秋保温泉

温泉/温泉浴場

名取川の渓谷沿いに湯煙を上げる古湯

仙台市西部の名取川の渓谷沿いにある秋保温泉。福島県の飯坂温泉、宮城県の鳴子温泉とともに奥州三名湯のひとつに数えられる東北屈指の温泉地だ。仙台市街地から車で30分ほどで着くため、仙台旅行のコースにも入れやすく人気が高い。温泉のほかにも奇岩怪石が見られる絶景や土産選びにぴったりのスポットなど、立ち寄りスポットも多い。

名取川沿いに温泉旅館が立ち並ぶ} 名取川沿いに温泉旅館が立ち並ぶ

仙台市街からのアクセスが良く行きやすい

仙台駅からは宮城交通秋保温泉行きかタケヤ交通バス仙台西部ライナー秋保・川崎行きのバスに乗って、約40~50分で到着。温泉宿に宿泊する場合は、仙台駅から宿までの送迎バスが出ている場合もあるので、事前に確認しておくのが良い。
温泉宿の種類は、家族でも行きやすい大型のホテルから高級感あふれる離れの宿までさまざま。旅の予算やプラン、一緒に行く人によって宿泊先を選ぼう。秋保温泉の湯は無色透明、無味無臭。海水の成分に似た塩を含むナトリウム・カルシウム―塩化物泉で、湯冷めしにくく保温効果を期待できる。

のどかな風景が広がる温泉地} のどかな風景が広がる温泉地

「日本三御湯」のひとつ名湯・秋保温泉

秋保温泉の歴史は古く、旧石器時代にさかのぼるといわれている。第29代・欽明天皇(きんめいてんのう)(在位539~571年)が皮膚病を患ったときに、どの温泉を用いても効果が表れなかったが、秋保温泉から運んだ湯で沐浴したところ完治。その効能を称賛し「御湯」という称号を授け、秋保温泉は「名取の御湯」と呼ばれるようになったという話が伝えられている。また、そのときの様子を天皇が「覚束な雲の上まで見てしかな 鳥のみゆけは跡はかもなし」ともしたためている(隠語で「名取の御湯」という言葉が隠された歌)。戦国時代には、初代仙台藩主・伊達政宗(だてまさむね)も疲れを癒やしに秋保を何度も訪れたという記録も。江戸時代に入ると仙台藩主の湯浴み御殿ができ、代々の藩主が足を運んだのだそう。

伝承千年の宿 佐勘の露天風呂・河原の湯} 伝承千年の宿 佐勘の露天風呂・河原の湯

秋保温泉のおすすめ観光スポット

秋保温泉街から歩いて散策できる「磊々峡(らいらいきょう)」は、名取川沿いに奇岩が約1km続く峡谷。川の流れが長い年月をかけて岩を削り、鋭い角を持つ巨岩ができあがった。その迫力ある景観は、自然の雄大さを感じさせる。「秋保・里センター」の裏手には磊々峡を眺めるのに絶好の散策路がある。道は舗装されていて、険しくないので高齢者や子どもでも気軽に楽しめる。また、名取川に架かる「覗橋(のぞきばし)」から磊々峡をのぞき込むと、ハート型のくぼみが。旅の思い出に探してみるのもいいだろう。

荒々しい岩肌が迫力満点の「磊々峡」} 荒々しい岩肌が迫力満点の「磊々峡」

磊々峡に行ったらぜひ見たいハート型のくぼみ} 磊々峡に行ったらぜひ見たいハート型のくぼみ

勝負の神として敬われる秋保神社へ

「秋保・里センター」は、観光案内所のほか、ハンバーグやナポリタンを味わえる「秋保cafe HACHI」、秋保町内で活動する作家の作品が見られる「常設展示スペース」などがある複合施設。コインロッカーやレンタサイクル(4~11月)もあり、観光の拠点にぴったりだ。秋保温泉街から車で10分ほどの場所には、勝負の神様と呼ばれる「秋保神社(あきうじんじゃ)」がある。境内に所狭しと立ち並ぶ、「勝負の神」と書かれた白いのぼりが風に吹かれてはためく様子が圧巻。のぼりには、プロ野球選手、Jリーガー、ボクシング世界チャンピオンなど、著名なプロスポーツ選手の名前も数多く見られる。なにかの「勝負」が控えている人は参拝してみたい。

著名人ののぼりが数多く見られる秋保神社} 著名人ののぼりが数多く見られる秋保神社

スポット詳細

住所
宮城県仙台市太白区秋保町湯元 map map 地図
電話番号
0223982323
備考
お問い合わせ先:秋保温泉郷観光案内所
泉質
ナトリウム-塩化物泉、単純泉、硫酸塩泉等
効能
神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、五十肩、冷え性、胃腸病、腰痛、打ち身、切り傷、やけど、慢性皮ふ病、痔疾、慢性婦人病等
泉温
28-78℃
源泉数
19
共同浴場数
1
日帰り温泉施設数
2

情報提供: ナビタイムジャパン

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アクセス

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最寄り

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