お昼の12時までゆっくり過ごせる、温泉自慢の宿5選

最近、増えつつあるのが12時チェックアウトの宿。わずか1〜2時間の差と思っても、ゆっくり起きてブランチをしたり、朝湯にのんびり浸かったり、想像以上に楽しみの幅が広がります。そこで、今回はそんな12時チェックアウトで温泉自慢の宿をご紹介しましょう。1．館内施設が充実。予約困難な北信濃の一軒宿花仙庵　仙仁温泉岩の湯（長野県／北信）チェックインラウンジ須坂長野東ICから30分ほど入った山間に立つ「花仙庵　仙人温泉岩の湯」。実はここ、予約が取りにくいことでも知られる人気宿。仙人川を眼下にするティールーム、ライブラリー、洒落たラウンジスペースも数多くあって、館内施設がかなり充実。チェックアウトが12時だから、あちらもこちらも余裕で楽しめます。洞窟風呂湯処も個性的。奥行き30メートルの洞窟風呂を筆頭に、広い大浴場と露天風呂、石風呂などの貸切風呂もあって、夜も朝も何度でも入りたくなりますよ。湯は掛け流しの弱アルカリ性単純温泉。飲泉所も備えています。「仙山亭」客室「何よりの魅力は温かなもてなし」と、口を揃えるゲストが多数。次の予約を入れてから帰るリピーターの姿が、この宿の真価を物語っています。花仙庵　仙仁温泉岩の湯長野県／北信詳細情報はこちら 2．「ルレ・エ・シャトー」加盟の、温泉付客室発祥の宿忘れの里　雅叙苑（鹿児島県／妙見温泉）天降川沿いの緑の中に点在する茅葺き屋根の古民家。深い軒。苔むした石畳。まるで日本の原風景を訪ねたような懐かしさに包まれる「忘れの里　雅叙苑」は、鹿児島空港溝辺ICから約15分。「ルレ・エ・シャトー」のメンバーだけあって、海外からの賓客も多く訪れる日本を代表する名宿のひとつです。「椿（tsubaki）」お風呂リビング付き特別客室（タイプE）日本で初めて客室に温泉露天風呂を設けたのもこの宿とか。全8室も露天風呂付か、部屋の中に内湯を設けた“お風呂リビング”スタイル。どちらの部屋タイプも甲乙つけ難い居心地の良さを誇ります。20トンもの岩をくり抜いた浴槽を据えた大浴場「建湯（たけるゆ）」や、炭酸の泡がはじける「うたせ湯」「ラムネ湯」での湯浴みもおすすめ。12時のチェックアウトまで、敷地内の散策と合わせてたっぷり味わい尽くして。忘れの里　雅叙苑鹿児島県／妙見温泉詳細情報はこちら 3．信州最古の温泉で楽しむ和の情緒かしわや本店（長野県／上田市）離館【天然温泉※露天風呂付き】和室10畳+次室＜ベッド＞信州最古の温泉と伝わる、長野県上田市の別所温泉。外湯巡りもできる温泉街から少し外れた場所に立つ「かしわや本店」は、創業100余年になる老舗宿です。一歩入れば、全館畳敷。本館と離館に15の意匠を凝らした部屋があって、和の風情に包まれた静かな滞在が叶います。岩の湯（檜の露天風呂）湯処は大きく分けて、大浴場「岩の湯」、清々しい木の香が漂う総檜造の「悠々自適の湯」、貸切風呂の「常楽の湯」の3カ所。湯はほのかに硫黄臭がある弱アルカリ性の単純硫黄泉で、肌がすべすべになると好評です。チェックアウトが12時までなので、朝の湯浴みを満喫してみては。食事も自慢。月替わりの会席料理には、信州牛や、信州サーモンなど地元の名産品があれこれと。秋の松茸を目当てに訪れる人も大勢います。かしわや本店長野県／上田市詳細情報はこちら 4．湯畑の真ん前に立つモダンアート宿で、白濁の白旗源泉に浸かるきむらや（群馬県／草津温泉）草津温泉の象徴である「湯畑」の真ん前に立つ「きむらや」。黒一色の変形の外観は、一度見たら忘れられない強いインパクトを放ちますが、内部も負けず劣らずのデザインコンシャスな空間。設計を建築家の隈研吾氏が担当しています。湯は草津最古の湯と言われる白旗源泉。泉質で言えば、酸性・含硫黄―アルミニウムー硫酸塩・塩化物温泉で、草津では唯一となる白濁湯です。もちろん、源泉掛け流し。草津の中でも白旗源泉を引く宿は数えるほどしかなく、湯畑を眺めながら源頼朝が入浴したとされる白旗の湯に浸かれる、希少な機会となりますよ。1日1組限定で小学生以下の利用は不可。12時のチェックアウトまでプライベートなひとときを。アートと湯にこだわりがある大人にこそ、ぜひ訪れて欲しい宿です。きむらや群馬県／草津温泉詳細情報はこちら 5．有馬の名湯を森の中のツリーハウス型の露天風呂で楽しめる宿有馬山叢　御所別墅（兵庫県／有馬温泉）ツリーハウス温泉露天・低温サウナ付ヴィラ　コルボ・デ・オウロ「日本最古の温泉」と言われる有馬温泉で、なんとも斬新なツリーハウス型の温泉を備える宿「有馬山叢　御所別墅」。その珍しい温泉を楽しめる客室が「ツリーハウス温泉露天・低温サウナ付ヴィラ　コルボ・デ・オウロ」。有馬の森に埋もれるような、鳥の巣を思わせるツリーハウス型のデザインで、このスタイルの温泉は世界初なのだとか。ツリーハウス温泉「コルボ・デ・オウロ」湯は金泉。空気に触れると「陶色」に変わる金泉は、有馬温泉の代名詞とも言える名湯。ちなみに内風呂も金泉です。サーマルルームこのほか、体温とほぼ同じ温度に保たれたサーマルルームやアロマテラピーの施術が受けられるサロンもあり、自分磨きにぴったり。もしかすると、12時のチェックアウトでも時間が足りず、連泊したくなるかもしれません。有馬山叢　御所別墅兵庫県／有馬温泉詳細情報はこちら 12時チェックアウトが可能な、温泉自慢の宿をご紹介しました。宿を選ぶ際のひとつの目安としてみれば、これまでは気づかなかった素敵な宿に出会えるかもしれませんよ。　