コスモアイル羽咋
本物の宇宙船に出合い、感動し、米ソ宇宙競争の熾烈を学ぶ
古文書で見つけた空飛ぶ謎の物体
羽咋市とUFOの関係は、町おこしを模索していた市民有志が、鍋のふたの形をした謎の物体がたびたび目撃されたとの記述を古文書で見つけたことにさかのぼる。間もなく「羽咋ミステリークラブ」が設立され、UFOをキーワードにした飲食を展開したところ人気を呼び、1990年(平成2)、市主催の第1回宇宙とUFO国際シンポジウムを契機に町おこしの拠点となる施設建設の機運が高まった。建設計画は自治省のリーディングプロジェクトにも選定され、「宇宙の出島」という意味をもつ「コスモアイル」の名称をつけてオープンした。
しのぎを削った米ソ超大国の宇宙開発を体感
本物の宇宙船や宇宙機材を多数、間近で見ることのできる博物館は、国内でもほかに例がないそうで、宇宙ファンでなくてもワクワク感が高まる。施設の外観は、まさにUFOが舞い降りたような平たいドーム状で、遠くからでもひときわ目をひくレッドストーン・ロケットが広場にそびえ立つ。全長26.6mあり、アメリカのマーキュリー宇宙船の打ち上げで実際に使われたものだ。館内に足を踏み入れると、戦後、アメリカと旧ソ連が超大国の体面をかけ、宇宙開発にしのぎを削った歴史の証言者となる宇宙船などがずらりと陳列され、その迫力に思わず息をのんでしまう。
過酷な宇宙探査を物語る焦げ跡や傷
まず、人類初の有人宇宙飛行に成功したガガーリンらが参画したヴォストーク計画で、実際に使われた宇宙カプセルを見る。表面には、大気圏再突入の際の高熱で焼け焦げた跡や地表に激突した際の傷が生々しく残る。隣には、旧ソ連におくれを取ったアメリカが挽回を期して打ち上げたマーキュリー宇宙船が展示され、さながら両国が火花を散らす気配だ。このほか、月を舞台に繰り広げられたアメリカのアポロ計画、旧ソ連のルナ計画に関係する宇宙船や火星探査機などが並んでいる。
充実のUFO関連資料とコスモシアターも
充実したUFO関連の資料も見逃せない。1947年(昭和22)、空飛ぶ円盤がアメリカのロズウェルで墜落し、そのときに撮影されたとされる映像をもとにテレビ局が作成した宇宙人の模型もそのひとつ。このほかUFO現象に関する研究成果を紹介しており、肯定的な見解、否定的な見解も含めて学ぶことができる。館内には、プラネタリウムのドーム型スクリーンを備えたコスモシアターもあり、宇宙に関する番組を臨場感たっぷりに味わえるのも、ここならではの魅力といえる。
スポット詳細
- 住所
- 石川県羽咋市鶴多町免田25 地図
- エリア
- 羽咋・河北エリア
- 電話番号
- 0767229888
- 時間
- 8:30-17:00
- 休業日
- 火(祝の場合は翌日)
- 料金
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[宇宙科学博物館]500円
[コスモシアター]500円
[宇宙科学博物館・コスモシアター共通]900円 - 駐車場
- あり(200台)
- クレジットカード
- 不可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 可(楽天ペイ、メルPAY)
- Wi-Fi
- なし
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 可(屋外に喫煙所あり)
- 平均予算
- 【昼】3,001-5,000円
- 滞在目安時間
- 120分以上
- 車椅子での入店
- 可
- 乳幼児の入店
- 可
情報提供: ナビタイムジャパン
クチコミ
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- 本物の展示に思いの外の面白さ
- 田舎町に宇宙科学館なんて、そうか羽咋はUFOで売っているとか、半分眉唾物で友人に連れられて言ったらびっくり。円盤のような建物の前に建てられたロケットはアメリカのマーキュリーロケットの最上段部でした。常設展示へ行くといきなり、アメリカの初期の有人宇宙船ジェミニとソ連のボストークの本物が。本物の部品で組み立てられたアポロ宇宙船や月着陸船など、ワシントンのスミソニアン航空宇宙博物館のような展示品だらけ...
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- 宇宙に関するものがたくさん
- 宇宙に関するものが多く展示されています。実際に大気圏突入したカプセルには焦げた痕もありました。アメリカで墜落したUFOに乗っていた宇宙人を解剖している時のレプリカもありました。
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- 想像以上に良かった!
- 羽咋駅からも歩いて10分ほどで行きやすい立地だった。レプリカではなく「ホンモノ」の宇宙船を見ることが出来る博物館で、見応えあり。余談だが、1番驚いたのはエレベーター!(笑)行ってからのお楽しみに。
TripAdvisorクチコミ評価
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