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トリップノート
埼玉
川越周辺
AROUND KAWAGOE
ノスタルジックな蔵造りの町並みが残り、「小江戸」と称される埼玉屈指の人気観光エリア
江戸時代に川越城の城下町、そして商人の町として大いに栄えた川越。江戸まで続く新河岸川での舟運で発展し、江戸の文化を盛んに取り入れ、その影響が随所に残されている。当時も今も「小江戸」と呼び親しまれ、年間610万人が訪れる県内屈指の観光地だ。新河岸川のそばには城下町の総鎮守であった川越氷川神社、川越城本丸御殿などが残り、その西に1893年(明治26)の川越大火後に造られた蔵造りの建物の並ぶ一番街が広がる。一番街を中心に歴史的建造物が保存され、その町並みは国の重要伝統的建造物保存地区に選定されている。市役所はかつての中心である川越城跡に立っているが、現在の繁華街は歴史的な町並みが残るエリアの南に、3つの駅にまたがる形で広がっている。ちなみに埼玉は今でこそ海なし県といわれるが、6000年前、東京湾は関東地方に深く入り込み、川越は目の前に海が迫る土地だったという。周辺からはそれを示す丸木舟や貝塚跡が出土している。
エリアの見どころ
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大澤家住宅/民芸品店小松屋
- 建物が国の重要文化財に指定されている老舗のお土産店
- 明治期に建てられた建造物が並ぶ一番街通りで、最も古い建物といわれているのが大澤家住宅。創建は江戸時代の1792年(寛政4)で、1893年(明治26)の川越大火での消失を免れ、国指定の重要文化財に指定されている。建てたのは呉服屋の豪商、近江屋半兵衛門で、今から5代前に大澤家のものに。当時は下駄や番傘を商う店だったが、2代前から改築の必要のない土産物店になったという。大火を生き延びただけあり、建物には江戸時代から残るさまざまな防火の仕掛けが残されている。ちなみに周りに比べ外観が質素なのは、江戸時代、商人は派手な建物を建てるのが憚られていたからだそう。お土産にはストラップやだるまなど、かわいらしい川越土産が豊富にそろっている。
- スポットの詳細
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大澤家住宅/民芸品店小松屋
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小江戸おさつ庵
- 小江戸おさつ庵のおさつちっぷとソフトクリーム
- 川越の名物といえばさつまいも。蔵造りの建物が並ぶ一番街では食べ歩きを楽しめるが、その多くがさつまいもを加工したお菓子だ。さつまいもは江戸時代中期からの名物で、川越のいもは質が良く最高級品とされていたそう。さつまいもを作るようになったのは、江戸で焼き芋が大流行していたからで、川越では1751年(宝暦元)頃から栽培が始められている。1830年(天保元)頃の天保時代でも同じで、『諸国名物番付』という書物には、川越がさつまいもの代表的な産地として紹介されていた。小江戸おさつ庵の人気No.1はおさつちっぷで、極限まで薄く切ったさつまいもをカラッと揚げ、軽く塩を振ったもの。塩バターやチョコクリームなど10種類のソースで楽しむことができる。パリッパリの歯ごたえにほんのりと塩が効いていてやみつきになるおいしさだ。
- スポットの詳細
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小江戸おさつ庵
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松陸製菓
- 店頭に並ぶ日本一長いふ菓子が目印
- 菓子屋横丁発展の礎となった老舗の菓子店。水飴を城に献上していたことから、鈴木藤左衛門がこの地で菓子作りを始め、現在も8代目のご主人が手作り飴にこだわって商品作りを行っている。店は2軒並んでおり、右側の店舗が飴と芋の菓子を中心に扱う松陸製菓。店内には50種類近くの飴とともに、バリエーション豊富な芋菓子も並ぶ。数が多くて迷ってしまうだろうが、季節の飴やおすすめ商品は入り口近くに置かれているので、迷ったらそれらの商品を候補にするといい。店の奥には当時使っていた菓子用の桐箪笥と店の由来を示す看板があり、左奥の工房の様子も見られるようになっている。左隣に立つふ菓子工房では看板商品のふ菓子が購入できる。ふ菓子は日本一長い95cmの沖縄産黒糖を使った商品のほか、小さめの80cmサイズ、焼き芋味、切り分けられた2度塗りのふ菓子などもあり種類豊富。職場などで配るのにちょうどいい、小分け包装の商品も充実している。
- スポットの詳細
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松陸製菓
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玉力製菓の昔ながらの飴
- 昔ながらの素朴な味わいの飴が人気
- 一番街方面からアクセスしたときに真っ先に目に入る、レトロなたたずまいの飴店。大正3年創業の100年を超える老舗で、4代目のご主人が今も手作りで飴を作っている。店は建物も店内の装飾も昭和初期の風情そのままで、お店の方と会話しながら買い物をしていると、数十年前の駄菓子屋さんで買い物しているような気分になる。定番の組み飴やベッコウ飴、ニッキ飴、のど飴のほか、夏ならアサガオやヒマワリなど、その時期の旬の花をデザインした組み飴も季節ごとに登場する。水飴と砂糖で手作りされた飴はすっきりとした甘みで、香り、舌触りもいい。手作り飴が初めてだという人は、ぜひ試食させてもらい、商品選びを楽しもう。小分けになった飴の値段も130円、250円、370円とお手頃なので、大人買いして好みの味を見つける楽しみもある。
- スポットの詳細
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玉力製菓の昔ながらの飴
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成田山川越別院本行院
- 石川照温上人によって開かれた成田山新勝寺の別院
- 地元では「お不動様」として親しまれている成田山川越別院。石川照温上人を祀る開山堂や弁財天を祀る亀の池、川越七福神の恵比須天など境内にはさまざまな開運スポットがあるので、川越散策の際にぜひ訪れたい。
- スポットの詳細
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成田山川越別院本行院
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シマノコーヒー大正館
- 味よし、雰囲気よしのレトロ喫茶
- 大正浪漫夢通りを象徴するようなレトロな雰囲気の喫茶店。1996年(平成8)オープンと比較的新しいが、呉服店として使われていたという1933年(昭和8)建造の建物がノスタルジックな雰囲気を醸し出している。照明や天井、小窓は当時のままで、竹久夢二の作品やロイヤルコペンハーゲンのプレートなどが壁を彩る。人気メニューは、自ら焙煎しサイフォンでていねいにいれたコーヒーや、創業時から評判の「ヤキサンド」、見た目もかわいらしい手作りプリンなど。ヤキサンドは表面にバターをたっぷり塗ってから焼いているため、カリっとした食感と塩味で非常に美味。プリンはシンプルながらも卵のうまみやバニラの香りがたち、たっぷりのホイップもうれしい。近年はレトロブームで、着物を着た若者がクリームソーダやカラフルなゼリーが入ったゼリーポンチを注文するのが人気なのだとか。古い街並みを楽しむ川越の散策にはぴったりの喫茶店だ。
- スポットの詳細
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シマノコーヒー大正館
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HILL PINE'S ESPRESSO
- こだわり尽くしたエスプレッソドリンクでほっとひと息
- 大正浪漫夢通りにあるおしゃれなエスプレッソスタンド。こだわりのエスプレッソで作るさまざまなドリンクを楽しめる。大正浪漫とは西洋文化を取り入れた和洋折衷の文化であり、欧米風の洗練された店構えは通りの雰囲気と絶妙にマッチしている。店主の松岡博史さんは高校時代をアメリカで過ごし、早朝からおいしいエスプレッソドリンクを飲む現地の文化に慣れ親しんだバリスタ。しかし日本にはそのような店がなかったため、「それなら自分が作ればいい」と7:30から営業する店をオープンした。松岡さん曰く、エスプレッソは気圧をかけるタイミングや蒸らしの長さ、濃度などを調整することでさまざまな味の違いを楽しむことができる奥深い飲み物。豆を自家焙煎し、細かい気圧の調整ができるエスプレッソマシーン「La Marzocco Strada EP」を使って、ダークチョコレートのような香ばしい風味にこだわって抽出している。ほかとはひと味違うエスプレッソドリンクは川越散策の休憩におすすめ。
- スポットの詳細
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HILL PINE'S ESPRESSO
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川越商工会議所
- 大正浪漫夢通りの入り口に立つ重厚な建物
- 古代ギリシャの建築様式であるドリス式の柱、入り口上に見られるバロック風のメダリオン(円形装飾)など、ネオルネサンス建築の特徴を見られる川越商工会議所。古い建物が点在する大正浪漫夢通りでもひときわ異彩を放つ重厚な建物だ。建造は1927年(昭和2)で、もともと武州銀行川越支店として建てられた歴史をもつ。川越一番街商店街に立つ1918年(大正7)建造の「旧埼玉りそな銀行川越支店(建造)」も同様にルネサンス様式だが、当時の金融機関はこのような様式の建物を好んで建てたのだという。玄関先には昔ながらの丸型のポストが置かれ、さらにレトロな雰囲気を演出している。設計は前田健二郎。ほかに武州銀行浦和支店、高島屋日本橋店、京都市立美術館などの設計を手がけた建築家だ。建物は川越市の都市景観重要建築物であり、同時に国の登録有形文化財にも指定されている。商工会議所のオフィスとして使われているので中を見学することはできないが、外側の撮影や見学は自由。
- スポットの詳細
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川越商工会議所
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旧埼玉りそな銀行川越支店
- 蔵造りの街並みに彩りを添える重厚なルネサンス建築
- 仲町交差点から一番街の蔵造りの街並みに入りしばらく歩いていると、右側に周囲の建物とは趣向が異なるヨーロッパ風の建物が見えてくる。これは埼玉りそな銀行の川越支店として使われていたもので、2020年(令和2)、移転のためATMコーナー以外の業務は終了している。建造は1918年(大正7)。埼玉りそな銀行の前身である国立八十五銀行として、また埼玉初の銀行として、建築家の保岡勝也により建てられた。ルネサンス様式を基調とし、ゼブラ模様の付け柱やアーチ部分はイスラム建築の特徴をもつ。1996年(平成8)には国の登録有形文化財に指定されている。保岡勝也は明治から昭和にかけて活躍した名建築家で、丸の内の赤煉瓦オフィス街をはじめ多くの商業建築を手がけた人物。川越にはほかに旧山崎邸(公開中。一番街のすぐ東の通りから路地を入ったところ)、山吉デパート(現・保刈歯科醫院。駅から歩いて旧埼玉りそな銀行川越支店の手前。一番街沿い)が彼の作品として現存しているのであわせて訪れたい。
- スポットの詳細
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旧埼玉りそな銀行川越支店
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小江戸蔵里
- 登録有形文化財の酒蔵をリノベーション
- 1875年(明治8)創業の旧鏡山酒造が酒蔵として使っていた3つの建物を改修し、川越の物産品を販売する施設として2010年(平成22)にオープン。蔵はそれぞれ建てられた時代の名の付けられた明治蔵、大正蔵、昭和蔵と呼ばれ、いずれも国の登録有形文化財に指定されている。明治蔵は「おみやげ処」。ここには名産であるサツマイモのお菓子や小江戸鏡山酒造の日本酒、ガラス細工など、川越のあらゆる名産品が一堂に会し、カフェもあるので休憩もできる。大正蔵は「まかない処」と呼ばれ、川越野菜や川越三元豚など地元の食材にこだわった料理を楽しめる。そして元酒蔵ならではのお楽しみが、昭和蔵の「ききざけ処」。埼玉県内の地酒をそろえ、ワンコイン(500円)で3つの日本酒を利き酒できる。つまみも販売しているので、さまざまな種類の日本酒を味わってみよう。埼玉県は日本酒生産量第4位と、酒造りの盛んな県として知られている。川越の魅力が集まった見どころとして、一度は立ち寄りたいスポットだ。
- スポットの詳細
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小江戸蔵里
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小川菊
- 行列必至!江戸時代から続くうなぎの名店
- 江戸後期の1807年(文化4)に創業し、川越で最も古い歴史をもつうなぎ店。行列の絶えない名店で、県外からも多くの人が訪れる。宮崎や鹿児島から仕入れたうなぎを、火力の強い備長炭で白焼きにし、一度蒸しあげる。そして代々伝わるたれにくぐらせながら本焼きを行う。香ばしく脂ののったうなぎは絶品で、ふわふわの食感もたまらない。ピリッと山椒を利かせていただきたい。大正浪漫夢通りには貴重な建造物が多く保存されているが、大正初期に建てられたこちらの建物も市の都市景観重要建築物に指定され、なんとも趣のある雰囲気だ。川越にはうなぎ屋が多いが、これは川に囲まれている土地柄、昔からうなぎがよく獲れたのがその理由。また、うなぎの蒲焼は江戸料理として知られていたが、江戸と盛んに舟運を行っていた川越には早くからその文化が根付き、うなぎの蒲焼が浸透したといわれている。昼は行列ができることが多いので、早めに訪れたい。
- スポットの詳細
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小川菊
人気スポット
旅のヒント
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その1
見どころは徒歩で歩いて回れる範囲に点在している。川越城本丸御殿や市立博物館、市立美術館、川越氷川神社などは中心である一番街から少し離れているので、観光地を結ぶレトロなバス「小江戸巡回バス」や「小江戸名所めぐりバス」を利用しよう。ほかに人力車、シェアサイクルなどもある。
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その2
観光エリアに最も近い駅は西武新宿線の本川越駅。ほかにも東武東上線とJR埼京線が川越駅に乗り入れており、都心からのアクセスは非常に便利。
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その3
一番街や菓子屋横丁の閉店時間は早い。17:00くらいには閉める店が多いので、行きたい店があればあらかじめ調べておこう。
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その4
週末は混雑するので、ランチは予約しておくのがおすすめ。