国友鉄砲ミュージアム(国友鉄砲の里資料館)
戦国の世を変えた火縄銃と国友の里の歴史に触れる
「日本二大鉄砲生産地」のひとつ、国友の里へ
JR琵琶湖線・北陸本線長浜駅から北東方面に約5km。湖国バス浅井線に乗車すること15分で国友鉄砲ミュージアム目の前の「国友鉄砲の里資料館前」停留所に着く。旧名称が「国友鉄砲の里資料館」であるため、停留所の名もミュージアム前に掲げられた看板も旧名称になっているがご安心を。車で訪れる場合はミュージアム前の無料駐車場を利用すると便利だ。ミュージアムの所在地である長浜市国友町は、戦国時代から江戸時代末期にかけて大阪の堺と並び、鉄砲の生産地として名を馳せた町。近くには、織田信長・徳川家康の連合軍と浅井長政・朝倉義景の連合軍が激突した姉川が流れ、上流に向かって東に4kmほど進むと、野村橋のそばに姉川古戦場跡碑が残る。
シアターで国友の歴史と火縄銃の仕組みを知る
入館受付を済ませたら、シアタールームへ。国友が歩んできた歴史や鉄砲(火縄銃)の仕組み、製作工程が約10分の映像でわかりやすく学べる。戦が多く、古くから鍛冶技術が発達していた国友が躍進するきっかけとなったのは1543年(天文12)のこと。中国の貿易船が種子島に漂着。船に乗っていたポルトガル人から2丁の鉄砲が伝わり、そのうち1丁を手にした室町幕府12代将軍足利義晴が、国友の鍛冶職人に鉄砲の製造を命じたのだという。鉄砲をいち早く実戦に取り入れたのが織田信長。長篠の戦いで「三段撃ち」により武田の騎馬隊を撃破したのは有名なエピソードだ。長浜城主の秀吉、佐和山城主の石田三成、さらには徳川家康に手厚く保護され、国友は江戸幕府直属の鉄砲鍛冶の町に。受注が増え、最盛期には70軒もの鍛冶屋に500人の職人が存在するまでになったのだという。
展示室は撮影OK。本物の鉄砲に触れる
展示室は1階と2階に1室ずつあり、1階展示室ではおもに期間限定の特別展示を実施している。また、国友の鉄砲鍛冶の家に生まれ、日本初の自作の反射望遠鏡で天体観測を行い、空気銃や筆ペン、ランプなどを発明し、「東洋のエジソン」と称された国友一貫斎の生涯を伝える展示も見られる。2階の展示室では、鉄砲伝来の歴史や、国友での鉄砲生産の様子について紹介。展示されているのは江戸中期から後期にかけて作られたもので、口径により細筒、中筒、大筒の3つのランクがあり、そのすべてを目にすることができる。展示室中央には火縄銃の体感コーナーがあり、実物に触れ、担いで構えてみてもOK。その重量感を実感できる。鉄砲は、平和な世になるにつれ、武器から装飾性を高めた鑑賞品へと転化し、職人たちはその技を生かして彫金や花火など芸術・文化の分野で活躍するようになっていったという。ミュージアムの周囲には、先述の国友一貫斎による「天体観測 創始の地」碑や鍛冶師屋敷跡、彫金師の屋敷跡碑が点在している。バスで帰路に就く前に周辺を散策すれば、国友の歴史がよりリアルに感じられそうだ。
スポット詳細
- 住所
- 滋賀県長浜市国友町534 地図
- エリア
- 湖北・長浜エリア
- 電話番号
- 0749621250
- 時間
- 9:00-17:00(最終入館16:30)
- 休業日
- 年中無休(12/28-1/3のみ休館)
- 料金
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【入館料】
[一般]300円
[小、中学生]150円
【入館料(団体20名以上)】
[一般]240円
[小、中学生]120円 - 駐車場
- あり(5台、ほか大駐車場15台、バスも可)
- クレジットカード
- 不可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 可(PayPay、d払い、auPAY)
- Wi-Fi
- なし
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 滞在目安時間
- 30-60分
- 車椅子での入店
- 可(1Fのみ可)
- 乳幼児の入店
- 可
情報提供: ナビタイムジャパン
クチコミ
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- 一度は行ってみなくては
- 一度は行ってみたいところでした。駅前からバスに乗って資料館へ。朝一番という事で1時間余楽しみました。展示資料はそれほど多くはありませんでしたが、鉄砲の里という事で、そこここに立つ道標にも歴史を感じました。資料館の館長さんも気さくな方でお話を伺い、グッツも沢山仕入れました。
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- 興味深い資料がたくさん
- 火縄銃の資料がたくさんあります。興味のある方には楽しい場所と思います。施設自体はそこまで広いスペースではないですが、資料が多く大変有意義な時間が過ごせました。
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- 国友一族は鉄砲鍛冶一族だった
- 種子島に伝来した鉄砲が長浜の国友鍛冶一族で作られたとは初めて知った。戦国時代いち早くの信長が鉄砲を採用したのもこの一族からで多くの種類の鉄砲を見ることができた。ここは隠れスポットで付近一帯がいまだに鉄砲鍛冶一族の集落があり独特の雰囲気が感じられる。
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