滋賀県立琵琶湖博物館

博物館/科学館

琵琶湖のレイクビューも楽しめる、「湖と人間」がテーマの博物館

日本でいちばん大きい湖で、世界有数の古代湖でもある琵琶湖。「湖と人間」がテーマの琵琶湖博物館は、歴史や自然、人々の暮らしを体感できる多彩な展示と、琵琶湖に生息する魚たちに出合える総合博物館だ。

琵琶湖畔から琵琶湖博物館を望む。弧を描く建物の屋根はかつての水運の主役・丸子船をイメージ} 琵琶湖畔から琵琶湖博物館を望む。弧を描く建物の屋根はかつての水運の主役・丸子船をイメージ

琵琶湖のほとりに建つ博物館

JR琵琶湖線草津駅から近江鉄道バスで24分、「琵琶湖博物館」の停留所から歩いてすぐ、琵琶湖を望む抜群のロケーション。2021(令和3)年に開館25周年を迎えたが、6年にわたるリニューアルが2020年(令和2)に完成し、子どもから大人まで五感で楽しめるミュージアムとして魅力を増した。館内には、60種以上の固有種を含む生き物を育み人々の生活・文化を支える母なる琵琶湖にまつわる3つの展示室と、琵琶湖に生息する魚たちが暮らす水族展示室がある。エスカレーターで2階に上がり、右手にある「A展示室」から順に巡ってみよう。

「A展示室」には古代琵琶湖に存在したゾウやワニの展示標本も} 「A展示室」には古代琵琶湖に存在したゾウやワニの展示標本も

3つの展示室を巡り、琵琶湖を知る

「A展示室」では、約400万歳!の琵琶湖の生いたちを紹介。動画やジオラマ、花粉などの化石や地層の標本により、琵琶湖とその周りの環境の変遷を学ぶことができる。隣の「B展示室」では、かつて実在すると信じられていた、自然の大いなる力の象徴「龍」のオブジェがナビゲート。縄文時代のジオラマや世界最大規模の淡水貝塚、多様な漁具、水運の主役・丸子船など、森や水辺で自然と人々が紡いできた足跡へと誘ってくれる。回廊の先、「C展示室」では、琵琶湖の自然や生き物と、人々の暮らしのつながりを体感することができる。最初の展示の足元にも注目。開館前に2年がかりで撮影した航空写真を陶板に焼き付けた、壮大なタイルアートとなっている。

「B展示室」には人々の暮らしを支えた丸子船や漁具の展示も} 「B展示室」には人々の暮らしを支えた丸子船や漁具の展示も

琵琶湖を中心とした航空写真を陶板に焼き付けた「C展示室」の導入部分} 琵琶湖を中心とした航空写真を陶板に焼き付けた「C展示室」の導入部分

「C展示室」の「生き物コレクション」では琵琶湖の固有種をはじめ、滋賀県の多様な生物を紹介} 「C展示室」の「生き物コレクション」では琵琶湖の固有種をはじめ、滋賀県の多様な生物を紹介

トンネル型水槽が誘う水族展示室

「湖のいまと私たち~水の生き物と暮らし~」がテーマの水族展示室は、面積約2000平方メートルで淡水生物の展示としては国内最大級を誇る。湖岸のヨシ帯やトンネル水槽など琵琶湖の環境を再現した水槽で生きいきと泳ぐ魚たちの姿に出合えるほか、食文化を紹介する川魚店の再現や、ブラックバスやブルーギルなど外来生物の問題など、琵琶湖と人との関わりについても学ぶことができる。世界最古の湖、バイカル湖の生きた魚の展示は国内唯一なのでこちらも必見だ。
※水族展示室の一部の水槽は、水を抜き修理の準備中。

頭上を魚が泳ぎ、琵琶湖に潜っている気分になれる} 頭上を魚が泳ぎ、琵琶湖に潜っている気分になれる

まだある、琵琶湖博物館のお楽しみ

ほかに、子どもと大人が一緒に楽しめる体験型展示室「ディスカバリールーム」と、バラエティに富む標本や特殊な顕微鏡を備えた「おとなのディスカバリー」もおすすめ。レストランの個性派メニューにも注目。琵琶湖の固有種であるビワマスと外来魚ブラックバスの天ぷらを載せた「湖の幸の天丼」や、ライスが琵琶湖の形になった「びわ湖カレー」が人気を集める。屋外には、森に包まれた空中遊歩道と琵琶湖のパノラマを一望する展望デッキを備えた樹冠トレイルも。展望デッキまでの通路は、琵琶湖の南北の距離64kmにちなんで長さ64m、デッキの高さは琵琶湖の深さを10分の1にした10.4mで、琵琶湖を愛する博物館スタッフたちの琵琶湖愛が込められている。展示、グルメ、樹冠トレイルのすべてを堪能するなら、たっぷり時間をとって訪れたいスポットだ。

湖の幸の天丼1350円。ビワマスとブラックバスのおいしさに驚く} 湖の幸の天丼1350円。ビワマスとブラックバスのおいしさに驚く

スポット詳細

更新日:2024.04.26

住所
滋賀県草津市下物町1091 map map 地図
電話番号
0775684811
時間
9:30-17:00(最終入館16:00)
※諸般の事情により変更になる場合があります。
最新情報は公式サイト(https://www.biwahaku.jp/)をご確認ください。
休業日
月(休日の場合は開館)、臨時休館あり
料金
[常設展示観覧料]一般800円、高大学生450円
[常設展・みずの森共通券]一般890円、高大学生560円
※企画展示をご覧になるには、企画展示観覧料が別途必要です。
駐車場
あり(420台)
※普通車、自動二輪・原付については、博物館利用者の方は無料
クレジットカード
可(VISA、MasterCard、その他)
電子マネー/スマートフォン決済
可(Suica、PASMO、nanaco、WAON、楽天Edy、PayPay、d払い、auPAY、その他)
Wi-Fi
あり(Biwako Free Wi-Fi)
喫煙
不可
滞在目安時間
120分以上
車椅子での入店
乳幼児の入店

情報提供: ナビタイムジャパン

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クチコミ

  • とても落ち着く
    5.0 投稿日 : 2022.09.11
    琵琶湖博物館JR草津駅からバスに乗ると約30分で琵琶湖博物館に着きます。琵琶湖博物館には、14:30に着きましたが、館内は広く17:00に閉館なので、駆け足で周りましたが、あまり見れて無かったです。館内を見るには、せめて4時間は必要だと思います。
  • 私達は 少し駆け足で見学しても 1時間半程度必要としましたので 時間的余裕を持って訪問されることをお薦めします
    5.0 投稿日 : 2022.06.16
    こちらは 展示室が5室(A-E)、水族展示室&樹冠トレイルで構成され 私達は 展示室3室(A-C)、水族展示室&樹冠トレイルを 1時間半程度で見てまわりました、訪問当日 JR草津駅西口 12:30発の近江鉄道ハスでこちらへ移動し こちらを見学後[水生植物公園 みずの森]を見学し JR草津駅に戻る日程だったので[ハスの時刻表として 平日は[水生植物公園...
  • こちらを訪問予定であれば 《入館予約システム》にアクセスし [予約完了メール]が必要です
    4.0 投稿日 : 2021.07.13
    こちらを訪問予定であれば 《入館予約システム》が必要です。 《入館予約システム》のことを知っていましたが 当日行けば何とかなると思い 7月4日(日)隣接する[水生植物公園みずの森]訪問後 訪問するも [予約完了メール]が無ければ 入館出来ないと言われ、仕方なく 近くにある[烏丸記念公園][道の駅草津クリーンプラサからすま]に立ち寄り 帰路につきました。

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アクセス

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