風連鍾乳洞
日本で最も美しいとも評される、国指定天然記念物の鍾乳洞
大正時代に発見された翌年、国の天然記念物に
風連鍾乳洞の発見は1926年(大正15年)。地元の青年団員らが洞穴を探検していて見つけた。ふだんは地下水に満たされていて入れない洞穴が、その年は渇水だったために通れたのだという。風連鍾乳洞は、出入り口が一方にしかない閉塞型の洞窟で、発見されるまで外気が入ることがほとんどなかったと考えられている。そのため、風化があまり起きておらず、光沢のある美しい鍾乳石を多数見ることができる。また、鍾乳石のもととなる炭酸カルシウムの結晶が大きく、不純物が少ないことも美しさの理由のひとつ。鍾乳石の種類も多く、一つひとつの鍾乳石が大きいことも特徴だ。30分程度で見学できるので、ぜひ訪れてみたい。
夏涼しく、冬暖かい、天然のエアコン
風連鍾乳洞は、「国宝臼杵石仏」で知られる臼杵市にあり、石仏群から車で南へ25分。事務所で入洞料を払って渓流沿いの小道を数分歩いて行くと、急に地下世界への扉が口を開けている。現在、観光客が使用する出入り口は人工的に造られたもの。発見されたときの探検口はすぐそばにあるが、立入禁止だ。洞内は奥行き約500m。見学コースは1本道で、最も奥まで行ったら引き返してくる。洞内の気温は一年を通して15℃前後とほぼ一定に保たれている。夏は涼しく冬は暖かいため「天然のエアコン」ともいわれる。真夏でも肌寒く感じるので、羽織るものを用意して行くといい。また、洞内には急な階段があり、滑りやすいので注意。歩きやすい靴を履こう。
美しく迫力のある鍾乳石は壮観
風連鍾乳洞で見られる数々の鍾乳石は、2億年以上前の石灰岩を雨水がわずかずつ溶かし、天井から浸み出したり、滴り落ちたりして固まったものだ。天井から垂れさがるつらら石、床で固まってタケノコのような形に成長した石筍、つらら石と石筍が連結した石柱、曲がりくねって成長したヘリクタイトなど、迫力のある鍾乳石は洞内の各所にあり、最後まで見逃せない。純白に近い鍾乳石も見られるので、鍾乳石の美しさにも注目しよう。
スポット詳細
- 住所
- 大分県臼杵市野津町泊 地図
- エリア
- 津久見・臼杵エリア
- 電話番号
- 0974322547
- 時間
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[3-10月]9:00-17:00
[10-2月]9:00-16:00 - 休業日
- 年中無休(荒天による増水時を除く)
- 料金
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[大人(高校生以上)]1,000円
[小人(中学生以下)]700円 - 駐車場
- あり(50台)
- クレジットカード
- 不可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 可(PayPay、LINE Pay、auPAY)
- Wi-Fi
- なし
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 可(屋外は可能です)
- 平均予算
- 【昼】1-1,000円
- 滞在目安時間
- 0-30分
- ペットの入店
- 可(小型犬)
情報提供: ナビタイムジャパン
クチコミ
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- 穴場の鍾乳洞
- 鍾乳洞は全国にありますが、ここは特に美しいのに人が少なくておすすめです。入口の建物も昭和感があって面白いです。
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- 大正15年に発見されました
- 奥行500mの鍾乳洞は「日本一美しい」と書かれています。いろいろな名前が付けられた鍾乳石が見事です。中でも、一番奥まった所にある「竜宮城」と名付けられた広場が特に見ごたえがあります。現在の入り口の隣に、大正15年に青年団が入った入り口があるのですが、途中が地下水で通行不可となっており、入場できなくなっています。ただ、入り口の上に、当時発見したであろう人々の名前を記した石があます。
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- 鍾乳洞好きには○
- 誰が言ったか、大分三大鍾乳洞の1つ。県外のそれと比べると規模は小さいが、客の少ない鍾乳洞、というのも良いもんだな、と感じれる穴場観光地。
TripAdvisorクチコミ評価
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