーク
    カヌーに乗ってマングローブ原生林を間近に観察
    太平洋に面した住用(すみよう)湾の河口に広がるマングローブ原生林は、沖縄西表島に次ぐ国内2番目の広さ。このなかをカヌーで漕ぎ出すカヌーツーリングは、奄美に来たならぜひ体験したい人気のアクティビティだ。
    マングローブは海水と淡水が混じり合う場所に生育する植物の総称だ
  • spot 02
    奄美パーク
    奄美群島の自然・歴史・文化を広く深く学ぶ
    奄美やその周辺の島々の自然や歴史、文化などを、さまざまな展示物で広く深く紹介する大規模な観光施設。島の到着日に訪れれば、島内巡りがより有意義になること間違いなしだ。
    敷地内は有料ゾーンと無料ゾーンに分かれている
  • spot 03
    あやまる岬観光公園
    奄美随一の絶景スポットでアクティブに遊ぶ
    奄美大島の北東部に位置するあやまる岬。「奄美十景」や「新鹿児島百景」のひとつにも数えられる風光明媚なこの岬は観光公園となっており、展望台やレジャースポットが整備されている。
    爽やかな潮風が吹き抜ける気持ちのよい公園
  • spot 04
    鳥しん
    奄美の味覚を存分に味わえる人気の郷土料理店
    鳥しんは、奄美で「鶏飯」というと、地元でも必ず名前が出てくる名店のひとつ。鶏飯以外にも奄美の新鮮な鶏料理が味わえると、観光客や地元の人たちでいつも賑わっている。
    郷土料理から居酒屋メニューまでバラエティ豊か
  • spot 05
    奄美大浜海浜公園
    夕日の名所として知られる地元で人気の自然公園
    海水浴場や水族館、キャンプ場などが併設された自然公園は、地元の人たちの憩いの場。夕日の名所としても有名で、季節や天気、時間帯によってさまざまな表情を見せてくれる。
    夏になると砂浜にウミガメが産卵にやってくる
  • spot 06
    金作原
    太古の自然を体感するジャングルトレッキング
    「東洋のガラパゴス」と呼ばれる奄美大島の亜熱帯植物が多く残されている金作原(きんさくばる)原生林。認定ガイド同行のツアーに参加して、ほかの地域では見られない固有の生物たちに出合いに行こう。
    力強く生きる植物のパワーを全身で浴びよう
  • spot 07
    大島紬村
    奄美が世界に誇る伝統織物について深く学ぶ
    奄美の伝統工芸である大島紬は、艶のある深い黒と緻密な染めと織りの技術で知られる、日本が誇る絹織物の最高峰のひとつ。大島紬村は、そんな大島紬の製造見学や泥染め体験などをできる施設だ。
    縦糸と横糸の色を細かにあわせながら織り上げられる
  • spot 08
    西郷南洲流謫跡
    奄美に身を潜めた西郷隆盛の当時の生活に思いを馳せる
    西郷隆盛が3年間奄美大島に身を潜めた際に過ごした屋敷。元は西郷が子どもたちのために建てた新居で、1861年(文久元)11月20日に完成し、西郷もここで暮らし始めた。しかし、それから間もなく薩摩藩からの召喚状が届き、結局西郷がここで生活したのはわずか2か月だった。現在の家は西郷の娘、愛加那(あいかな)の養嗣子(ようしし)によって再建されたものだが、塀は当時のまま残っている。立派な茅葺き屋根の屋敷内は、2間の質素な造りになっており、西郷の遺品や直筆の書などのゆかりの品が公開されている。また、屋敷の前面に立つ勝安芳(勝海舟)の碑文が刻まれた石碑も、歴史好きにはたまらない史跡だ。屋敷から少し歩くと龍郷湾と対岸の美しい山並みを望むことのできる場所があり、西郷はその山並みを桜島に見立て眺めていたと地元では伝わっている。個人が所有・管理している施設で敷地も私有地となるため、来館の際は事前に連絡し、開館情報を確認すると確実だ。
    県指定文化財となっている貴重な史跡だ
  • spot 09
    ハートロック
    干潮のときにだけ姿を現すハート型の潮だまり
    赤尾木(あかおぎ)集落の東側に面する海岸にあり、干潮のときにだけ姿を現すハート型の潮だまり。きれいなハート型を見られるのは、潮位が80cm以下になる干潮の前後1時間で、波が穏やかなときと条件がピンポイントなので、あらかじめ潮見表を確認してから見学に出かけよう。特に、1~3月はハートがアオサに囲まれ、緑と青のコントラストがとても美しい。恋愛のパワースポットとしても知られ、撮った写真をスマートフォンの待ち受け画面にすると恋が叶うとか。
    熱帯魚が悠々と泳ぐ姿も見られる
  • spot 10
    奄美市立奄美博物館
    独自の道を歩んできた奄美群島の自然・歴史・文化を学ぶ
    奄美群島は、琉球国や薩摩藩から統治された歴史をもち、それぞれの影響を強く受けながら独自の文化を形成してきた。奄美市立奄美博物館は、そんな奄美の歴史や人々の暮らし、自然を紹介する博物館だ。展示室は3フロアで構成され、1階は「黒潮に育まれた奄美」と題し、海をイメージした展示で来館者を奄美旅へ誘う。特に注目したいのが、シマグチと呼ばれる奄美の方言。奄美大島や喜界島、徳之島、沖永良部島、与論島などの島ごとに異なるうえ、島内でも地域や集落ごとに違いがあるという。「奄美のシマ」のコーナーでは、同じフレーズをそれぞれのシマグチで聞き比べられるのが興味深い。2階は「境界の歴史に育まれた奄美」と題した、里をイメージした奄美の歴史と文化のフロア。旧石器時代から現代までの奄美の通史を、時代ごとの実物資料を展示し解説している。3階のテーマは「亜熱帯雨林に育まれた奄美」。山をイメージした空間で、奄美の自然と暮らしを紹介している。また、奄美の森を体感できるジオラマでは動植物の情報を調べられるほか、壁面では奄美大島に暮らす人びとの一年を月ごとに展示している。
    見て触って五感で学べる楽しい施設だ
  • spot 11
    富田酒造場
    昔ながらの製法で生まれる味わい深い黒糖焼酎
    黒糖焼酎「龍宮」で全国的に知られる富田酒造場は、創業から約70年にわたり昔ながらの製法で黒糖焼酎を造る老舗。奄美市名瀬(なぜ)市内にある酒造場では、製造の様子を見学できるほか、商品の購入も可能だ。
    蔵の中は芳醇な香りに満たされている
  • spot 12
    吟亭
    食べて飲んで歌って踊って、奄美の文化を五感で味わう
    奄美きっての繁華街、屋仁川(やにがわ)通りに位置する吟亭は、島の郷土料理と黒糖焼酎を味わいながら島唄ライブを楽しめる島唄酒場。奄美らしい夜を過ごせると、連夜多くの観光客や地元の人たちで賑わっている。
    おいしい郷土料理とともに陽気な島唄ライブで盛り上がろう
  • spot 13
    ひさ倉
    厳選素材を使いていねいに作られるこだわりの鶏飯を召し上がれ
    鶏飯(けいはん)は、江戸時代に薩摩の役人をもてなすために生まれた奄美大島を代表する郷土料理。そんな鶏飯の専門店、ひさ倉は、観光客だけでなく地元の人たちにも愛される人気の店だ。
    鶏飯は奄美に来たなら一度は食べたい名物料理だ
  • spot 14
    島とうふ屋
    奄美の自然の恵みが詰まったなめらかでやさしい味わいの豆腐
    奄美空港から名瀬(なぜ)方面へ車で約30分の場所にある島とうふ屋は、毎日ていねいに手作りされる豆腐料理がいただける豆腐料理専門店。「島とうふ」と聞くと、チャンプルーなどに使われる硬めの豆腐をイメージするかもしれないが、島とうふ屋の豆腐はやわらかな木綿豆腐。透明度20m以上の奄美の海水から生まれたミネラル豊富なにがりを使った豆腐は、大豆のほのかな甘みを感じられる濃厚な味わいが特徴だ。人気のメニューは、白和えや湯葉団子、湯葉天ぷらなどの盛り合わせが目にも鮮やかな「島とうふ屋定食」。自家製だし醤油と柚子胡椒だしが豆腐の風味を引き立てる「揚げ出し豆腐定食」(900円)や、豆腐や野菜がたっぷり入った特製ハンバーグを和風たれでいただく「豆腐ハンバーグ定食」(950円)もおすすめだ。食事を注文すると、湯どうふや自家製豆乳、奄美のソウルドリンク「ミキ」などが食べ飲み放題となるのもうれしいかぎり。奄美の自然の恵みが詰まった豆腐を、心ゆくまで味わおう。
    「島とうふ屋定食」(1700円)はメインを塩豚の煮物か豚の角煮から選べる
  • spot 15
    La Fonte
    自家農園で採れた新鮮素材で作る島ジェラート
    奄美大島北部に広がるサトウキビ畑の真ん中に立つ農園直営のジェラート店。自家農園のフルーツはもちろん、奄美産の黒糖や海塩などこだわりの生産者の素材を厳選し、素材の味を生かした島ジェラートを毎日店内のキッチンで手作りしている。ショーケースには、スモモやタンカン、島バナナ、パッションフルーツなどの旬のフルーツを使ったフレッシュなソルベや、黒糖や海塩を使った濃厚なミルクジェラートが10種類並ぶ。ラインナップは毎日少しずつ入れ替わるので、どのフレーバーに出合えるかはお楽しみ。香料や着色料を使わずに作られたジェラートは、どれも体にやさしい自然な甘さで、まるで遊び疲れて火照った体にしみるようだ。夕方になると売り切れるフレーバーも出てくるので、週末や繁忙期は早めに訪れるといいだろう。ジェラート以外にもコーヒーやカフェラテなど飲み物も豊富で、明るい店内や開放的なテラス席は居心地抜群なので、ドライブの合間に気軽に立ち寄ってみよう。
    ジェラートはトリプル(3種類)650円、ダブル(2種類)500円
  • spot 16
    菓子工房 春風堂
    奄美や鹿児島の食材を使ったお菓子はお土産にぴったり
    創業以来50年余り地元で愛される「菓子工房 春風堂」は、奄美や鹿児島の食材を使ったスイーツを作る街のお菓子屋さん。店内にはかわいらしいパッケージの和菓子と、ショーケースには手の込んだ洋菓子がずらりと並び、その種類の多さには驚かされる。なかでもこの店の看板商品となっているのが「黒うさぎの子守唄」だ。艶やかな生地のなかに濃厚な餡がたっぷり詰まった黒糖味の蒸しまんじゅうで、奄美大島に生息する特別天然記念物、アマミノクロウサギをモチーフにしている。このほか、生地や餡にタンカンの皮や果汁を使い爽やかな味わいの「奄美柑」(173円)や、黒糖やパッションフルーツの餡を使った「奄美たると」(黒糖、パッションフルーツいずれも151円)など、奄美らしいお菓子の数々はお土産に最適。これらのお菓子の一部は奄美空港でも販売されているが、ここでは全種類が1つから購入できるのがうれしい。一つひとつの値段も手頃なので、気になったものはぜひ手にとってみて。
    パッケージもキュートな「黒うさぎの子守唄」(8個入り1180円)
  • spot 17
    つむぎのにし
    大島紬をセンスよくアレンジした商品がそろう
    大島紬は1300年余りの歴史があるといわれる奄美の伝統織物。細かな絣(かすり)、泥染めによる奥深い独特な色合いと艶、そして軽くてシワになりにくいしなやかな着心地が特徴で、全国の多くの着物ファンを虜にしている日本でも最高峰の絹織物のひとつだ。つむぎのにしは、そんな大島紬を70年余り、3代にわたって扱う専門店。店内には、反物から洋服、小物まで、大島紬を使ったアイテムがずらり。加工品はすべてが店内の工房で作られるオリジナルで、伝統的な柄を現代の生活にも気軽に取り入れられるようセンスよくアレンジされている。なかでもハギレを利用した商品が人気で、根付やストラップは1000円程度-、ポーチや巾着は1000-2000円程度と価格も抑えめなので、お土産にも最適だ。小さなアイテムでも大島紬の存在感はたっぷり。かわいらしいテディベアや干支の置物もおすすめだ。デザインは一点一点異なるので、じっくり吟味してお気に入りの一品を見つけよう。
    華やかな柄を生かしたおしゃれなアイテムがたくさん
  • spot 18
    屋仁川通り
    活気あふれる繁華街で奄美の夜を満喫しよう!
    屋仁川(やにがわ)通りは、名瀬(なぜ)市街地に位置する約400mもの長さを誇る歓楽街。通りには200店舗余りの居酒屋やスナックが軒を連ね、県庁所在地である鹿児島市の天文館に次ぐ規模であるともいわれている。地元の人たちの間では、この地域に流れていた川の名前にちなんだ「やんご通り」という愛称で親しまれており、その名は入り口の看板にも示されている。昼間は静かな通りだが夜になると一転、店の看板が光を灯し街は華やかな雰囲気に。特に週末ともなると夜遅くまで多くの人で賑わっている。観光客に人気がある奄美の郷土料理居酒屋や島唄酒場はもちろん、地元の人が集うディープなバーやスナックなどジャンルはさまざま。一見入りづらい店も皆フレンドリーに迎え入れてくれるので、気になった店があれば勇気を出してのぞいてみよう。ローカルな店では地元の人しか知らないようなおすすめの飲食店やスポットを教えてもらえることもあるので、旅の情報収集にもなるはずだ。
    夜の奄美を満喫したいならこの付近の宿に宿泊すると便利だ
  • spot 19
    末広市場 永田橋市場
    進化を遂げるレトロで新しいディープスポット
    奄美市名瀬(なぜ)の中心部に隣り合って立つ末広市場と永田橋市場は、古くから島人に長く愛されてきた「市民の台所」。歴史のある市場なだけあり、外観はレトロそのものだ。薄暗い建物は一見入りづらいが、一歩足を踏み入れると狭い通路の左右に小さな店が並びローカル感たっぷり。島のおじいやおばあが営む精肉店や乾物店の間に、自家焙煎のこだわりコーヒーを提供するコーヒースタンドや居心地のよいおしゃれなカフェ、カラフルなアクセサリーやキャンドルを扱う雑貨店、ギャラリーなどさまざまなジャンルの店が軒を連ねていて、新旧が絶妙に混ざり合う雰囲気が新鮮だ。末広市場のなかにはレトロなインテリアのFMスタジオ「末広市場ディ!放送所」もあり、タイミングがあえばラジオの生放送中のラジオブースを目にすることもある。定休日や営業時間は各店舗によって異なるので、気になる店はあらかじめ調べてから訪れよう。末広市場 永田橋市場の周辺には、地元民に人気の飲食店や商店など魅力的な店も多いので、気の向くままに散策してみて。
    名瀬中心部の永田橋交差点からすぐの川沿いにある
  • spot 20
    加計呂麻島
    自然の圧倒的な生命力にあふれる小さな楽園
    奄美大島の南端からさらにフェリーで約25分、大島海峡を渡った場所に浮かぶ加計呂麻島(かけろまじま)。豊かな自然と奄美よりもさらにゆったりとした穏やかな時間の流れが、多くの旅人を虜にしている。
    リアス式の複雑な海岸線が織りなす島影が美しい
  • spot 21
    スリ浜
    加計呂麻島内で随一の透明度を誇る海と真っ白な砂浜
    生間港(いけんまこう)から車で10分ほど走ると、うっそうと茂る木々の間から鮮やかなコバルトブルーが見えてくる。別名「白い村」と呼ばれるスリ浜は、島内でも随一の透明度を誇る美しいビーチだ。手作り感のあるかわいらしい「スリ浜-白い浜-」の看板が掲げられたデイゴの木のアーチをくぐると、目の前に広がるのは真っ白な砂浜と真っ青な海と空。まっすぐに延びる桟橋がなんともフォトジェニックだ。浅瀬にたくさんのサンゴが生息していることから、スノーケルポイントとしても知られ、クマノミなどの熱帯魚はもちろん、運がよければウミガメやイルカに会えることもあるのだそう。夏季はマリンスポーツも盛んで、ダイビングやジェットスキー、ウインドサーフィンを楽しむ人たちで賑わっている。遠浅のビーチなので子連れでも安心だ。シャワーやトイレが完備されているほか、周辺にはカフェを併設する宿泊施設もある。映画『男はつらいよ 寅次郎紅の花』の撮影ロケ地としても有名だ。
    海上タクシーで直接アクセスも可能な人気スポット
  • spot 22
    諸鈍のデイゴ並木
    樹齢300年以上の巨木が並ぶフォトジェニックな小道
    加計呂麻島(かけろまじま)の生間港(いけんまこう)から車で5分ほど。諸鈍(しょどん)長浜の海沿いに続く諸鈍デイゴ並木は、樹齢300年以上という見事な巨木群だ。デイゴはマメ科の落葉高木で、交易船の航海の目印とするために沖縄から持ち込まれたといわれている。毎年5~6月頃に真っ赤な花を開花させるが、開花期間はたった1週間という短さ。花が咲いていない時期も、豊かに葉をつけた立派なデイゴは存在感たっぷり。小道に揺らぐ木漏れ日と沿道に広がる真っ青な海というロケーションはため息ものの風景なので、ぜひ車を降りてのんびりと散策してみて。美しい夕日が見られることでも有名なスポットなので、夕暮れどきを狙って訪れるのもおすすすめだ。並木の一角には映画『男はつらいよ 寅次郎紅の花』ロケ地として使われた家があり、記念石碑もある。またこの集落にある大屯(おおちょん)神社は、毎年旧暦の9月9日に、国指定重要無形民俗文化財にもなっている祭「諸鈍シバヤ」が開催されることでも知られる。
    パワーあふれるデイゴの巨木に圧倒される
  • spot 23
    花富峠
    入り組んだ海岸線が美しい加計呂麻島の知る人ぞ知る絶景スポット
    県道を花富(けどみ)集落から西阿室(にしあむろ)集落に向かう途中の高台にある花富峠は、知る人ぞ知る島内随一の絶景スポット。島のタカテルさんという人がこの場所にブランコを作ったことから通称「タカテルポイント」とも呼ばれているが、現在ブランコはなく腰掛け用の丸太が横たわる。開けた展望スペースからは、草木がうっそうと茂る密度の濃い山々とリアス式の入り組んだ海岸線、その先に広がる青く透明な美しい海、そして無人島「須子茂離(すこもばなれ)」までもが一望できる。真正面に陽が落ちる夕景スポットとしても有名だ。足元は急な崖になっているが柵などはないので、写真撮影に夢中になって足を滑らせないよう注意しよう。周辺の林道は道が険しく狭いうえ落石や倒木なども少なくないので、くれぐれも車の運転には気をつけて。車体の大きな自動車でのアクセスはおすすめしない。時間があれば、ローカル感たっぷりで島人の生活を垣間見られる花富集落や西阿室集落にも立ち寄ってみよう。
    天気のよい日を狙って訪れよう
  • spot 24
    いっちゃむん市場
    生鮮食品からお土産まで島の名物が大集合
    奄美大島から直通のフェリーが発着する瀬相港(せそうこう)。この目の前にあるいっちゃむん市場は、地元民に人気の総合市場だ。地元の人たちの待ち合わせ場所や憩いの場になっているほか、フェリーの発着時間の前後になると多くの観光客で賑わいを見せる。店内には、島内で採れた新鮮な野菜や果物、魚介類がずらり。島豚の三枚肉やロース肉、レバーなどの各部位や地魚の刺身もあるので、ゲストハウスなどに宿泊し自炊をする場合などはここで食材を調達するといいだろう。また、サトウキビを使った特産の「きび酢」や黒糖などの加工品、島の人が作ったユニークなデザインのTシャツ、サンゴや夜光貝を使ったアクセサリーなど、お土産に最適なアイテムも豊富にそろう。島のフルーツを使ったアイスやソフトクリーム、奄美のソウルドリンク「ミキ」は、島内散策中のおやつにぴったり。観光の始まりにも終わりにも、加計呂麻島に訪れたなら一度は訪れたいスポットだ。
    島民も利用する直売店なので値段も安い
  • spot 25
    ホノホシ海岸
    美しい玉石がビーチ一面を埋め尽くす神秘的な景観
    奄美空港から車で約2時間、奄美大島の南端の岬にあるホノホシ海岸は、奄美大島の海岸のなかでも特徴的な景観で知られている。一見白い砂浜が広がるように見えるこの浜辺は、砂浜ではなくすべて石。奄美大島は比較的穏やかな海岸が多いなか、ホノホシ海岸は太平洋に面し波が荒々しいことから、波に揉まれ角の取れた拳サイズの玉石がビーチ一面を埋め尽くしている。波が寄せるたびに石の転がる音がカラカラと海岸中に響きわたり、なんとも不思議な雰囲気だ。自然が生み出した玉石は思わず持ち帰りたくなる美しさだが、ホノホシ海岸の石を持ち帰ると災いが降りかかるという昔からの言い伝えがあることから、石の持ち出しは禁止されている。海岸の真ん中にそびえ立つ大きな岩のうしろには祠があり、大潮の干潮時には中を見ることもできる。駐車場から海岸までは広々とした公園となっており、10-12月頃には奄美大島を北限とするキク科の多年草「イソノギク」が見頃を迎える。
    切り立った奇岩に囲まれたワイルドな海岸
  • spot 26
    宮古崎
    地球の丸さを実感する壮大な風景は一見の価値あり
    青い海と空、群生するササのコントラストが美しい奄美大島随一の景勝地。宮古崎は、名瀬(なぜ)の中心地から車で25分ほど行った大和村国直(くになお)にあるので、まずは県道79号線沿い宮古崎トンネルを抜けてすぐ右折した先にある駐車場へ向かおう。そこから宮古崎の岬までは1470mの遊歩道が整備されており、のんびり歩いて20分ほど。起伏のあるちょっとしたハイキングなので、歩きやすい靴と服装、日焼けや熱中症対策を万全にして訪れるといいだろう。岬一帯には腰丈ほどのリュウキュウササが群生しており、一面の鮮やかなグリーンとその先に広がる東シナ海のパノラマビューは、地球の丸さを実感する壮大な風景だ。通常は高さ5mほどまで成長するリュウキュウササだが、潮風の当たる環境で大きく育たないためこのような不思議な景色が生み出された。地元では笹の草原という意味で「宮古崎ササント」と呼ばれている。2018年(平成30)に放映された大河ドラマ『西郷どん』オープニングのロケ地としても知られる。
    宮古崎一帯は国立公園にも指定されている
  • spot 27
    マテリヤの滝
    深い森のなかで陽の光を浴びキラキラと輝く神秘の滝
    奄美大島の最高峰、湯湾岳(ゆわんだけ)のふもとに広がる森林公園「奄美フォレストポリス」内にある神秘的な滝で奄美群島国立公園に指定されている。「マ・ティダ・ヌ・コモリ」という「本当に美しい太陽の滝つぼ」を意味する奄美の方言が名前の由来で、うっそうとした森のなかでこの滝つぼの上だけが陽の光で美しく輝いていたことからこう呼ばれるようになったといわれている。特に正午前後は太陽が真上から降り注ぎ、名前のとおり美しい滝つぼを見ることができる。浅瀬から滝に近づくにつれてエメラルドグリーンの色が濃くなるグラデーションは、うっとりするような美しさ。周辺の石の上は非常に滑りやすいので足元には注意しよう。周囲に腰をかけてひんやりとした空気を浴びながらのんびり過ごすだけでも十分リフレッシュできるはず。マテリヤの滝を訪れるネイチャーツアーも催行されているので、気になる人は参加してみよう。
    高さ12mとそれほど大きな滝ではないが存在感がある
  • spot 28
    Frasco
    島中から厳選されたセンスのよいお土産がそろう
    奄美大島北部の龍郷町(たつごうちょう)にあるお土産セレクトショップ。奄美の特産品を扱う通販サイト「がじゅMarine」を運営する夫婦が営む小さな店に並ぶのは、作り手とじっくり対話しながらこだわって選び抜いた商品だけ。大島紬グッズからお菓子、調味料、そして地元の職人とコラボしたオリジナル商品まで盛りだくさんの品ぞろえだ。おすすめは、やさしい色味のカラフルなカップの表面に立体加工が施されたオリジナルマグカップ。デザインは店のロゴをはじめ、大島紬の代表柄である龍郷柄などがあり、どれもセンス抜群だ。島のスモモやタンカンを使ったジャムや調味料、黒糖を使ったお菓子なども人気で、それらをプレゼントに喜ばれそうな詰め合わせにしたセット商品があるのもうれしい。また、人気の大島紬の伝統柄の色紙やマスキングテープは、柄違いで大人買いしていく人も少なくないのだとか。名瀬方面から奄美大島の空港へ向かう途中にあるので、島を発つ前のお土産探しにも最適だ。
    キュートなラッピングでプレゼントにも喜ばれそう
  • spot 29
    丸屋レストラン
    奄美が誇る養殖マグロを鮮度抜群な刺身で豪快に食らう
    奄美大島南部に位置する瀬戸内町は、実はクロマグロ(本マグロ)の養殖日本一を誇るマグロの町。ほとんどは関東や関西に出荷されているが、瀬戸内町でも地元産のクロマグロが食べられる店がいくつかある。そんな食事処のひとつが、創業30年以上続く地元の人気店、丸屋レストランだ。店内はすべて座敷席となっており、地元の家族連れやグループ客で賑わうアットホームな雰囲気だ。メニューは定食や丼から、麺類、郷土料理、酒の肴などとにかく種類豊富。新鮮なクロマグロを存分に味わいたいなら「クロマグロ入り刺身定食」(2500円)や「炙り黒マグロ丼」(1980円)がおすすめだ。いずれも厚くカットされたクロマグロをメインに地元の旬の魚介が並びボリュームは満点。天然物に劣らない脂のノリと引き締まった身が特徴の養殖マグロは奄美らしい甘口醤油とも相性がよく、濃厚なうまみとほのかな甘みが口いっぱいに広がる。マグロ好きにはたまらない逸品だ。箸休めには、瀬戸内産天然もずくを使った「もずく酢」(440円)や「ざるもずく」(500円)をどうぞ。
    「刺身定食」(1870円)はコスパのよさも魅力
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