大分

津久見・臼杵

TSUKUMI / USUKI

国宝の磨崖仏があり、醬油の製造でも知られる

大分県の東海岸に位置する津久見市と臼杵市は温暖多雨な気候に恵まれている。津久見市には、樹齢800年以上という柑橘樹木の最高樹齢を誇る「尾崎小ミカン祖先木」が現存し、国の天然記念物に指定されている。現在も実をつけ、「樹齢八百年みかん」として販売されているというから驚きだ。臼杵市には、1995年(平成7)に磨崖仏としては日本初、彫刻としては九州初の国宝に指定された「国宝臼杵石仏」が鎮座する。日本を代表する石仏群として知られており、計61体の石仏は傑作ぞろいだ。ほかに、1927年(昭和2)に国指定の天然記念物に指定された風連鍾乳洞が存在する。出入り口が1か所のみの閉塞型鍾乳洞で、外気の侵入が少なく風化が抑えられたことで洞内の保存状態が非常に良い。純白に近い色をした鍾乳石は均整の取れた形をしており、日本一美しい鍾乳洞ともいわれている。

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エリアの見どころ

  • spot 01
    うみたま体験パーク「つくみイルカ島」
    海の上でイルカと触れ合える! 珍しい海上型体験パーク
    大分市の水族館「うみたまご」が運営するパークで、イルカとの距離がとても近いことと、自然の海で泳ぐ姿を見られることで話題。ショーを観るだけでなく、体をなでたり、エサをやったり、一緒に泳いだりといった体験が人気だ。
    津久見市中心部から車で東へ15分ほど。車がない場合はJR津久見駅からタクシー利用が便利
  • spot 02
    里の駅 つくみマルシェ
    津久見の特産品を手に入れるならここ!
    津久見市の四浦半島にある「うみたま体験パーク つくみイルカ島」に隣接した観光物産館。JR津久見駅から車で20分ほどのところにある。津久見の特産品や、「つくみイルカ島」のオリジナルグッズなどを取り扱っている。人気の商品は、地場産業の石灰石セメント産業をイメージして作られた「セメントソフト」。濃厚なバニラのソフトクリームに国東産ヒマワリの種を粉末にして練り込んでいる。独特の風味も人気の秘密だが、注目すべきはその色だ。「セメント」を思わせるグレー色はSNSでも注目されること請け合い。そのほか、「セメント饅頭」や「みかんどら」など津久見ならではの銘菓やミカンジュース、調味料も販売している。つくみイルカ島を訪れたなら、ぜひ立ち寄ってみたい。
    津久見の名産品が販売されている「つくみマルシェ」
  • spot 03
    国宝臼杵石仏
    彫刻としては九州初の国宝に指定された歴史ある石仏群
    平安後期から鎌倉時代にかけて造立された、国宝臼杵石仏。石仏群は4つのエリアに分かれ、合計61体の石仏が彫刻された。そのすべてが国宝に指定されている。一体ごとに表情の異なる石仏は、訪れる人をあたたかく見守っている。
    石仏が鎮座する空間は神秘的。誰がどのような目的で造ったものか、はっきりとはわかっていないという
  • spot 04
    石仏公園
    国宝臼杵石仏に隣接。大輪のハスの花が幻想的な光景を見せる公園
    JR臼杵駅からバスで20分ほどに位置する石仏公園は、国宝臼杵石仏(うすきせきぶつ)の目の前に広がっている。園内には緑があふれ、心癒やされる空間だ。四季折々の花を楽しめるが、特にハスの畑が圧巻。7月から8月にかけて咲く大輪のハスの花が、まるで極楽浄土のような景観を見せる。ハスの大きな緑葉の間から、ピンク色の美しい花がのぞく光景は神秘的。ハスは夜明けとともにゆっくりと開花するため、見頃のピークは朝の8時から9時頃。早起きして、すがすがしい公園内を散策してみるのもおすすめだ。公園の奥の山際からは、61体の石仏群が集落を見守っている。臼杵石仏は、崖の巨石から浮き彫りにされた磨崖仏(まがいぶつ)で、彫刻としては九州で初めて国宝指定された。平安時代後期から鎌倉時代にかけて造られたといわれる石仏はいずれも秀作。一体ごとに違う豊かな表情をじっくり眺めてみよう。
    山あいの緑に囲まれたのどかな公園。正面奥に見えている建物が国宝臼杵石仏だ
  • spot 05
    風連鍾乳洞
    日本で最も美しいとも評される、国指定天然記念物の鍾乳洞
    大分県臼杵市にある鍾乳洞。洞の奥行きは500mと小規模だが、外気の侵入が少ないためにあまり風化されず、美しい状態の鍾乳石を多数見られる。知名度はあまり高くないが、専門家に「日本一の美しさ」といわしめた自然の造形は一見の価値あり。
    高さ約15m、周囲約46mの地下空間にさまざまなタイプの鍾乳石が見られる「竜宮城」
  • spot 06
    四季彩 源兵衛
    新鮮なマグロを豪快にいただく津久見名物のひゅうが丼
    津久見市の津久見港からおよそ14km、豊後水道に浮かぶ島・保戸島は、マグロ遠洋漁業の基地としてとして知られている。「ひゅうが丼」は、そこから津久見市域へも広く伝播した郷土料理だ。
    ネギやショウガの薬味が食欲をそそる「ひゅうが丼」
  • spot 07
    後藤製菓
    大分を代表する銘菓、臼杵煎餅の伝統を守る老舗
    創業1919年(大正8)、臼杵(うすき)市で100年余りの歴史をもつ老舗の煎餅専門店。大分を代表する「臼杵煎餅(うすきせんべい)」の伝統の味を守りながら、多くの銘菓を生み出している。
    大分県民なら一度は食べたことのあるといわれる人気のお菓子
  • spot 08
    臼杵ふぐ 割烹みつご
    鮮度抜群な臼杵ふぐを余すところなく堪能できる
    日本有数のふぐの産地として名高い臼杵市やその周辺エリアには、新鮮なふぐを提供する店が数多く点在。「臼杵ふぐ 割烹みつご」はそんな「臼杵ふぐ料理」の草分けとして知られる名店だ。
    さまざまな料理を少しずつ食べられる「活ふぐ会席」(5000円)
  • spot 09
    佐伯城跡
    山頂に残された重厚な石垣が江戸時代の繁栄を今に伝える
    佐伯城は、江戸時代初期に築かれ、それから明治を迎えるまで毛利氏12代が城主を務めた城。現在は、本丸、二の丸、北の丸などの石垣や、三の丸の立派な楼櫓門が残り、当時の繁栄をしのばせる。
    標高1446mの八幡山に築かれた総石垣の山城だった
  • spot 10
    城下町佐伯国木田独歩館
    明治を代表する作家、国木田独歩の足跡をたどる
    「自然主義の先駆者」ともいわれる明治の作家、国木田独歩(くにきだどっぽ)が20代の頃、10か月ほど弟と下宿した屋敷を利用した資料館。館内には独歩のゆかりの品や作品が紹介されている。
    主屋の2階に独歩と弟は下宿していた
  • spot 11
    福寿司
    鮮度抜群で魚種も豊富な佐伯寿司を代表する名店
    佐伯市に面した豊後水道は、複雑に入り組んだリアス式海岸が特徴で、暖流の黒潮と瀬戸内海からの寒流がぶつかる、日本でも有数の漁場。荒波にもまれた魚は身が引き締まり、ほどよく脂がのっている。鯛やヒラメなどの高級魚から、アジやいわしなどの庶民的な魚まであらゆる魚種が水揚げされることから、佐伯市内には多くの寿司店が点在している。そのなかのひとつ、佐伯市役所近くに店を構える福寿司は、佐伯をはじめ全国から取り寄せる天然魚介を使った特上寿司を堪能できると、県内外から多くの客が足を運ぶ人気店だ。初めて訪れるならぜひ「特上」をいただきたい。身がやわらかい赤身は厚めに、炙るものは火が通りやすいように……とネタによって切り方を変え、さらに岩塩やカボスなどの調味料にもこだわる。醤油や塩、そのままなど、素材の持ち味を生かしたいちばんおいしく味わえる食べ方を教えてもらえるのもうれしい。トコブシやマグロ、ふぐ、ウニ、イクラなどが並んでこの値段はかなりの高コスパ。これだけで十分なボリュームだが、さらに気になるネタがあれば追加で単品オーダーも可能だ。
    主役級のネタが並ぶ「特上」(4000円)。一つひとつのネタも大きい
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旅のヒント

  1. その1

    うみたま体験パーク「つくみイルカ島」では、イルカのパフォーマンスショーのほかにも、有料で4歳から参加できるイルカと一緒に泳ぐ体験プログラムや、イルカになった気分を味わえる高度なスペシャルプログラムを用意している。

  2. その2

    つくみイルカ島に隣接する里の駅つくみマルシェでは、イルカ島グッズや津久見市と大分県の特産品、お土産や個性的なソフトクリームなどの軽食も販売している。

  3. その3

    国宝臼杵石仏には市内にある稲葉家下屋敷などにも入れる共通入場券(2日間有効)もあり、お得に観光を楽しめる。

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