冬の樹氷やエメラルドグリーンの御釜で有名な蔵王連峰を望む、蔵王国定公園の温泉地。標高330mの高原にあり、開湯は江戸時代の初期と伝えられる。かつては「湯刈田(ゆだった)」とも呼ばれていた。古くから信仰登山の基地や湯治場として知られ、400余年の歴史を持つ。癖のない優しいお湯が特徴で、ナトリウムやカルシウム、硫酸塩を含有する塩化物泉の泉質だ。神経痛、胃腸病、慢性皮膚病などに効能があるとされる。温泉街の中心地には、豊かな香りの青森ヒバを贅沢に使用した共同浴場がある。仙台市から車で一時間という好アクセスもあり、県内外から多くの観光客が足を運ぶ。