芬陀院(雪舟寺)

寺院

水墨画家・雪舟が作庭し、重森三玲が復元した鶴亀の庭

雪舟が東福寺を訪ねたときは、芬陀院で寝起きをしていたという} 雪舟が東福寺を訪ねたときは、芬陀院で寝起きをしていたという

東福寺の伽藍への入り口となっている日下門を出て西へ進むと、すぐに左手に入り口が見えてくるのが芬陀院だ。元亨年間(1321-1324年)、一條内経(いちじょううちねつ)が定山祖禅(じょうざんそぜん)を招いて創建し、以来、一條家の菩提寺となった。室町時代には水墨画の大家である雪舟が逗留していたことから「雪舟寺」とも呼ばれており、「鶴島」「亀島」の石組を配した方丈庭園の南庭は、雪舟が作庭したと伝わっている。江戸時代中期の火災などにより一部荒廃したが、1939年(昭和14)に作庭家・重森三玲によって復元された。1969年(昭和44)には、茶道に造詣の深かった一條昭良(あきよし)の三百年忌を記念して、図南亭(となんてい)が再建され、露地庭園には昭良遺愛の勾玉(まがたま)の手水鉢と、崩家形燈籠(くずやがたとうろう)も残されているので、見逃さないようにしたい。

二重に石が組まれ、力強さを感じる亀島。鶴島は折り鶴をイメージした石組となっている} 二重に石が組まれ、力強さを感じる亀島。鶴島は折り鶴をイメージした石組となっている

手水鉢と石燈籠。勾玉(まがたま)の形をした手水鉢は珍しい} 手水鉢と石燈籠。勾玉(まがたま)の形をした手水鉢は珍しい

茶室・図南亭の丸窓からは、方丈の東庭を眺めることができる} 茶室・図南亭の丸窓からは、方丈の東庭を眺めることができる

スポット詳細

住所
京都府京都市東山区本町15-803 map map 地図
電話番号
0755411761
時間
[4月-11月]9:00-17:00
[12月-3月]9:00-16:00
休業日
無休(法事中は拝観不可)
料金
[大人(高校生以上)]500円
[中学生・小人]300円
[6歳以下]無料
駐車場
あり
クレジットカード
不可

情報提供: ナビタイムジャパン

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クチコミ

  • 静かにたのしむ雪舟の庭
    5.0 投稿日 : 2022.10.08
    東福寺の塔頭。観光客が少なめで、静かに庭園を楽しめました。襖絵もじっくりと鑑賞。恵観ゆかりの茶室も素敵でした。また訪問します。
  • たまたま見つけた穴場のお寺
    4.0 投稿日 : 2022.05.04
    たまたま伏見稲荷の帰りに通りがかりました。小さい庭園ですが、いい枯山水でした。また来たいと思う落ち着いた雰囲気の穴場のお寺でした。
  • 京都でも最古の枯山水庭園とか・・・
    3.0 投稿日 : 2021.08.21
    余り嗜好的には好みの寺院ではありません。但し、同じような風景の描写をする左京区岩倉の実〇院よりははるかに良い。ここは大本山東福寺の塔頭寺院。通称名は雪舟寺とも呼ばれる。そんなに大した庭園とは思えないけど・・・。

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アクセス

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最寄り

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