宮城
三陸
SANRIKU
変化に富んだ景色の続く三陸海岸へ
青森県東南部から岩手県を通り、宮城県石巻まで続く三陸海岸。その総延長は600kmを超える。親潮と黒潮が出合う海域で、年間を通して多くの魚が獲れる漁場であることから、世界三大漁場のひとつに数えられている。豊かな水産資源を背景に、石巻や気仙沼は古くから良港として知られている。東日本大震災では甚大な被害を被ったが、石巻、気仙沼、南三陸では、防潮堤が完成し、観光施設の整備や復興商店街のオープンなど、10年前の震災から着実に復興が進んでいる。各地に震災遺構もできてきた。なにより、世界三大漁場で獲れる新鮮な魚介のおいしさは震災前と変わらず健在だ。美しい三陸の風景を眺めながら、観光とグルメをおおいに楽しみたい。
エリアの見どころ
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富喜寿司
- 三陸の旬を握る石巻の名物寿司店
- 石巻駅前で40年以上続く寿司店で、世界三大漁場・三陸沿岸の旬のネタを中心に握る。親方に内容をまかせて握ってもらう「おまかせにぎり」は、その日仕入れたネタによって内容が変わるものの、価格以上のネタを味わえると評判。石巻産のシャコエビ、戻りガツオ、閖上(ゆりあげ)産の赤貝、鯨の尾の身など、宮城ならではのネタもよく並ぶ。特に鯨は、近くの鮎川がかつての捕鯨基地だったことから、親方こだわりのネタ。ショウガ醤油で味わうのがおすすめだ。シャリは宮城産のササニシキ。これもまた創業以来変わらないスタイル。やわらか過ぎず、堅過ぎず、口中でホロリと崩れる握り加減が絶妙。有田焼の器に盛られたネタは、見た目にも鮮やかだ。
- スポットの詳細
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富喜寿司
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いしのまき元気いちば
- 鮮魚や産直野菜、そして名物菓子などを販売
- 北上川沿いのロケーションの良い川辺にある施設で、1階では、新鮮な野菜や魚介類、土産もの、菓子類などを販売している。お手頃価格で旬のものを購入できるとあって地元客も多く訪れる人気スポットだ。鮮魚店では石巻で獲れたタコのたっぷり入ったテイクアウトメニュー「たこまみれ飯」が好評。小盛170g、並盛250g、大盛300gとご飯の量が選べるのもうれしい。やわらかく煮込んだタコと特製ダレが染みたご飯の相性がよく、大盛でも食べられそうなおいしさ。2階はレストランになっていて、海鮮丼やウニクリームパスタなど、三陸の旬の魚介を使ったメニューを味わえる。テラス席もあり、正面に見える北上川と石ノ森萬画館を眺めながらのんびりと食事を楽しめる。
- スポットの詳細
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いしのまき元気いちば
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お魚いちば おかせい
- 新鮮な地魚をどっさり盛った女川の名物丼
- 「シーパルピア女川」と隣接する「地元市場ハマテラス」は、飲食店や水産物を扱う店が入ったミニ市場のような施設。そのハマテラスでひときわ客の多いのが、有名鮮魚店「お魚いちば おかせい」。確かな目利きで仕入れた魚介で作る各種の海鮮丼や握り寿司が評判で、なかでも、その日仕入れた旬魚を「これでもか」というくらい載せた看板メニュー「女川丼」は、ボリュームもあり満足度の高い一杯だ。ネタの数は仕入れ状況によって変わるが、10種類以上は必ず載せている。少々値段は張るが、この女川丼のネタがさらにグレードアップした「特選女川丼」もあり、どちらを選ぶか迷ってしまいそうだ。メニューには、いずれもダシの利いた海鮮汁が付くので、食事をいっそうおいしく味わえる。人気店ゆえ、休日のランチ時は混み合うが、並んでも食べたいお値打ちの一杯だ。
- スポットの詳細
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お魚いちば おかせい
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女川海の膳 ニューこのり
- 新鮮な活穴子を天丼で味わう
- 地元の人も多く通う人気の食事処で、女川をはじめ三陸各地の旬の海鮮料理を堪能できる人気の店。旬の刺身がてんこ盛りの海鮮丼、女川港で水揚げされた生ウニを使った丼、旬魚の天ぷらなど、季節ごとに魅力的なメニューがずらりと並ぶ。なかでも評判なのが、創業以来の定番メニュー「活穴子天丼」だ。地元で獲れた穴子を店で締め、鮮度抜群のまま熱々の天ぷらにしている。肉厚で食べごたえがあり、ふっくらとした仕上がり。なにより丼にまるまる一匹載った穴子の大きさに驚かされる。ほどよいしょっぱさと甘みの特製ダレがかかっていて、至福の味に仕上がっている。仕入れる穴子の数に限りがあり、早い時間に売り切れてしまうこともある人気の逸品だ。
- スポットの詳細
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女川海の膳 ニューこのり
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南三陸さんさん商店街
- 南三陸名物が集まった魅力いっぱいの商店街
- 東日本大震災で被災した、かつての町の中心地にできた商店街。南三陸杉を使った平屋に飲食店や鮮魚店など合計28の店舗が並ぶ。近くには「南三陸町震災復興祈念公園」が整備されていて散策なども楽しめる。
- スポットの詳細
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南三陸さんさん商店街
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弁慶鮨
- 三陸の旬を握る名物寿司店の海鮮丼
- 南三陸さんさん商店街にある人気の寿司店で、寿司職人歴45年以上の店主がこだわりの寿司を握る。東日本大震災で被災し、かつての店舗は流されてしまった。その後、しばらく他県に移り住んでいたが「地元で寿司を握りたい」との思いから、南三陸さんさん商店街に新たに店をオープンさせた。仕入れはおもに、塩竈の仲卸市場から。長年の職人経験で培った目利きによって良質な鮮魚を選び、毎日仕入れている。はらこ(いくら)、穴子、タコの3種のダシを使って炊いた炊き込みご飯「さんこめし」や「海鮮丼」のほか、旬の刺身と南三陸産のメカブがたっぷり入った「志津川丼」などが評判だ。特に親方が「ほとんど赤字だよ」と苦笑いする「海鮮丼」は、仕入れた旬ネタが10種類以上のる豪華な丼で、これを目当てにやって来る客も多い。
- スポットの詳細
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弁慶鮨
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山内鮮魚店
- 豊富な品ぞろえを誇る創業70年以上の老舗鮮魚店
- 1949年(昭和24)に創業。もともとの鮮魚販売に加えて、三陸産にこだわった加工品の製造にも着手。鮮度を保ちながら、いかにそのおいしさを全国の客に届けるかを長年追究してきた。そうして磨かれた高い技術力は、現在のネット通販にも生かされている。南三陸さんさん商店街にある「山内鮮魚店」では、人気の「お刺身バイキング」のほか、テイクアウトの「まぐろ丼」や「いくら丼」、「うに丼」など、ここでしか買えない鮮度抜群の食事メニューを販売している。また、タコや牡蠣などの多くの水産加工品も取り扱っている。地元産のスイーツやお菓子などの土産品も多く、さんさん商店街でも必ず立ち寄りたいお店のひとつだ。
- スポットの詳細
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山内鮮魚店
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気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館
- 東日本大震災で被災した校舎をそのままの形で遺構に
- 記憶はだんだんと風化していく。しかし形として残せば、少なくとも記憶を呼び起こす一縷にはなりえる。2011年(平成23)3月11日、津波によって起こされた惨劇は「目に見える証」としてこの遺構に刻まれている。
- スポットの詳細
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気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館
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気仙沼シャークミュージアム
- サメの水揚げ量日本一の気仙沼ならではの博物館
- フカヒレが名物の気仙沼は、原料となるサメの水揚げ量日本一で、サメとともに長く漁業の歴史を歩んできた。そこでサメと人の関わりや、サメの生態について紹介した施設が誕生。サメの魅力をさまざまな角度から分析している。
- スポットの詳細
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気仙沼シャークミュージアム
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亀山
- 気仙沼湾一望の大パノラマの絶景
- 気仙沼大島の北に位置する「亀山」は、島内一の展望を誇るビュースポット。気仙沼大島ウエルカム・ターミナルから標高235mの亀山を目指し、ゆるやかな登り道となっている県道208号線を走っていく。旅館「亀山荘」を過ぎてすぐのところの駐車場に車を停めて、徒歩で山頂を目指す。東日本大震災前は、亀山山頂行きのリフトがあったのだが、残念ながら被災し今はない。山頂付近で最初に見えてくるのは、亀山レストハウスの白い建物。そこから急な登り道を歩けばすぐに山頂に着く。ウッドデッキがあり、気仙沼市街、気仙沼湾、島内の全景、そして青く澄んだリアス式海岸など、海に浮かぶ島ならではの絶景を眺めることができる。天気のよい日には、遠く金華山もきれいに見晴らせる。ゆっくりと山頂での景色を堪能したあとは、レストハウスから海を眺めながらくつろぐのもおすすめ。3月から11月にかけての土・日曜、祝日には、駐車場から山頂まで、無料のシャトルバスを20分間隔で運行している。
- スポットの詳細
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亀山
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小田の浜海水浴場
- 半円形のカーブを描く全国屈指の美しい海岸
- 気仙沼大島の中央部、太平洋に面して広がる「小田の浜(こだのはま)海水浴場」。外洋に面しているものの、正面の小さな島々、そしてその先の唐桑半島などが波をさえぎることもあり浜辺は穏やかなことが多い。透明度の高い三陸海岸ならではの美しい水が静かに打ち寄せている。2006年(平成18)には、環境省選定の「快水浴場百選」にて、自然景観や水質、美しい浜辺などが高く評価され数少ない特選に選ばれている。東日本大震災では、海岸が瓦礫で埋め尽くされる大きな被害を受けたが、地元住民や全国のボランティアによる地道な清掃活動のおかげで、2012年(平成24)までに回復した。例年海水浴期間は7月中旬から8月中旬までの約1か月。海水浴場に隣接して、震災後に個室のシャワー室を完備したビーチハウスが建てられ、海水浴客に広く利用されている。夏には、海の家や売店も開設、少しずつ震災前の姿を取り戻しつつある。小田の浜の近くには、島を代表する景勝地・龍舞崎があり、クロマツ林を歩く遊歩道の先に岩礁が広がる景観を一望。三陸ならではのダイナミックな景色を楽しめる。
- スポットの詳細
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小田の浜海水浴場
人気スポット
旅のヒント
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その1
石巻へは、仙台駅からJR仙石東北ラインで約60分で石巻駅に着く。気仙沼へは、仙台駅から高速バスで約3時間で気仙沼駅に着く。
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その2
気仙沼へ車利用でアクセスする場合、三陸自動車道が気仙沼まで開通している。仙台から約2時間で到着する。
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その3
石巻から女川に行く場合は、JR石巻線に乗車し約25分、女川駅で下車すれば、駅のすぐ近くにショッピングや飲食を楽しめる「シーパルピア女川」がある。
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その4
南三陸では、季節ごとに内容が変わる「南三陸キラキラ丼」を、多数の協力店で提供。店によって異なる旬の海鮮丼を食べ比べするのも楽しいかも。
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