三陸

SANRIKU

変化に富んだ景色の続く三陸海岸へ

青森県東南部から岩手県を通り、宮城県石巻まで続く三陸海岸。その総延長は600kmを超える。親潮と黒潮が出合う海域で、年間を通して多くの魚が獲れる漁場であることから、世界三大漁場のひとつに数えられている。豊かな水産資源を背景に、石巻や気仙沼は古くから良港として知られている。東日本大震災では甚大な被害を被ったが、石巻、気仙沼、南三陸では、防潮堤が完成し、観光施設の整備や復興商店街のオープンなど、10年前の震災から着実に復興が進んでいる。各地に震災遺構もできてきた。なにより、世界三大漁場で獲れる新鮮な魚介のおいしさは震災前と変わらず健在だ。美しい三陸の風景を眺めながら、観光とグルメをおおいに楽しみたい。

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エリアの見どころ

  • spot 01
    石ノ森萬画館
    石巻で憧れのヒーローたちに会いに行こう!
    『仮面ライダー』や『サイボーグ009』など、多くの傑作漫画を生み出した石ノ森章太郎は、石巻にほど近い宮城県中田町(現・登米市)の出身。石巻へもよく遊びにきていたという縁もあり、構想から6年かけて2001年(平成13)に完成したのが石ノ森萬画館だ。エンターテインメント性の高い石ノ森作品の世界を存分に楽しもう。
    『サイボーグ009』の世界を再現している
  • spot 02
    富喜寿司
    三陸の旬を握る石巻の名物寿司店
    石巻駅前で40年以上続く寿司店で、世界三大漁場・三陸沿岸の旬のネタを中心に握る。親方に内容をまかせて握ってもらう「おまかせにぎり」は、その日仕入れたネタによって内容が変わるものの、価格以上のネタを味わえると評判。石巻産のシャコエビ、戻りガツオ、閖上(ゆりあげ)産の赤貝、鯨の尾の身など、宮城ならではのネタもよく並ぶ。特に鯨は、近くの鮎川がかつての捕鯨基地だったことから、親方こだわりのネタ。ショウガ醤油で味わうのがおすすめだ。シャリは宮城産のササニシキ。これもまた創業以来変わらないスタイル。やわらか過ぎず、堅過ぎず、口中でホロリと崩れる握り加減が絶妙。有田焼の器に盛られたネタは、見た目にも鮮やかだ。
    「おまかせにぎり」3300円
  • spot 03
    いしのまき元気いちば
    鮮魚や産直野菜、そして名物菓子などを販売
    北上川沿いのロケーションの良い川辺にある施設で、1階では、新鮮な野菜や魚介類、土産もの、菓子類などを販売している。お手頃価格で旬のものを購入できるとあって地元客も多く訪れる人気スポットだ。鮮魚店では石巻で獲れたタコのたっぷり入ったテイクアウトメニュー「たこまみれ飯」が好評。小盛170g、並盛250g、大盛300gとご飯の量が選べるのもうれしい。やわらかく煮込んだタコと特製ダレが染みたご飯の相性がよく、大盛でも食べられそうなおいしさ。2階はレストランになっていて、海鮮丼やウニクリームパスタなど、三陸の旬の魚介を使ったメニューを味わえる。テラス席もあり、正面に見える北上川と石ノ森萬画館を眺めながらのんびりと食事を楽しめる。
    地元農家が運んでくる新鮮野菜も販売
  • spot 04
    田代島
    周囲11kmの小さな「猫の楽園」
    石巻の海上に浮かぶ田代島には、離島ならではののどかな自然のなか、100匹以上の猫が暮らしている。自由な姿で暮らす猫たちの姿に癒やされる、と世界中から猫好きが来島。猫の楽園は、猫好きの人にとってもパラダイスなのかもしれない。
    漁港にはいつも猫たちの姿がある
  • spot 05
    シーパルピア女川
    ロケーション抜群、女川港を望む美しいプロムナード
    三陸復興国立公園地域にある女川は、天然の良港として知られる海の町。そのシンボル的な存在がシーパルピア女川。駅前から続くレンガの道を行くと、沿道には飲食店や雑貨店、日用品店など多くの店が並んでいる。
    JR女川駅からシーパルピア女川を望む
  • spot 06
    お魚いちば おかせい
    新鮮な地魚をどっさり盛った女川の名物丼
    「シーパルピア女川」と隣接する「地元市場ハマテラス」は、飲食店や水産物を扱う店が入ったミニ市場のような施設。そのハマテラスでひときわ客の多いのが、有名鮮魚店「お魚いちば おかせい」。確かな目利きで仕入れた魚介で作る各種の海鮮丼や握り寿司が評判で、なかでも、その日仕入れた旬魚を「これでもか」というくらい載せた看板メニュー「女川丼」は、ボリュームもあり満足度の高い一杯だ。ネタの数は仕入れ状況によって変わるが、10種類以上は必ず載せている。少々値段は張るが、この女川丼のネタがさらにグレードアップした「特選女川丼」もあり、どちらを選ぶか迷ってしまいそうだ。メニューには、いずれもダシの利いた海鮮汁が付くので、食事をいっそうおいしく味わえる。人気店ゆえ、休日のランチ時は混み合うが、並んでも食べたいお値打ちの一杯だ。
    盛りの良さが評判の「女川丼」1500円
  • spot 07
    女川海の膳 ニューこのり
    新鮮な活穴子を天丼で味わう
    地元の人も多く通う人気の食事処で、女川をはじめ三陸各地の旬の海鮮料理を堪能できる人気の店。旬の刺身がてんこ盛りの海鮮丼、女川港で水揚げされた生ウニを使った丼、旬魚の天ぷらなど、季節ごとに魅力的なメニューがずらりと並ぶ。なかでも評判なのが、創業以来の定番メニュー「活穴子天丼」だ。地元で獲れた穴子を店で締め、鮮度抜群のまま熱々の天ぷらにしている。肉厚で食べごたえがあり、ふっくらとした仕上がり。なにより丼にまるまる一匹載った穴子の大きさに驚かされる。ほどよいしょっぱさと甘みの特製ダレがかかっていて、至福の味に仕上がっている。仕入れる穴子の数に限りがあり、早い時間に売り切れてしまうこともある人気の逸品だ。
    店の看板メニュー「活穴子天丼」1870円
  • spot 08
    南三陸さんさん商店街
    南三陸名物が集まった魅力いっぱいの商店街
    東日本大震災で被災した、かつての町の中心地にできた商店街。南三陸杉を使った平屋に飲食店や鮮魚店など合計28の店舗が並ぶ。近くには「南三陸町震災復興祈念公園」が整備されていて散策なども楽しめる。
    商店街のシンボルはモアイ像
  • spot 09
    弁慶鮨
    三陸の旬を握る名物寿司店の海鮮丼
    南三陸さんさん商店街にある人気の寿司店で、寿司職人歴45年以上の店主がこだわりの寿司を握る。東日本大震災で被災し、かつての店舗は流されてしまった。その後、しばらく他県に移り住んでいたが「地元で寿司を握りたい」との思いから、南三陸さんさん商店街に新たに店をオープンさせた。仕入れはおもに、塩竈の仲卸市場から。長年の職人経験で培った目利きによって良質な鮮魚を選び、毎日仕入れている。はらこ(いくら)、穴子、タコの3種のダシを使って炊いた炊き込みご飯「さんこめし」や「海鮮丼」のほか、旬の刺身と南三陸産のメカブがたっぷり入った「志津川丼」などが評判だ。特に親方が「ほとんど赤字だよ」と苦笑いする「海鮮丼」は、仕入れた旬ネタが10種類以上のる豪華な丼で、これを目当てにやって来る客も多い。
    旬のネタがてんこ盛りの「海鮮丼」2800円
  • spot 10
    山内鮮魚店
    豊富な品ぞろえを誇る創業70年以上の老舗鮮魚店
    1949年(昭和24)に創業。もともとの鮮魚販売に加えて、三陸産にこだわった加工品の製造にも着手。鮮度を保ちながら、いかにそのおいしさを全国の客に届けるかを長年追究してきた。そうして磨かれた高い技術力は、現在のネット通販にも生かされている。南三陸さんさん商店街にある「山内鮮魚店」では、人気の「お刺身バイキング」のほか、テイクアウトの「まぐろ丼」や「いくら丼」、「うに丼」など、ここでしか買えない鮮度抜群の食事メニューを販売している。また、タコや牡蠣などの多くの水産加工品も取り扱っている。地元産のスイーツやお菓子などの土産品も多く、さんさん商店街でも必ず立ち寄りたいお店のひとつだ。
    三陸の旬の魚をさまざまな加工品にして販売している
  • spot 11
    気仙沼大島大橋
    気仙沼大橋と本土を結ぶ、希望の架け橋
    気仙沼大島の島民が待ち望んでいた本土との架け橋が完成したのは2019年(平成31)。きっかけは2011年(平成23)に発生した東日本大震災だった。島は本土と分断されるほどの大きな津波被害に遭い、改めて橋の必要が再認識されたのだ。
    アーチ型が美しい、気仙沼大島大橋
  • spot 12
    気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館
    東日本大震災で被災した校舎をそのままの形で遺構に
    記憶はだんだんと風化していく。しかし形として残せば、少なくとも記憶を呼び起こす一縷にはなりえる。2011年(平成23)3月11日、津波によって起こされた惨劇は「目に見える証」としてこの遺構に刻まれている。
    冷凍工場が激突し4階部分が破壊された校舎
  • spot 13
    気仙沼「海の市」
    気仙沼の海の魅力がいっぱい詰まった買い物スポット
    生鮮カツオの水揚げ量日本一で知られる気仙沼港を目の前にした、買い物や飲食を楽しめるスポット。新鮮な魚介を買って食べて、思い切り堪能したい。幅広い世代に人気の「海の子ホヤぼーや」グッズを購入できるショップも好評。
    気仙沼港エリアの人気スポット
  • spot 14
    気仙沼シャークミュージアム
    サメの水揚げ量日本一の気仙沼ならではの博物館
    フカヒレが名物の気仙沼は、原料となるサメの水揚げ量日本一で、サメとともに長く漁業の歴史を歩んできた。そこでサメと人の関わりや、サメの生態について紹介した施設が誕生。サメの魅力をさまざまな角度から分析している。
    巨大なホホジロザメのオブジェは迫力満点
  • spot 15
    巨釜・半造
    荒々しい海の景観を楽しめる唐桑半島の名勝
    ドーン!と響く打ち寄せる波の音、吹き渡る潮風、強風にさらされ這うように伸びる木々。唐桑半島の東海岸に位置する名勝「巨釜・半造」は、三陸海岸を代表する景観で、ダイナミックな自然の驚異を感じさせてくれるスポットだ。
    岩礁が複雑に入り組んだリアス特有の海岸
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旅のヒント

  1. その1

    石巻へは、仙台駅からJR仙石東北ラインで約60分で石巻駅に着く。気仙沼へは、仙台駅から高速バスで約3時間で気仙沼駅に着く。

  2. その2

    気仙沼へ車利用でアクセスする場合、三陸自動車道が気仙沼まで開通している。仙台から約2時間で到着する。

  3. その3

    石巻から女川に行く場合は、JR石巻線に乗車し約25分、女川駅で下車すれば、駅のすぐ近くにショッピングや飲食を楽しめる「シーパルピア女川」がある。

  4. その4

    南三陸では、季節ごとに内容が変わる「南三陸キラキラ丼」を、多数の協力店で提供。店によって異なる旬の海鮮丼を食べ比べするのも楽しいかも。

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