石川

珠洲

SUZU

外浦から内浦へ、海岸線をぐるり。里山里海の魅力が満載

能登半島の先端に位置する珠洲(すず)エリアには、人々の暮らしと自然の共生する豊かな里山里海が残っている。この地域の自然や歴史、文化に触れたいと思うなら、ぜひ海岸線に沿って進んでほしい。冬になると日本海からの荒々しい波が打ち寄せる外浦から、富山湾に面して波穏やかな内浦へと続く国道249号は「奥能登絶景海道」と名づけられており、ルート上には魅力あふれるスポットが点在している。藩政期から続く製塩法を守る揚げ浜式塩田、能登の象徴といえる白亜の禄剛埼灯台、目の前に迫るように浮かぶ見附島など、心を洗うお気に入りのスポットにきっと出合えるはずだ。さらに、珠洲市のお隣、能登町にも、日本百景に選ばれた美しいリアス式海岸・九十九湾や、北陸最大級の縄文遺跡に触れられる国指定史跡真脇遺跡といった見どころがある。ドライブを楽しみながら、ぜひゆったりとまわってほしい。

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エリアの見どころ

  • spot 01
    見附島
    弘法大師ゆかりの島。そびえる姿はまさに軍艦
    堂々とした岩が眼前に現れる見附島は、奥能登観光を代表するスポットだ。美しい海岸を歩いていると、心癒やされること間違いなし。ロマンティックなスポットでもあり、カップルにもぜひおすすめしたい。
    能登のシンボルとして親しまれてきた観光スポット
  • spot 02
    平時忠卿及び其の一族の墳
    大納言から流刑の身に。「盛者必衰」を物語る史跡
    源平合戦を経て平氏から源氏へと時代の主役は入れ替わった。そんな歴史の転換点を物語る史跡のひとつが「平時忠卿及び其の一族の墳」である。800年以上昔に思いを馳せ、時代にほんろうされた男の足跡を訪ねてみよう。
    椿の森に守られながら時忠をはじめとした一族が眠る
  • spot 03
    禄剛埼灯台
    能登半島の最先端に立つ白亜の灯台
    三方を海に囲まれた能登を象徴するスポットが、ここ禄剛埼灯台だ。数々の観光ポスターにも登場しており、奥能登観光に訪れたならばぜひ立ち寄ってほしい。突端からの絶景にきっと目を奪われることだろう。
    「日本の灯台50選」「恋する灯台」にも選ばれている
  • spot 04
    道の駅すず塩田村
    日本で唯一、揚げ浜式製塩の奥深さに触れる
    珠洲市仁江海岸で守られてきた揚げ浜塩田で作られる塩は、全国から注文が届くほどの人気を誇る。「道の駅すず塩田村」は、そんな奥能登の豊かな里海の恵みを購入したり、体験したりできるスポットだ。
    奥能登に伝わる製塩法を今に伝える発信拠点
  • spot 05
    九十九湾・蓬莱島
    大小の入り江が織りなす波穏やかな日本百景
    能登半島国定公園にも指定される九十九湾は眺めているだけで心が癒やされる。近年は特産物をPRするイカの駅がオープンしたり、マリンアクティビティが盛んだったりと、注目度ががぜん高まっている。
    九十九湾は波静かで、穏やかな光景が広がる。写真中央は蓬莱島
  • spot 06
    真脇遺跡縄文館・体験村
    縄文時代の生活文化を知る、触れる、体験する
    北陸最大級の縄文遺跡である真脇遺跡。約6000年前の縄文時代前期から人々が暮らしていたとされる国指定史跡だ。遺跡公園内にはさまざまな出土品を展示する縄文館と、土器作りなどの学習体験ができる体験村がある。
    縄文館正面。奥能登に根づく太古のロマンを発信
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人気スポット

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旅のヒント

  1. その1

    珠洲市中心部へはのと里山空港から特急バスや乗り合いのふるさとタクシーが便利。

  2. その2

    JR金沢駅からは特急バスが運行している。方面や本数が限られるので、出かける前にバス時刻も調べておこう。

  3. その3

    観光スポットは点在しているので、いくつも見て回るならば、レンタカーがおすすめだ。スポットが並ぶ海岸線沿いに回ろう。景色も魅力だが、道幅が細いエリアも多い。くれぐれもわき見運転にはご注意を。

  4. その4

    JR金沢駅からはのと里山海道を利用して、エリア内の各スポットまでは約2時間-約2時間30分ほどで行くことができる。海沿いや里山を走るドライブも楽しめる。

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