瑞峯院
仏教寺院の枯山水庭園に隠された石の十字架
室町時代の1536年(天文5)、キリシタン大名の大友宗麟(おおともそうりん)が、大徳寺の徹岫宗九(てっしゅうそうきゅう)禅師を開祖に迎え一族の菩提寺として創建。寺名は宗麟の法名である「瑞峯院殿瑞峯宗麟居士」から名付けられた。その見どころは、1961年(昭和36)に庭師・重森三玲が開祖400年遠忌を記念して作庭した2つの枯山水。方丈前の「独坐庭(どくざてい)」は右奥にそびえる蓬莱山が半島へと連なり、絶え間なく荒波に打ち付けられながらも、雄々とその場に独坐する大自然の営みを表現。その荒々しい波も小さな石橋をくぐり、茶室前の静かな入り江を模した苔庭では穏やかな流れに姿を変える。このダイナミックな動きのある前庭に対し、方丈裏の「閑眠庭(かんみんてい)」は禅語の「閑眠高臥して青山に対す」にちなんだ静かな世界。横に3つ、縦に4つの計7つの石を十字架の形に配し、キリシタン大名であった宗麟をしのぶ庭だ。大波が押し寄せてきても何事にも動じない心と、寝転んでボーッと山でも眺めたいというやわらかな心、その両方の大切さを2つの庭は教えてくれる。
スポット詳細
- 住所
- 京都府京都市北区紫野大徳寺町81 地図
- エリア
- 上賀茂周辺エリア
- 電話番号
- 0754911454
- 時間
- 9:00-16:00
- 休業日
- 無休
- 料金
-
[一般]400円
[小学、中学生]300円 - 駐車場
-
あり
※大徳寺駐車場 - クレジットカード
- 不可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 不可
- Wi-Fi
- なし
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 英語メニュー
- あり
- 滞在目安時間
- 0-30分
- 車椅子での入店
- 可(一部のみの見学)
- 乳幼児の入店
- 可
- 雨の日でも楽しめる
- はい
- 備考
- [FAX]075-491-1858
情報提供: ナビタイムジャパン
このスポットを紹介している記事
クチコミ
-
- 2ケ所ある庭園の内[独坐庭]は 右手と左手の景観の相違を、[閑眠庭]は 説明板が置いてある場所から眺めることをお薦めしまする
- [黄梅院][興臨院]の春の特別公開に合わせ こちらも訪問しました([瑞峯院]は[大仙院][龍源院]同様 何時でも拝観可能、添付 写真参照)。こちらは [大仙院][興臨院]同様 写真撮影可能となっています([黄梅院]は 写真撮影不可)。重森三玲が 昭和36年(1961) 作庭した枯山水庭園が 2ケ所あり、一つは[方丈]前の...
-
- 非公開寺院
- キリシタン大名の大友宗麟が建立したお寺です。庭園は全て重森三玲の作庭です。まず方丈の前庭が、蓬莱山式庭園の“独坐庭”です。
-
- 大友宗麟のお墓
- 九州のキリシタン大名で知られている大友宗麟のお墓があります。方丈を中心として南・北・西の三庭からなっている。
TripAdvisorクチコミ評価
もっと見る