松島・塩竈
MATSUSHIMA / SHIOGAMA
伊達政宗が愛した日本三景・松島から寿司の街・塩竈へ
宮城県沿岸部の中央に位置する松島と塩竈。260余りの島々が湾内に浮かぶ松島湾は、京都の天橋立、広島の宮島と並ぶ日本三景に数えられる絶景スポットとして知られる。瑞巌寺、五大堂、観瀾亭など、仙台藩主・伊達政宗ゆかりの史跡が多く、美景と歴史を楽しみながらの散策が人気だ。天気のいい日には、松島湾を遊覧船で巡るのもおすすめ。湾内では冬になると名物の牡蠣が獲れ、町内の飲食店で、焼牡蠣や生牡蠣、牡蠣丼などで味わえる。松島に隣接する塩竈には、1200年以上の歴史をもち「しおがまさま」の名で親しまれる鹽竈神社がある。かつてその門前町として栄えたことから、老舗の餅屋や菓子店、酒屋などが点在し、落ち着いたたたずまいを見せている。今は国内有数の生マグロ水揚げ量を誇る港町。市場や市内の飲食店で、旬の魚介を味わえるのが魅力だ。
エリアの見どころ
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洗心庵
- 松島名物の牡蠣を丼でいただく
- 「円通院(えんつういん)」の参道沿いにある和風モダンの建物が食事・甘味処「洗心庵」だ。もともと円通院の参拝客向けにお茶や軽食を出す茶寮として60年ほど前に創業。宮城の土産を扱う販売コーナーもあり、松島観光の立ち寄りスポットとして人気がある。食事の名物は「かき丼」。松島産の牡蠣を使った牡蠣フライを甘じょっぱい卵とじに。牡蠣の濃厚なうまみに、甘みのある卵が相性抜群。玉ねぎのシャキシャキとした食感もアクセントになっている。ほかにも「穴子天丼」、「牛たん膳」などがあり、ランチにぴったりだ。洗心庵は甘味メニューが多いのも特徴。宮城の郷土料理で、粒の大きな枝豆をすりつぶして砂糖で甘くしたずんだをたっぷりからめた「ずんだ餅」は、枝豆の風味が口いっぱいに広がる。テイクアウトできる「寺町あいす」は店おすすめのメニュー。抹茶や豆腐、本ワサビなど多彩なフレーバーが20種類以上あり、自分好みの味を選ぶのも楽しい。
- スポットの詳細
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洗心庵
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藤田喬平ガラス美術館
- ガラス工芸の第一人者・藤田喬平の作品を鑑賞
- 日本を代表するガラス工芸作家のひとり、藤田喬平(ふじたきょうへい)の作品を展示する「藤田喬平ガラス美術館」。日本三景に数えられる松島にある宿泊施設「松島温泉 松島一の坊」に隣接されている。藤田の代表作である色ガラスと金箔を混ぜた飾筥(かざりばこ)シリーズも展示され、見ごたえたっぷり。
- スポットの詳細
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藤田喬平ガラス美術館
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鹽竈神社博物館
- 神社の貴重な歴史資料を展示するミュージアム
- 「しおがまさま」の名で親しまれる奥州一宮鹽竈神社に伝わる古文書や貴重な歴史資料などを展示する博物館。江戸時代の鹽竈神社の神職を代表する知識人であった藤塚知明の屋敷跡に、1965年(昭和40)に建てられた。1階の受付を通り、まず目に入るのは壮麗な飾り付けを施された神輿で、重さは1tにもなる。その横には、神社に伝わる古文書や刀剣などを展示。刀剣のなかには「来国光」「雲生」といった重要文化財に指定されている太刀も。いずれも鎌倉時代の作で、ガラス越しではあるがすぐ近くから見学できるのはうれしい限りだ。2階に上ると、そこでは塩竈とは切っても切れない深い関係にある製塩の資料展示や、古くから盛んであった漁業に関しての展示を行っている。天井には大きなクジラの骨格標本が吊るされていて迫力満点だ。
- スポットの詳細
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鹽竈神社博物館
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海商の館・旧亀井邸
- 大正ロマン漂う別荘兼迎賓館
- 鹽竈神社の東参道(裏坂)の鳥居をくぐり、坂を上っていく途中の左手に建つのが「旧亀井邸」だ。ここは、1924年(大正13)に総合商社カメイの創業者・亀井文平(かめいぶんぺい)氏が建てた別荘兼迎賓館で、伝統的な日本建築に西洋建築を併置して造られた「和洋併置式住宅(わようへいちしきじゅうたく)」。住宅内には手の込んだ繊細なディテールが施されており、コウモリをモチーフにした鋳物の取手や海外から取り寄せたモザイクタイルを使った玄関、金運を呼ぶ金魚が透かし彫りされた欄間などがある。旧亀井邸が造られた大正から昭和初期は、材料の流通が活発化し上質なものが手に入りやすくなったり、大工道具の発達が頂点に達したりと良い建築物ができる条件がそろっていた。旧亀井邸にはその意匠が凝縮。ほかに類例を見ない貴重な建物となっている。
- スポットの詳細
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海商の館・旧亀井邸
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おさんこ茶屋
- 江戸時代から続く老舗だんご
- 鹽竈神社と縁の深い「御釜神社」がある塩竈市本町。昔ながらの商店や蔵の並ぶ、懐かしい風情が残る道沿いに「おさんこ茶屋」はたたずむ。もともと宮大工をしていた家で、かれこれ230年以上前、江戸時代に茶屋を創業したという。「大工の妻が、今でいう副業みたいな感じで始めたのでは」と現店主の鈴木雄三さん。「三色だんご」はどこの茶屋でもよく聞くが、おさんこ茶屋では「五色だんご」が名物となっている。あんこ、づんだ、くるみ、ごま、しょうゆという5種類の餡で、毎朝かまどで炊いただんごを包む。つるりとした独特のなめらかな食感の餅と、しっかり甘い餡の組み合わせは、昔からずっと変わらない絶妙な組み合わせ。いくつでも食べられそうなおいしさだ。2021年(令和3)現在は店内での飲食はできず、テイクアウトのみでの販売。
- スポットの詳細
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おさんこ茶屋
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加瀬 塩釜市場店
- マグロの5つの部位を丼に!
- 塩釜水産物仲卸市場内にある食堂で、お手頃価格ながら、魚の鮮度の良さ、盛りの良さで人気の店。メニューの中心は丼で、20種以上の海鮮丼系メニューがずらりと並ぶ。何を注文しようか迷ったら、塩竈名物のマグロの部位5か所を載せた「まるごと鮪丼」がおすすめだ。頭のトロ、カマトロ、中トロ、赤身、中落ちが入って1210円という、市場ならではの価格で提供。さすがに、マグロの量に限りがあり、毎日限定10食なので早い者勝ちだ。このほか、松島産穴子の刺身が載った「活あなご刺し丼」や旬のネタが盛られた「おまかせ三色丼」、通なマグロ好きに人気の「赤身丼」など、一度は食べてみたい丼がめじろ押し。市場の買い物帰りに気軽に立ち寄ってみよう。
- スポットの詳細
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加瀬 塩釜市場店
人気スポット
旅のヒント
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その1
松島へは、仙台駅からJR仙石線で約40分、松島海岸駅に着く。塩竈へは、仙台駅からJR仙石線で約30分、本塩釜駅へ。
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その2
松島、塩竈とも、主要な観光物件や飲食店が駅周辺にあり、駅を出てから散策がてら観光を楽しめる。
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その3
塩竈・松島間では、船の定期便もある。所要約50分。日本三景の松島湾を遊覧しながら向かうのもまた格別。
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その4
冬の松島名物といえば牡蠣。飲食店で牡蠣を味わうのもいいが、ここ数年人気なのは、食べ放題で楽しむ「牡蠣小屋」。
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