株式会社松本醤油商店
約250年の歴史を誇る醤油の蔵元
天然醸造でじっくりと時間をかけて造られる「はつかり醤油」
コンクリート打ちっぱなしの現代的な店に入ると、醤油を使ったさまざまな製品が陳列されている。モダンな店構えだが、ここは1764年(明和元)から約250年も続く老舗の蔵元。奥には江戸時代から使用され続けてきた立派な醤油蔵が残っている。ここで造られる醤油のほとんどは「はつかり醤油」と呼ばれるもので、再仕込みという特殊な製法で造られた醤油。一般的な醤油は4-6か月程度でできあがるが、こちらではもろみの発酵・熟成に1年かけ、麴を入れてからさらに1年、発酵・熟成を行っている。ちなみに「はつかり」は川越城の別名で、川越ではよくみられる名前なのだとか。
はつかり醤油や天保醤油(1年仕込みの醤油)、ドレッシングなどが並ぶ店内
さまざまにアレンジされた人気の醤油製品
店内には醤油やめんつゆ、ポン酢などの商品が並ぶが、やはり人気は、はつかり醤油。何億もの酵母が生きている蔵で2年間も醸された醤油は、色の濃い見た目とは裏腹に濃厚な甘みやうまみが感じられとてもおいしい。鮮度が命なので、地元の人は小さなボトルをこまめに購入するとのこと。そして店内で目を引くのがドレッシングやプリン、おかきなど、自慢の醤油を使って独自に開発した製品の数々。特にドレッシングとプリンは売れ筋で、テレビや雑誌などで紹介されることも多い。
江戸時代から続く蔵を体感
1764年(明和元)、川越の有名な豪商だった横田五郎兵衛が醤油製造を開始し、1889年(明治22)に初代の松本新次郎が蔵や従業員を引き継ぎ松本醤油店が誕生。蔵造りが並ぶ一番街の多くが焼けた1893年(明治26)の大火を逃れ、現在にいたる。蔵は川越市の都市景観重要建造物に指定され、中に入ると建築当時の雰囲気がそのまま残る建物に圧倒される。蔵の見学も行っているので、ぜひ参加して伝統的な醤油造りというものを体感してみたい(2021年6月現在は休止中。詳細はウェブサイトにて:https://www.hatsukari.co.jp/)。周囲にはガラス工房、酒蔵などもあるので一緒に訪れるのもおすすめ。
スポット詳細
- 住所
- 埼玉県川越市仲町10-13
- エリア
- 川越周辺エリア
- 電話番号
- 0492220432
情報提供: ナビタイムジャパン
アクセス
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