藤田喬平ガラス美術館

美術館

ガラス工芸の第一人者・藤田喬平の作品を鑑賞

日本を代表するガラス工芸作家のひとり、藤田喬平(ふじたきょうへい)の作品を展示する「藤田喬平ガラス美術館」。日本三景に数えられる松島にある宿泊施設「松島温泉 松島一の坊」に隣接されている。藤田の代表作である色ガラスと金箔を混ぜた飾筥(かざりばこ)シリーズも展示され、見ごたえたっぷり。

藤田喬平の世界を存分に堪能できる美術館 藤田喬平の世界を存分に堪能できる美術館

宮城旅の観光スポット・松島にある美術館

JR松島駅から歩いて約10分。松島湾を望む絶好のロケーションに建つ「松島温泉 松島一の坊」に隣接するかたちで「藤田喬平ガラス美術館」はある。1987年(昭和62)、一の坊グループの会長が、記念品として手にした藤田作のガラスの徳利の美しさに魅了され、本人に美術館開館の許可を得て、1996年(平成8)4月にオープン。館内には藤田の作品のほか、息子の藤田潤(ふじたじゅん)氏のガラス作品も展示。また、屋外に広がる約7000坪(2万3140平方メートル)の庭園も散策できるようになっている。

色とりどりのガラス作品が並ぶ 色とりどりのガラス作品が並ぶ

ガラス工芸の第一人者・藤田喬平とは?

ガラス工芸家・藤田喬平は1921年(大正10)4月28日、東京府豊多摩郡大久保町(現:東京都新宿区百人町)に生まれた。東京美術学校工芸科彫金部を卒業するが、ガラス工芸に転向。国際的に知られるようになったのは、日本の伝統工芸の技術を生かした飾筥のシリーズである。その後、1977年(昭和52)、56歳のときにヴェネツィアングラスのメッカと呼ばれるムラーノ島に渡り、本場の職人と共に制作。ヴェネツィアングラスの技法を取り入れたカンナ文様の鮮やかな花器などを生み出した。2002年(平成14)にはガラス工芸家として初の文化勲章を受章。2004年(平成16)、83歳で逝去するまで、50年以上にわたりガラス工芸に情熱を注ぎ込んだ。

藤田喬平の代表作『飾筥 紅白梅』 藤田喬平の代表作『飾筥 紅白梅』

藤田喬平のガラス作品の世界に浸る

入り口からロビーを通り、幻想的なライティングが印象的な「青のホール」の先に広がるのが第一展示室。ここには藤田の代表作である飾筥が展示されている。国際的には「フジタのドリームボックス」という愛称で親しまれているシリーズ。その名の由来は、海外のインタビュアーからの「この筥には何を入れたらよいのか?」という質問に対して、藤田が「この筥には夢を入れなさい」と答えたことから。『飾筥 紅白梅』はいくつか展示されている飾筥シリーズのなかでも特徴的な作品。金箔やプラチナ箔があしらわれたなかに、赤と白の梅の花びらが散りばめられている。一見、ガラスとは思えない華やかかつ、重厚な雰囲気が漂う作品は、息をのむほどの美しさ。同じ展示室には、息子の潤氏が手がけた神秘的な青の飾筥もある。

ガラスアートを鑑賞したあとはミュージアムショップへ

第二展示室にはヴェネツィアで生み出した作品を展示している。見る者を魅了する鮮やかな色使いと優雅な流線が特徴の『ヴェニス花器』も印象的。また、2002年(平成14)に発表された『Bacchus』は、ゴールドに光輝くブドウがまるで本物のように見える繊細な作品だ。藤田の遺作のオブジェ『睡蓮』も鑑賞できる。展示のなかには松島をテーマにした作品もある。1995年(平成7)に発表された『瑞巌寺を想う』は、木々の葉を思わせる深い緑のガラスが、見ているだけで心を穏やかにさせてくれる。伊達政宗が再建した瑞巌寺の杉並木と本堂、政宗の兜(弦月の前立)をイメージして表現している。展示はすべて撮影可能なので、旅の思い出にもなるだろう。展示を鑑賞したあとはミュージアムショップでショッピング。国内のガラス作家が制作した一点もののガラス作品のほかに、服飾雑貨などをラインナップ。ギフト選びにもぴったりだ。

躍動感のある『ヴェニス花瓶』 躍動感のある『ヴェニス花瓶』

金色に輝く『Bacchus』 金色に輝く『Bacchus』

『瑞巌寺を想う』 『瑞巌寺を想う』

展示室の先にあるミュージアムショップ 展示室の先にあるミュージアムショップ

スポット詳細

住所
宮城県宮城郡松島町高城字浜1-4
電話番号
0223533322

情報提供: ナビタイムジャパン

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クチコミ

  • 松島町散策
    3.0 投稿日:2021.04.12
    松島町散策にて立ち寄りました。最寄り駅からは少し歩きます。ガラスの作品が色々展示されていて、庭園にはガラスのチャペルがあり素敵でした○
  • 一見の価値大いに有り!
    5.0 投稿日:2020.03.31
    文化功労受賞者の藤田喬平さんの作品をまとめて鑑賞することのできる美術館です。大変恐縮ながら、存じ上げませんでしたが、大変に素晴らしい作品の数々に深く感銘を受けました。一の坊宿泊者は無料で見学できますが、わざわざ見に行く価値は大いにあると思います。最初に30分のビデオ上映があります。こちらをぜひ見ることをオススメします。藤田氏の作陶風景や代表作についての理解を深めるための参考となります。
  • 訪れてほしい貴重な美術館。
    5.0 投稿日:2019.12.08
    一の坊に宿泊すると無料だそうです。たくさんの作品が、展示方法も工夫されていて魅入ってしまいました。庭園を散策でき松島にいることを忘れてしまいそうです。ショップはいろいろなガラス工芸作家さんとコラボしているようですし、今の時期はクリスマスやお正月の飾りがたくさん置いてありました。

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