羽咋・河北

HAKUI / KAHOKU

波打ち際のドライブや歴史と文化に彩られたスポットを楽しむ

能登半島の北西部から南西部に位置する、羽咋市、羽咋郡、羽咋市、かほく市、河北郡で構成されるエリア。砂浜の波打ち際を車で走行できる千里浜なぎさドライブウェイやリアス式のダイナミックな海岸美が連続する能登金剛をはじめ、歴史ある荘厳華麗な神社仏閣、名高い源平合戦の古戦場跡、著名哲学者の業績を発信する哲学館、ユニークな宇宙科学博物館など、個性豊かな観光スポットがそろっている。かなり広域に点在し、公共交通機関に恵まれていない地域もあるので、マイカーもしくはレンタカーでエリアを周遊するのが最適だ。金沢や隣県富山からもアクセスしやすい地域でもあり、風光明媚な景観と多くの伝承、エピソードに彩られた歴史スポットの数々を気軽に探遊してみよう。

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エリアの見どころ

  • spot 01
    千里浜なぎさドライブウェイ
    日本で唯一、車両の走行が可能な砂浜の一般道
    千里浜なぎさドライブウェイは国内で唯一、一般車両の走行が可能な砂浜の道路である。全長が約8kmあり、波打ち際をドライブする爽快さはここでしか体感できない魅力。能登観光に訪れたらぜひ立ち寄りたいスポットだ。
    晴れた日は窓を全開にして潮風を頬に感じながら走ってみよう
  • spot 02
    歴史国道 北陸道「倶利伽羅越え いにしえの街道」
    1000年超えて往来が続いた加賀と越中をまたぐ幹線道
    石川と富山の県境に位置する倶利伽羅峠には古代、都に通じる官道・北陸道が整備され、幹線道として利用されてきた。とりわけ、「倶利伽羅越え いにしえの街道」は、明治に別ルートの国道が整備され旧道になったことで、往時の姿が色濃く残る。
    倶利伽羅峠を越えていく古代の幹線道・旧北陸道
  • spot 03
    倶利伽羅古戦場
    「火牛の計」で平家軍を谷底に追い落とした古戦場
    倶利伽羅峠の一帯は、『平家物語』や『源平盛衰記』などのクライマックスのひとつ、倶利伽羅峠の戦いの地でもある。1183年(寿永2)、木曾義仲が4万の軍を率いて、平維盛(これもり)の7万の大軍と対峙した際、夜半に500頭の牛の角に燃えさかる松明をくくりつけて平家の陣に突入させた。この奇策「火牛の計」によって、平家の大軍は谷底へ追い落とされ、義仲は大勝利を収めた。倶利伽羅峠の旧北陸道では、倶利伽羅公園から富山側に150mほど進むと、鎌倉時代築とされる平家軍の武将・平為盛を弔う人の背丈ほどの為盛塚があり、そのすぐ横に1974年(昭和49)建立の巨大な源平供養塔が立っている。そこから50mほど富山側には、当時の布陣図を紹介する看板と古戦場を一望する展望台があり、さらに100mほど進めば平維盛が陣を構えた平家軍の本陣跡が残る。
    古戦場に立つ「火牛の計」のモニュメント
  • spot 04
    倶利迦羅不動寺
    日本三不動のひとつ、倶利迦羅不動明王に手を合わせる
    千葉の成田不動尊、神奈川の大山不動尊と並び、日本三不動のひとつとされる倶利迦羅不動寺。立山連峰や日本海を望む「山頂本堂」と荘厳な「西之坊鳳凰殿」には、北陸はもとより、全国から参詣者が訪れる。
    山頂本堂には、空海作の不動尊像が鎮座する
  • spot 05
    石川県西田幾多郎記念哲学館
    哲学者・西田幾多郎の足跡をたどる、日本唯一の「哲学の博物館」
    『善の研究』で知られる世界的哲学者・西田幾多郎。その思想や足跡を伝え、深い哲学の世界に私たちを誘ってくれるのが、西田幾多郎記念哲学館だ。この施設で、「迷い、考えること」を楽しんでみてはいかがだろう。
    かほく市の丘陵地に建つ西田幾多郎記念哲学館
  • spot 06
    氣多大社
    万葉の歌人が歌を詠み残した、縁結びでも知られる能登一の宮
    能登一の宮として古くは『万葉集』にもその名が登場する氣多大社。長く地元領主や加賀藩の歴代藩主らから崇敬を集めた歴史ある大社は、現代では縁結びの神社として特に女性から高い人気を集めている。
    国指定重要文化財の神門は、四脚門(よつあしもん)という形式の格式高い造り
  • spot 07
    妙成寺
    能登随一の伽藍を誇る北陸の日蓮宗の総本山
    妙成寺は北陸における日蓮宗の総本山で、加賀藩のあつい庇護のもとで整備が進められた。江戸初期に造営された本堂をはじめ、五重塔など計10棟が重要文化財に指定され、近年、国宝指定に向けた動きも活発になっている。
    鎌倉時代に創建された古刹・妙成寺のアプローチ
  • spot 08
    宇宙科学博物館 コスモアイル羽咋
    本物の宇宙船に出合い、感動し、米ソ宇宙競争の熾烈を学ぶ
    「UFOの町」をテーマに町おこしを進める羽咋市(はくいし)で、1996年(平成8)に開館したのが宇宙科学博物館コスモアイル羽咋だ。実際に飛行した宇宙船をはじめ、宇宙探査の歴史を本物の宇宙機材を通して学ぶことができる。
    UFOが舞い降りたようなコスモアイル羽咋の外観
  • spot 09
    能登金剛
    連続する断崖絶壁と日本海を望む雄大な海岸美は壮観の一語
    風光明媚な自然景観で古くから知られ、1968年(昭和43)、能登半島国定公園に指定されたなかでも、全長約30kmにわたり雄大で変化に富んだ海岸美を見せる能登金剛は、能登観光のハイライトのひとつになっている。
    荒波が削った海岸美を堪能できる能登金剛。写真は巌門(がんもん)
  • spot 10
    巌門
    歌川広重の版画にも描かれた、能登を代表する景勝
    変化に富んだ海岸の連なる能登金剛を象徴する景勝地が巌門である。江戸時代末の風景版画家・歌川広重の描く『六十余州名所図会(ろくじゅうよしゅうめいしょずえ)』にも、「能登瀧之浦」として登場する。駐車場から海岸への階段を下ると、そびえ立つ巨大な岩山に圧倒される。中央下部には波に浸食されてできた貫通洞窟があり、幅6m、高さ15m、奥行は60mに達する。脇には歩行者用のトンネルも掘られ、散策が楽しめる。巌門洞窟の左手奥には、高さ約30mの「鷹の巣岩」が垂直にそそり立つほか、周辺の海には岩がごつごつと突き出したような形の「碁盤島」、トラの姿をした「虎の岩」などの奇岩が浮かぶ。近くから能登金剛遊覧船が出ており、迷わず乗船した。約20分のコース(1200円)の途中、巌門洞窟では低速で洞窟の中へ入るサービスがあり、ひと際歓声が上がった。洞窟の海底まで見える透明度の高い海も印象的で、能登の美しい自然を心ゆくまで味わうことができる。
    巌門洞窟(写真右)と鷹の巣岩(同左奥)
  • spot 11
    ヤセの断崖
    日本海に突き出した崖の高さが約35mの絶景スポット
    海面から約35mの高さで切り立つヤセの断崖は、「下をのぞくと身の痩(や)せる思いがするほど怖い」ことからついた名前と伝わる。その名を一躍有名にしたのが、松本清張のミステリー『ゼロの焦点』だ。ヒロインの夫を自殺に見せかけて断崖から突き落とした犯人が、最後、みずからもこの断崖の沖に小舟を漕ぎ出し海の藻屑(もくず)と消える悲劇の舞台として描かれた。2007年(平成19)に発生した能登半島地震(マグニチュード6.9)で断崖の一部が崩落し、危険防止の観点から断崖先端への立ち入りは禁止となっている。崖の手前に整備された展望台からとなるが、日本海を遠くまで180度の広角で一望できる見晴らしは圧巻の一語。西日を穏やかに受けて光り輝く海、空を茜(あかね)色に染め水平線に沈んでいく太陽を眺めていると、時間が経つのを忘れてしまうスポットだ。
    崖手前の展望台(写真右上)から圧巻の眺望を楽しめる
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旅のヒント

  1. その1

    金沢方面からのアクセスには、金沢市の日本海側北西端を起点とする、のと里山里海道の利用がベスト。通行無料なのもうれしい。

  2. その2

    ただ、金沢から倶利伽羅峠や倶利伽羅古戦場、倶利伽羅不動寺に行く場合は、国道8号を富山方面へ。石川県と富山県の県境にこれらスポットはある。

  3. その3

    また、富山県氷見市から羽咋へは、国道415号を利用すると近道だ。30分前後で移動できる。

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