中山千枚田

その他の名所

小豆島のほぼ中央部に広がる、懐かしい里山の風景

小豆島町中山地区に広がる約800枚の棚田。湯船山(ゆふねさん)の湧き水に支えられて続いてきた米作りと棚田の風景は、後継者不足に悩まされながらも、棚田オーナー制などにより地域全体で守られ続けている。

「日本の棚田百選」に、香川県で唯一選ばれている 「日本の棚田百選」に、香川県で唯一選ばれている

季節や時間帯でさまざまに変わる棚田の景色

標高150-250mの急な山肌に広がる中山千枚田。南北朝時代の『湯舟山縁起』に水の記述があることから、南北朝時代から江戸時代にかけてつくられたものと考えられている。田植え前、水を張った田んぼの一枚一枚が空を映す様子はまさに絶景。5月には田植えが始まり、徐々に稲が大きく育つ夏を迎え、8月下旬頃からは稲刈りシーズンと、季節ごとの景色を楽しむことができる。後継者不足により一時期は耕作放棄地が増えていたが、地元の棚田保存会によって棚田オーナー制が取り入れられるなど、その景観の保存に地域をあげて取り組んでいる。

ほとんど刈り取りが終わった初秋の夕暮れ ほとんど刈り取りが終わった初秋の夕暮れ

稲刈りシーズンは彼岸花があぜ道を彩る 稲刈りシーズンは彼岸花があぜ道を彩る

「湯船の名水」が支える棚田の米作り

棚田を見下ろす湯船山の山腹から湧き出す水により、中山千枚田の米は育まれてきた。その湧水量は1日約400tもあり、雨が降らない日が続いても決して絶えたことがないといわれている。自然性の高い樹林を有する湯船山は、香川県自然記念物および小豆島町の天然記念物に指定されており、その豊かな山から湧き出る水は環境庁の「日本の名水百選」や「さぬきの名水」に認定されている。千枚田のなかに設けられた散策路を歩けば、あちこちに引かれた水路を勢いよく水が流れている様子を見ることができる。

水路に近づくと、ドドド……と音が聞こえるほど勢いよく水が流れている 水路に近づくと、ドドド……と音が聞こえるほど勢いよく水が流れている

湯船山には祠や碑が建てられ、人々の暮らしを支えてきた水の貴重さを伝えている 湯船山には祠や碑が建てられ、人々の暮らしを支えてきた水の貴重さを伝えている

歴史と伝統、文化が息づくエリア

映画『八日目の蝉』のロケ地になった中山千枚田では、映画をきっかけに「虫送り」という行事が復活した。稲につく害虫を追い払うために行うもので、夏の夕暮れ、松明を持った人たちが行列を作って棚田の間を歩く様はまさに幻想的。その風景を写真に収めようと、島内外の写真愛好家がカメラを持って訪れる。また、中山地区には江戸時代中期から続く農村歌舞伎の文化が残っており、地元の人たちによって歌舞伎の奉納が行われる。棚田を中心とした農村の文化や風習が、今も大切に受け継がれている貴重なエリアだ。

重要有形民俗文化財に指定された中山の農村歌舞伎舞台 重要有形民俗文化財に指定された中山の農村歌舞伎舞台

車を降りて、ゆっくり歩いて散策を

小豆島町池田公民館中山分館の駐車場が利用できるので、そこに車を停めて歩いて散策するのがおすすめ。歩きながら写真を撮っているとつい夢中になってしまうが、地元の人たちの生活道路なので周囲には気をつけてほしい。農村歌舞伎舞台がある春日神社の前には中山の散策路を示した看板があり、通行禁止エリアなども書かれているので参考に。また、中山地区に隣接する肥土山(ひとやま)地区にも山間部らしい田園風景が広がり、こちらも歌舞伎舞台があるので、合わせて散策してみてはいかがだろうか。

スポット詳細

住所
香川県小豆郡小豆島町中山
時間
[見ごろ]4月下旬-9月下旬

情報提供: ナビタイムジャパン

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