【2022年版】沖縄の歴史を学べる! 観光スポット7選


2023.01.24

NAVITIME TRAVEL EDITOR

【2022年版】沖縄の歴史を学べる! 観光スポット7選

美しい自然に温暖な気候で人気の観光スポット沖縄は、本州から遠く離れた場所に位置し、日本のなかでも独特の文化を持つエリアでもあります。琉球王国から続く歴史的な建造物・建築物にはほかでは見られない技術が使用されているため、建物や石垣などの造りまで新鮮で見ごたえがあるでしょう。沖縄戦争では激戦地としての歴史も残す沖縄。
この記事では、観光のときに沖縄の歴史も学びたいという人におすすめの、歴史が学べる貴重な観光スポットを紹介します。琉球王国の時代から続く沖縄の伝統や歴史を身近に感じられる観光スポットでリアルな歴史に触れられます。

※情報は記事公開時点のものです。詳細は公式HP及び電話等で直接施設へご確認ください。

  • 01

    【那覇】首里城|琉球王国の象徴!琉球文化を感じられるスポット

    沖縄が琉球王国だった頃から、国の中心として存在していたのが「首里城」です。琉球王国の象徴「首里城」は、鮮やかな朱色の壁や柱などその独特の建築様式から、沖縄でも人気の高い観光スポットとして知られています。
    「首里城」の建物は、日本と中国両方の様式を取り入れた琉球独自の建築様式が特徴です。お城は正殿をはじめ、建物に天然の漆が塗られ、柱には龍の彫刻が施されるなど工芸品に例えられるほど華やかです。高い城壁に囲まれ、正殿や北殿、南殿などの建物が建立されています。城の中心に建てられている正殿は、2000年の沖縄サミット開催記念として発行された2,000円札の絵柄として採用されています。「首里城」は標高約120メートルの丘の上に位置しているため、那覇市を一望できる美しい景色も魅力のひとつです。

    【アクセス】
    ゆいレール「首里駅」より徒歩約4分

  • 02

    首里城の詳細

    「首里城」は、1527~55年、第二尚氏4代目尚清王(しょうせいおう)の時代に建立された城です。1925年に「正殿」が、1933年には「歓会門」、「瑞泉門」、「白銀門」、「守礼門」などが国宝に指定されています。この「首里城」は非常に重要な歴史的建物なのにもかかわらず、これまで戦争や火災などにより何度も焼失しています。
    1945年の沖縄戦で焼失したあとには、「首里城復元期成会」が結成され、「歓会門」、「久慶門」、「正殿」、「南殿」、「北殿」などの建築物の復元工事が行われました。近年にも2019年10月に大規模火災が発生して「正殿」などが被害を受けたため、首里城の復旧作業が行われています。現在の首里城では、パネル展示や映像で正殿の復元内容を学べます。世誇殿では、琉球王国の歴史や「正殿」跡の魅力を紹介する映像が大スクリーンで上映されているため、より深く琉球王国を知ることが可能です。

    首里城(首里城公園)
    rating

    4.0

    208件の口コミ
    place
    沖縄県那覇市首里金城町1-2
    phone
    0988862020
    opening-hour
    【開園時間(無料区域)】[4-6月…
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    首里城公園有料区域入場チケット(那覇)

    ¥400

    arrow icon

    更新日:2024/06/02

  • 03

    【那覇】玉陵|世界遺産! 第二尚氏王統歴代の陵墓

    「玉陵(たまうどぅん)」は、1501年に尚真王が建造した第二尚氏王統歴代の陵墓です。沖縄戦で大きな被害を受けましたが、1974年から3年の月日をかけて修復工事が行われました。その後2000年12月に「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として世界文化遺産に登録され、2018年12月には建造物の国宝に指定されています。沖縄で国宝に指定された建造物はこの「玉陵」が初めてです。
    「玉陵」には東室、中室、西室、三つの墓室があり、周囲を石垣で囲まれた造りをしています。中室は洗骨前の遺体を安置するための部屋として使用され、東室は洗骨後の王・王妃の遺骨を納める部屋、西室が洗骨後の家族の遺骨を納めるための部屋です。墓前広場に建てられた「玉陵碑(たまどぅんひ)」には、「玉陵」に葬られる人を限定していたことが記載されています。

    【アクセス】
    ゆいレール「首里駅」より徒歩約 15 分

  • 04

    玉陵の詳細

    「玉陵」は、1462年にクーデターにより琉球王朝の王位についた第二尚氏王統の陵墓です。ここには、廃藩置県まで19代続いた第二尚氏王統の歴代の王や家族が葬られています。「玉陵」の石垣内には、1501年の建造時からある石や白砂などが敷き詰められ、そのままの状態で残されてきました。白砂は邪気を払うとされる神の島のサンゴで作られたもので、この素材にも沖縄の文化が反映されています。
    「玉陵」前の広場にある「玉陵碑」は、「玉陵」に葬られている人々の名前だけが記されている石碑です。王の兄弟でも名前が存在しない場合もあるため、当時の王族内の勢力や対立の様子がうかがえます。「玉陵」の屋根の上に建てられた石の獅子像も注目ポイントのひとつです。民家などにあるシーサーとは異なるポーズをしていて、それぞれ「玉陵」を守っています。

    玉陵
    rating

    4.0

    420件の口コミ
    place
    沖縄県那覇市首里金城町1-3
    phone
    0988852861
    opening-hour
    9:00-18:00
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  • 05

    【本部】今帰仁城跡|世界遺産の城跡を体感!

    「今帰仁城跡(なきじんじょうあと)」は、沖縄本島の北部と本部半島に存在する城跡です。那覇市からは車で1.5時間ほどです。「今帰仁城跡」は13世紀の琉球が「北山(ほくざん)」「中山(ちゅうざん)」「南山(なんざん)」の三つに分かれていた「三山時代(さんざんじだい)」に、北山の王の居城として使用されていたグスクです。
    迫力ある石垣で囲まれたグスクは標高約100メートルの高台に位置し、外郭、大隅から志慶真門郭まで目的別の7つの郭に分かれています。首里城と同規模の城跡が残されている「今帰仁城跡」。2000年に「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として世界遺産に登録されました。

    【アクセス】
    許田ICより約 40分

  • 06

    今帰仁城跡の詳細

    世界遺産のひとつで国指定の史跡としても知られる歴史的な建造物が「今帰仁城跡」です。かつて北山王の居城として使われていたことから、「北山城」とも呼ばれています。「今帰仁城跡」にはボランティアガイド「今帰仁グスクを学ぶ会・案内ガイド」がいるため、チケット売り場で気軽に観光ガイドを頼めます。「今帰仁城跡」の観覧チケットで、駐車場に併設されている「今帰仁村歴史文化センター」にも入場できるため、センターで城やその周辺の村などの歴史を詳しく学べます。

    今帰仁城跡
    place
    沖縄県国頭郡今帰仁村字今泊5101
    phone
    0980564400
    opening-hour
    8:00-18:00(最終入場17:30)[5…
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    【20%割引】今帰仁城跡 クーポン(観覧料)

    ¥480

    arrow icon

    更新日:2024/06/02

  • 07

    【南城】おきなわワールド|沖縄の歴史・文化・自然をまるごと体験できる!

    「おきなわワールド」は、沖縄の魅力を満喫できる県内最大のテーマパークです。約30万年の年月によってつくられた国内最大級の鍾乳洞「玉泉洞」、琉球時代の町並を再現した「琉球王国城下町」、世界にひとつしか存在しない「ハブ博物公園」など、ここでしか見られないさまざまなものがあります。

    大人は2,000円、子ども(4~14歳)1,000円で入場可能。沖縄伝統芸能の「スーパーエイサーショー」や、「ハブとマングースのショー」といったショーも連日開催され、沖縄ならではの世界を楽しめます。

    【アクセス】
    沖縄自動車道 南風原ICより約10分

  • 08

    おきなわワールドの詳細

    「おきなわワールド」の「琉球王国城下町」には、国・登録有形文化財に認定された築100年以上の古民家、フール(トイレ跡)、神事が行われた神アシャギなどが配置されています。当時の琉球王国が忠実に再現された城下町では、琉球王国時代に王族や士族だけが着用できた「琉装」の着用体験も楽しめます。華やかな「琉装」を着て城下町を散策することも可能。沖縄の伝統工芸品づくりや三線教室などの沖縄体験や、種類豊富なお土産の購入まで楽しめる観光スポットです。

    おきなわワールド文化王国・玉泉洞
    rating

    4.0

    1286件の口コミ
    place
    沖縄県南城市玉城前川1336
    phone
    0989497421
    opening-hour
    9:00-17:30(最終受付16:00)
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    Okinawa World Admission Ticket

    ¥1,900

    arrow icon

    更新日:2024/06/02

  • 09

    【糸満】ひめゆりの塔|沖縄戦で失われた命の尊さを考えよう

    第二次世界大戦末期、沖縄に米軍が上陸して展開された沖縄戦で亡くなった「ひめゆり学徒」の鎮魂を願って建立されたのが「ひめゆりの塔」です。沖縄師範学校女子部・沖縄県立第一高等女学校の両校から生徒や教師が陸軍病院などに動員され、「ひめゆり学徒隊」としてけが人の看護活動を行っていました。沖縄戦ではその半数以上が亡くなり、沖縄戦の翌年1946年に「ひめゆりの塔」が建立されました。
    「ひめゆりの塔」の観覧は無料です。入口では花を販売しているため、購入して献花台へのお供えができます。塔の近くには、「ひめゆり学徒隊」や沖縄戦争の歴史や平和の大切さを学べる「ひめゆり平和祈念資料館」もあります。

    【アクセス】
    「ひめゆりの塔前」バス停下車すぐ

  • 10

    ひめゆりの塔の詳細

    「ひめゆりの塔」に隣接した「ひめゆり平和祈念資料館」には、六つの展示室があります。各展示室は、「ひめゆりの青春」「ひめゆりの戦場」「解散命令と死の彷徨」などのテーマを設けて展示を行っています。ひめゆりの学園生活から戦争で生じた悲劇、鎮魂、平和に向けた願いなどを伝えるため、沖縄戦争で亡くなった「ひめゆり学徒」227人の遺影や生き残った人々の証言本、当時の医療器具などの展示が見られます。戦争体験をした人が減っている現在、戦争の悲惨さや命の大切さを伝えていく平和学習ができる貴重な観光スポットです。

  • 11

    【糸満】平和祈念公園|沖縄戦の歴史を詳しく解説

    「平和祈念公園」は、沖縄戦終焉の地として知られる沖縄本島南部の糸満市に位置する公園です。南東に美しい海の景色が望める約40ヘクタールの広々とした敷地には、「平和祈念資料館」「平和祈念堂」「平和の礎(平和の火)」「沖縄戦没者墓苑」など平和に関係する建築が設置されています。
    「平和祈念資料館」は沖縄戦の現実や教訓を伝え続けていくための平和が学べる施設、「平和祈念堂」は激戦地となった沖縄が世界の平和を目指し、全人類の平和のシンボル「平和記念像」を安置した施設です。さらに、1995年に序幕した「平和の礎」は国籍や軍人・民間人など関係なく、24万人ほどの戦没者全員の氏名が刻まれている碑です。

    【アクセス】
    「平和祈念堂入口」バス停下車すぐ

  • 12

    平和祈念公園の詳細

    「平和祈念公園」の敷地内にある「平和祈念資料館」は、戦争で亡くなった多くの人の霊を弔うため、沖縄戦の歴史を後世まで残すために建てられた資料館です。多大な被害を出した沖縄戦争の歴史、平和を望む気持を世界に伝えるために、沖縄戦に関係する遺品や写真、戦争体験者の証言文や映像などを展示しています。
    公園には、沖縄戦争の戦没者の納骨所や慰霊塔が建立されている「沖縄戦没者墓苑」もあります。戦争で亡くなった肉親や知人の名前を探す来園者や参拝者、慰霊団、平和学習のための修学旅行生など、毎年年間100万人以上の人々が訪れます。園内では100円で1日乗り放題のバスが利用可能、毎週水曜日の午後には、「沖縄平和祈念資料館友の会」による公園ガイドに案内をお願いできます。

    平和祈念公園
    place
    沖縄県糸満市摩文仁444
    phone
    0989972765
    opening-hour
    [公園]8:00-22:00
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  • 13

    【豊見城】旧海軍司令部壕|戦争遺跡を通して平和を考えよう

    沖縄本島南部の豊美城市にあるのが、「旧海軍司令部壕」です。沖縄戦で「旧海軍小禄飛行場(現在の那覇空港)」を守る「日本海軍沖縄方面根拠地隊司令部」として、地下に穴を掘って作られました。米軍の砲撃にも耐えられる地下陣地として作られていたため、連日空襲や砲撃を受け外に出られなくなってからは、大勢の兵士が常に壕内で生活していました。沖縄戦争では、この海軍司令本部に収容されていた約4,000人の兵士が最後に壮絶な死を迎えています。

    現在では、壕内の作戦室や司令官室、横穴などの一部が復元されたため、兵士達が生活していた当時の状態が見学できます。壕へは、ガラス張りのビジターセンター・資料館内にある入口の階段から入ることが可能です。資料館には、当時の写真や、実際に使われていた銃器、軍服、兵士の遺品や手紙などの資料が展示されています。

    【アクセス】
    ゆいレール「小禄駅」より徒歩約30分

  • 14

    旧海軍司令部壕の詳細

    「旧海軍司令部壕」は、約3,000人の将兵が5ヶ月間朝晩休みなしで掘って作られた壕です。当時は便利な機械などがなかったため、壕はつるはしなどを使った人の手で掘られました。地下20メートルの深さに全長450メートルの横穴が作られていましたが、現在では司令官室を中心に300メートルほどが復元、公開されています。
    司令官室の壁には太田司令官の残した辞世の句が書かれており、壕内には兵士が自決したときの手りゅう弾の弾痕が残っている場所もあります。毎週金曜日の時間限定で平和ガイドを頼むことも可能。慰霊之塔から資料館、壕内などを専属ガイドの解説付きで観光できます。

    旧海軍司令部壕
    rating

    4.5

    426件の口コミ
    place
    沖縄県豊見城市字豊見城236
    phone
    0988504055
    opening-hour
    9:00-17:00(最終受付16:30)
    すべて表示arrow

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