
「山の尾の道」と呼ばれ、文人などたくさんの芸術家に愛されてきた尾道。ノスタルジックな町並みや風情ある坂道が魅力的な歴史ある場所です。今回はそんな尾道の代表的な観光スポットを半日(2時間~程度)でめぐるコースをご紹介します。どんな景色に出会えるでしょうか?
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9:00~ 千光寺ロープウェイで一気に山頂に!
尾道の魅力のひとつである、郷愁を誘う坂道。猫のいる坂道として有名なこの名所を楽しむなら、千光寺ロープウェイを利用するのがおすすめ。千光寺山の山頂まで一気にあがり、高台に位置する千光寺公園からゆっくり坂を下ってくるコースです。
下り坂中心なので体力に自信がない方にもおすすめ!
尾道駅からロープウェイまでは、国道2号線をまっすぐ行って徒歩10分~15分ほど。尾道駅を背にして左手に進みます。駅目の前の横断歩道は渡らず、画像の矢印方向へ直進します
この看板が見えたら左折します。
ここがロープウェイ乗り場!
こんな感じのロープウェイに乗って、ぐんぐん山頂へ登っていきます。
途中から見える景色もすばらしい!瀬戸内の海と尾道の町を一望できます。
所要時間は3分ほど。定員は30名で、15分間隔で運行しています。
おとな片道320円で、500円の往復きっぷも販売していますが、今回は歩いて戻ってくるルートを採用しているので片道だけ購入します。周辺の予約制駐車場
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9:15~ 標高144.2mの千光寺公園は心地良い風が吹くビュースポット
ロープウェイ下車口の山頂から中腹にかけて広がる千光寺公園。山のてっぺんにあるだけあって、迫力ある絶景が楽しめますよ~!
山頂にある展望台から眺める尾道水道の景色
天気のいい日はあたたかな日差しとさわやかな風が嬉しい日向ぼっこスポットにも。
こんなオブジェ(「恋人の聖地」!)もあるのでカップルで訪れる人も多いそうですが、家族連れや同性の友人グループで訪れている方もたくさんいたので、シングルの方もどうぞご安心を。周辺の予約制駐車場
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9:30~ 「これ知ってる!」文学のこみちで尾道情緒を感じつつ歩きましょう
山頂から下るには「文学のこみち」を歩くルートを通って行きましょう!
約1kmのこの遊歩道には、尾道にゆかりある詩人・歌人の作品の一節を刻んだ25の文学碑が点在しています。自然石に刻まれた文人の中にはきっと見覚えのある名前があるはず。
“尾道らしさ”を感じつつ、緑の中を歩けば作家の気分が味わえるかも?
周辺の予約制駐車場
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10:00~ この景色をカメラに収めたい!尾道のマスト撮影スポット「天寧寺海雲塔」
文学のこみちを抜け、千光寺の境内脇からさらに下ると天寧寺の三重塔にたどりつきます。
じゃん!
この景色、観光雑誌の写真などで見たことがある人も多いのでは?
ここはベスト・オブ・尾道の絶景。三重塔の後ろから眺める景色は、尾道を象徴する風景として観光客はもちろん地元の方にも長く深く愛されてきました。
三重塔までたどりついたらぜひカメラを構えてみて。忘れられない一枚が撮れますように!周辺の予約制駐車場
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10:30~ 猫・猫・猫…まさに猫パラダイス!猫の細道で出会う尾道のアイドルたち
尾道といえば“猫の町”としても有名。特に尾道アート館から招き猫美術館へ続く「猫の細道」はかわいい猫と出会える絶好のポイントです!
いたるところに尾道生まれの猫の姿が!
さらに、道中のあちこちに猫をモチーフにしたオブジェやデザイン画が隠れています。
たとえば、福猫石と呼ばれるこのオブジェ。「アダムとイブ」と名付けられた2匹の猫。男性は右の猫、女性は左の猫を手で隠して写真を撮ると恋が実ると言われているそう!
女性ならこう
こちらは無病息災にご利益がある「アカ」。
薬指で気になる部分を撫でると病が治るとのこと!
いたるところにいる福猫石。お気に入りの表情をした猫が見つかるはず。
また、招き猫美術館の跡地(現在は移転)にはこんな壁画が…何匹いるか数えてみて!
そのほかにも、こんなところで猫が居眠りしていたり…
道にまで「隠れ猫」発見!
これは踏んで渡れないですね。
横目に猫の姿を追いかけながら坂をくだると、スタート地点のロープウェイ乗り場に戻ってきます。
周辺の予約制駐車場
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06
合計2時間ほどの尾道さんぽ
合計2時間ほどの尾道さんぽ、いかがでしたか?尾道の誇る絶景にかわいい猫との出会い、緑あふれる遊歩道を通って尾道の魅力を存分に楽しめるルート。たくさん歩いたあとは尾道のグルメを味わったり、しまなみ海道にサイクリングに繰り出したり。尾道観光は他にも楽しみがいっぱいですよ!
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