
冬といえば、雪景色が美しい北海道や東北などの東日本側をイメージしますよね。しかし、西日本である九州地方にも、冬にしか見られない絶景スポットがたくさんあるんです。
定番の人気観光地ももちろん魅力的ですが、少し視点をずらしてみるだけで混雑を回避しながらお得に賢く旅行ができますよ。
そこで今回は、あえて冬に行きたい!「九州の穴場な絶景スポット」をご紹介します。
「今年の冬こそ旅行したい!でも、人混みは苦手…」そんな方にこそおすすめしたい、冬の九州の魅力を地域別に分かりやすくまとめたので、これから冬旅プランを立てようとしている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
-
01
【熊本】草千里ヶ浜|白銀と星々が織りなす絶景スポット
熊本県阿蘇市にある「草千里ヶ浜(くさせんりがはま)」は、雨水が溜まってできた大きな池や、放牧された牛や馬たちの悠々自適な生活など、大自然のロケーションを横目にのんびりと散策できる観光地です。
この場所の魅力はなんといっても、季節によって180度違った表情を楽しめるその壮大な景色。
季節問わず一年を通じて美しい景色が見られる人気スポットですが、より絶景を楽しみたいなら冬の観光がおすすめです。北アルプスの山々のような鮮やかな緑が輝く夏とは打って変わって、雪が降る冬には、幻想的な白銀の世界が広がります。晴れた夜には冷たい空気が雲を一掃し、夜空一面をキラキラと輝く星が埋め尽くし、圧巻の美しさ。
池に反射する星と山々のコントラストを心に焼き付けてみてくださいね。
【アクセス】
「熊本IC」より車で約2時間草千里ヶ浜
もっと読む- 【熊本観光】ここだけは見逃せない!熊本県の観光スポット6選|アクセス情報付
-
- 城
-
02
【大分】豊後二見ヶ浦|「夫婦岩」の合間から昇る初日の出の名所
大分県佐伯(さいき)市にある「豊後二見ヶ浦(ぶんごふたみがうら)」は、全国でも有名な初日の出の名所です。
見どころは、日本最大級の65mのしめ縄で結ばれている、高さ17mと10mの2つの巨大な岩。冷たい海の中で固く結ばれ合うその姿から「夫婦岩」と呼ばれ、夫婦円満をもたらすといわれています。
冬の夜にはライトアップによって儚く照らし出されるその姿に胸打たれ、明け方には2つの岩の中央から昇る見事な日の出に、心がスッと洗われるような気持ちになるはずです。
九州で年明けを迎える際には、ぜひ「豊後二見ヶ浦」から昇る絶景の初日の出を拝んでみてください。
【アクセス】
JR「浅海井駅」より徒歩約10分 / 「佐伯IC」より車約30分豊後二見ヶ浦
-
03
【宮崎】えびの高原|貴重な霜氷が見られる火口湖
宮崎県えびの市にある「えびの高原」は、霧島山の最高峰・韓国岳(からくにだけ)の裾野に広がる自然豊かな高原。標高1,200mにあるこの場所には、四季の変化に富んだ雄大な自然が残されています。
辺り一帯の山々にある火口の影響で見事なコバルトブルーをした「不動池」や「六観音御池」はフォトスポットとしても人気です。
高山を彩る植物や野鳥のほかにも野生の鹿が生息しており、夕方から明け方にかけて鳴き声を聞くことができます。
冬になると屋外のアイススケート場がオープンし、土日は特に多くの観光客で賑わいます。条件が合えば霧が樹木に付着する「霜氷」と呼ばれる珍しい現象を見られることもあるため、温かく着込んでそれぞれの火口湖の表情を楽しんでみてください。
【アクセス】
「九州自動車道えびのIC」より車で約35分 / 「宮崎自動車道小林IC」より車で約25分えびの高原
-
04
【福岡県】門司港レトロ|明治の趣あるレトロな建物群
福岡県北九州市にある「門司港(もじこう)レトロ」には、明治初期にかけて建築された趣のある建物が立ち並んでいます。大正時代には神戸・横浜に並ぶ日本三大港として数えられた門司港。当時は重要な国際貿易の拠点としてにぎわい、今では年間200万人以上が訪れる観光スポットとして新たな歴史を刻んでいます。
冬になると、キャンドルイベントやライトアップによって周辺の樹木や歴史的建築物が鮮やかに輝き出し、雪が降ればいっそう情緒ある景色が引き立ちます。そして、地上103mの展望台から眺める関門海峡の荘厳な夕陽は必見です。
ただし、近年の新型コロナウイルス感染症拡大の影響で一部施設が休館または時短営業しているため、訪れる前に公式ホームページを確認してくださいね。
【アクセス】
JR「博多駅」よりJR「門司港駅」まで約55分 / 「関門自動車道門司港IC」より車で約5分門司港レトロ
関門海峡キャンドルナイト
もっと読む- 福岡で食い倒れ!博多・大宰府で絶対行くべきおすすめグルメ店18選
-
- ラーメン
周辺の予約制駐車場
-
05
【鹿児島県】出水市ツル観察センター|日本一ツルが渡来する野鳥たちの聖地
鹿児島県出水(いずみ)市にある「出水市ツル観察センター」は、日本一ツルが渡来する地に建つ展望所として有名です。
毎年10月中旬頃になるとシベリアからツルが渡来しはじめ、3月頃までには約1万羽以上が滞留するというので驚きです。これほどの渡来数と種類のツルが人里近くで越冬するのは出水平野だけといわれており、世界的にも大変貴重な冬の風物詩となっています。
また、ツル以外にも約300種類の野鳥を見ることができ、「バードウォッチングの聖地」としても知られています。
朝焼けの中、一斉に羽を広げて大空へと飛び立っていく群れの様子や、羽つくろいやダンスをする姿は言葉では言い表せない感動を呼び起こすはず。他では決して見ることができない鳥たちの聖域をぜひ一度、自分の目で確かめてみてください。
【アクセス】
JR「出水駅」より車で約20分出水市ツル観察センター
-
06
【佐賀県】いろは島展望台|弘法大師が見とれた海に浮かぶ50の島々
佐賀県唐津(からつ)市にある「いろは島展望台」は、伊万里湾を眺望できる小さな展望台です。波穏やかな伊万里湾には大小50ほどの島が点在しており、いろはにほへとの48文字にちなんで「いろは島」と呼ばれるようになったといいます。
澄み渡った海の中に浮かぶ緑の島々の美しさには、名付けた弘法大師もおもわず筆を投げたといわれるほど。一年を通して眺めることができますが、冬の澄んだ空気のほうがよりクリアな景色を楽しめるのでおすすめです。
ぜひ、ゆっくりと流れる時間に身を任せて、心ゆくまで美しい青と緑のコントラストを眺めてみてください。
【アクセス】
JR「唐津駅」よりバス乗車、バス停「瓜ヶ坂入口」下車後、徒歩約30分いろは島展望台
いろは島展望台
-
07
【長崎県】稲佐山|光に包まれる1,000万ドルの夜景
長崎県にある「稲佐山(いなさやま)」は、世界新三大夜景に指定されたこともある人気の絶景スポットです。
近年リニューアルした展望台は、床にまで照明が散りばめられ、光に包まれた空間がよりロマンティックな雰囲気を演出してくれると話題に。
「1,000万ドルの夜景」とも称される夜の美しさはもちろんのこと、晴れた日の昼間には長崎市街だけではなく、雲仙・天草・五島列島まで眺めることができるので、空気が澄んだ冬に訪れるのがおすすめです。
そのほかにも、360度ガラス張りのロープウェイで昇って山を一望したり、休憩スポットやイベント会場として親しまれる「稲佐山公園」を散策したり、一日中楽しむことができますよ。
【アクセス】
JR「長崎駅」より車で約15分稲佐山
もっと読む- 【長崎1泊2日】車なし!ゆるりと巡る「長崎市内観光おすすめ5選」
-
周辺の予約制駐車場
もっと読む- 【お取り寄せ】おうちで九州旅!「福岡・宮崎・長崎のおすすめご当地グルメセット」5選|餃子・もつ鍋は通販で
-
- ご当地グルメ