西本願寺

寺院

桃山文化の粋を極めた、威厳と風格の漂う伽藍群

親しみをこめて「お西さん」と呼ばれる西本願寺には、桃山文化の遺構となる国宝や重要文化財が今に伝わる。歴史を物語る名建築の数々や、豪華な彫刻や装飾は見ごたえも十分で、伝説や逸話も満載のお寺だ。

1636年(寛永13)に再建された御影堂。右奥は阿弥陀堂(写真提供:西本願寺) 1636年(寛永13)に再建された御影堂。右奥は阿弥陀堂(写真提供:西本願寺)

巨大な伽藍は祈りを受けとめてきた仏の世界

堀川通に面して広大な寺域を構える西本願寺。バス停の西本願寺前に降り立てば、すぐ近くには阿弥陀堂門、少し離れて御影堂門がそびえ立つ。一般に西本願寺と呼ばれる本願寺は、正式には龍谷山(りゅうこくざん)本願寺といい、鎌倉中期に親鸞聖人によって開かれた浄土真宗本願寺派の本山。1994年(平成6)には「古都京都の文化財」として世界文化遺産にも登録された。石橋を渡り、門をくぐった先に現れる、広い境内に並び立つ伽藍は威風堂々たるたたずまい。阿弥陀堂や御影堂(ごえいどう)の両堂(いずれも国宝)は自由にお参りが可能で、毎朝6時に始まるお勤めにも気軽に参加できる。

さまざまな彫刻が施され、見飽きない唐門(写真提供:西本願寺) さまざまな彫刻が施され、見飽きない唐門(写真提供:西本願寺)

本願寺の長き歴史を見つめてきた諸堂

京都東山大谷に建てられた親鸞聖人の廟堂(びょうどう)がやがて本願寺となり、場所を変えながら現在地に移ってきたのは1591年(天正19)のこと。豊臣秀吉から土地の寄進を受け、堂宇が整えられて現在にいたる。本堂の阿弥陀堂には本尊の阿弥陀如来が祀られ、約800人が一度に参拝できる広さだ。また南隣の御影堂には宗祖・親鸞聖人の木像が安置され、一度に約1200人も参拝者が集える、まさに世界最大級の木造建築だ。両堂は渡り廊下でつながり、往来ができる。お寺は幕末の一時期に新選組の屯所となり、東北角の太鼓楼は隊士が使ったこともあるのだとか。内部は非公開だが、堀川通から眺めても建物の姿がよくわかる。

時を知らせた太鼓のある重層の楼閣・太鼓楼(写真提供:西本願寺) 時を知らせた太鼓のある重層の楼閣・太鼓楼(写真提供:西本願寺)

豪華な装飾に見とれ、天邪鬼に顔ほころぶ

阿弥陀堂や御影堂は、内部の豪華な装飾に祈りと伝統文化を見て取ることができるが、外側にも注目したい。縁側や廊下には亀裂や穴などを木片で手当てした「埋め木」が随所に見られ、リスやモミジなどをかたどったものもあるので探してみるのもおもしろい。御影堂の正面左右の天水受けには、しぐさが異なる天邪鬼(あまのじゃく)の姿が。お堂が再建された江戸初期の頃からずっと天水受けを支えてきた。また、境内南東には桃山時代を代表する楼閣・飛雲閣(国宝、通常非公開)がたたずむ。さらに南に回ると現れるのが唐門(国宝)だ。時が経つのも忘れて見惚れてしまう豪華な門であることから、「日暮門(ひぐらしもん)」とも称される。

金閣、銀閣と並び「京の三名閣」に数えられる飛雲閣(写真提供:西本願寺) 金閣、銀閣と並び「京の三名閣」に数えられる飛雲閣(写真提供:西本願寺)

大銀杏に守られてきた堂宇と門前町のたたずまい

御影堂の正面の大木は大銀杏で、根っこを上にしたような形から「逆さ銀杏」とも呼ばれる京都市の天然記念物だ。樹齢は約400年とも伝わり、江戸時代の大火事では水を噴き上げて堂宇を守ったという伝説から「水吹き銀杏」の名もある。秋には鮮やかに色づき、お寺の内外から楽しめる。拝観の後には門前町をぶらり散策するのもおすすめだ。龍谷ミュージアムで仏教の歴史に触れたり、お香の老舗「香玉堂」や、西本願寺ともゆかりの深い和菓子処「亀屋陸奥」などで門前名物を探したり、さらに仏壇仏具などのお店が軒を連ねているので、伝統工芸の粋も目にできる。ちょっと足を延ばせば、かつて花街であった島原散策もできる。

四季を通じて存在感たっぷりの大銀杏(写真提供:西本願寺) 四季を通じて存在感たっぷりの大銀杏(写真提供:西本願寺)

スポット詳細

住所
京都府京都市下京区堀川通花屋町下ル
電話番号
0753715181
時間
5:30-17:00
休業日
無休
料金
参拝自由
駐車場
あり
クレジットカード
不可
Wi-Fi
あり
滞在目安時間
0-30分
車椅子での入店
[車椅子での参拝]可

情報提供: ナビタイムジャパン

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クチコミ

  • 西本願寺の中にある喫茶・軽食レストランです
    4.0 投稿日:2016.03.22
    料理と云っても簡単なものばかりで別に割烹や会席料理がメニューにある訳ではありません。が、カレーライスにしてもピラフにしてもここで食べると「それなりに」美味しいから不思議。落ち着いた雰囲気で座席もゆったり、店員のお嬢さん方の動きもゆ-たり・・・静かなひと時を楽しめる場所です。隣接していろいろな仏教関係や本願寺関係のショップがあります。明らかに本願寺関係の人(ひょっとして僧侶?)も一緒に食事出来る場所...

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