清凉寺
体内に絹製の五臓六腑を秘めていた本尊を祀る嵯峨野の古刹
千年の時を超え慕われてきた古刹
嵐電嵐山本線嵐山駅前からメインストリートを北へ直進すること16分で清凉寺に到着。清凉寺は、平安時代の貴族・源融の山荘を後年「棲霞(せいか)寺」の名で寺に改めたのがはじまり。985年(寛和元)、僧・ちょう然(ちょうねん)が中国から釈迦如来像を持ち帰り、大清凉寺を建立しようとしたが志半ばで逝去。その遺志を継いだ弟子の盛算(じょうさん)が釈迦堂を建立し、清凉寺と名づけた。昔ながらの店や住宅が軒を連ねる閑静な参道の先に、古色蒼然とした仁王門が現れる。
おごそかな雰囲気に満ちた本堂を参拝
仁王門をくぐり、まずは本堂に参拝。中央の厨子のなかには、国宝の本尊が祀られている。インドから中国へ、そしてちょう然が日本へ伝えた三国伝来の釈迦如来像だ。釈迦37歳当時の等身大の姿を刻んだことから「生身(しょうしん)の釈迦如来」と称され、長野・善光寺の阿弥陀如来、京都・平等寺因幡堂の薬師如来とともに日本三如来に名を連ねる。1953年(昭和28)には、体内から絹製の肺や心臓など五臓六腑が発見されたことで話題を集めた。堂内の壁側には清凉寺ゆかりの縁起絵巻や掛け軸、堂内の宮殿を寄進した桂昌院の花見用弁当箱や蒔絵がほどこされたタライなど貴重な品が展示されている。本堂裏手の引き戸を開けると、放生池をたたえた庭を見渡せる回廊があるのでぜひ足を延ばしたい。
まだまだある、清凉寺の見どころ
境内東側の一切経蔵も珍しいスポット。祀られているのは、回転式の書棚「輪蔵」を発明した傅大士(ふだいし)と2体の童子像で、「笑い仏」とも呼ばれる。お堂中央に据えた輪蔵を時計回りに回すと、仏教のあらゆる経典「一切経」を読破したのと同じ功徳が得られると伝わる。また、清凉寺といえば、毎年3月15日のお松明式も有名。稲に見立てた高さ7mもの松明3本に火をつけ、燃え方でその年の農作物の吉凶を占うもので、早春の夜空を焦がさんばかりの迫力に満ちている。ほか、壬生大念仏狂言、千本ゑんま堂狂言とともに京の三大念仏狂言のひとつとして知られる無言劇「嵯峨大念仏狂言」も、公演日をチェックして見ておきたい伝統芸能だ。
スポット詳細
- 住所
- 京都府京都市右京区嵯峨釈迦堂藤ノ木町46 地図
- エリア
- 嵐山・嵯峨野・高雄エリア
- 電話番号
- 0758610343
- 時間
- 9:00-16:00
- 休業日
- 無休
- 料金
- [拝観料]大人400円、中高生300円、小学生200円
- 駐車場
- あり(20台)
- クレジットカード
- 不可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 不可
- Wi-Fi
- なし
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 平均予算
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【昼】1-1,000円
【夜】1-1,000円 - 滞在目安時間
- 30-60分
情報提供: ナビタイムジャパン
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クチコミ
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- 渡月橋を渡ってまっすぐ突き当たり
- 観光客が殆どいない、静かな場所。穴場ですが、光源氏のモデルの1人とされている嵯峨天皇の息子、源融の別荘(山荘)が発祥とされています。豆腐で有名や森嘉が外に、中には美味しい湯豆腐が食べられる。嵐山の賑わいに疲れたら是非ここへ。
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- 納経印(ご朱印?)が書き置きしか無くて・・・値打ちが無いものでした・・・
- 境内が若干、殺風景に感じるがそこそこ一流の大寺院です。堂塔も立派だし、縁起も素晴らしい、堂々たる雰囲気の寺院でした。数え切れない程の参拝回数の寺院です。嵯峨釈迦堂として有名ですが、これは千本釈迦堂との区別の上からの称号であり、本来は清凉寺が正式名称です。
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- 1月4訪問、春季&秋季の特別公開期間ではありませんが 《日本三大如来》の一つである
- 1月4日訪問、運よく《日本三大如来、他の2如来像;京都・平等寺(因幡堂の釈迦如来立像、長野・善光寺の阿弥陀如来像》の一つ《生身の釈迦如来立像(国宝)》を 春季・秋季の特別公開期間ではありませんが 拝観することが出来ました。 イント-中国-日本 三国伝来の釈迦如来像である為か 日本国内で見る他の釈迦如来像とは [顔立ち]は異なり、又 像高:162.6cmと言う姿も 生身の釈迦如来さま と呼ばれる理...
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