小豆島
SHODO ISLAND
豊かな自然と文化が息づく、国内オリーブ栽培発祥の島
瀬戸内海国立公園の中心に位置する小豆島。人口3万人弱が暮らす、瀬戸内海では淡路島に次いで2番目に大きな島だ。国内のオリーブ栽培発祥の地としても知られ、島内のいたるところで目にするのがオリーブ畑。島内産のオリーブは、オリーブオイルのほか化粧品などにも加工され、醤油や佃煮、素麺とともに島の代表的な特産品になっている。約1300万年前の火山活動によってできた小豆島は、周囲を囲む海だけでなく急峻な斜面や豊かな森、瀬戸内海で最も高い山「星ヶ城(ほしがじょう)」などがあるほか、良質な石の産地ともなっていて、離島ながらさまざまな地形や景観が楽しめるのも魅力。また、瀬戸内国際芸術祭の舞台としても知られ、近くの直島や豊島(てしま)と合わせてアート巡りを楽しむ観光客も多い。
エリアの見どころ
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道の駅 小豆島オリーブ公園
- 約2000本のオリーブ畑に囲まれたフォトジェニックな公園
- 温泉やレストラン、雑貨店などさまざまな施設を有する道の駅。海を見下ろす丘陵地にあり、南向きの斜面にはオリーブの畑、その向こうには青い海と空が開ける、まさに小豆島らしい景観を楽しめる。
- スポットの詳細
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道の駅 小豆島オリーブ公園
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こまめ食堂
- 棚田の景色を眺めながら、棚田で育った米を味わう
- 2010年(平成22)夏、瀬戸内国際芸術祭のオフィシャルショップとしてオープンした食堂。目の前の棚田で育った米を湯船山(ゆぶねさん)の湧水で炊いて作ったおにぎりをメインに、地元の食材を使った定食を味わうことができる。棚田の風景にしっくり溶け込む建物は、かつて地域の精米所だったもの。店内にはその頃の様子を伝える道具が残されており、まるで昭和の時代に戻ったかのような非日常の空間になっている。おにぎり定食のほかにも、小豆島オリーブ牛ハンバーガーやそうめん定食など、島の特産品を味わえるメニューがそろっているので、複数人で訪れた際はシェアして楽しみたい。島で採れたフルーツの自家製ジャムを使ったマフィンやドリンクは、テイクアウトしてドライブのお供にするのもおすすめだ。
- スポットの詳細
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こまめ食堂
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岬の分教場
- 子どもたちが実際に使っていた教室が今も残る
- 小説『二十四の瞳』の舞台になった、苗羽(のうま)小学校田浦(たのうら)分校の校舎。1902年(明治35)に建てられた瓦葺平屋建ての校舎で、教室のほかに教員住宅がある。1971年(昭和46)に廃校になるまで実際に学校として使われており、1954年(昭和29)公開の高峰秀子主演映画『二十四の瞳』はここで撮影された。それをきっかけに「教育の聖地」と呼ばれるようになり、教員をはじめ全国から多くの人が訪れるようになったほか、教育や学校に関する展示なども定期的に行われている。教室内には当時の掲示物やオルガンなどもそのまま残されており、子どもたちが生きいきと学んでいたその様子が思い起こされるようだ。若い世代の人たちには、今とはまったく違う昭和初期の校舎がとても新鮮に感じられるだろう。
- スポットの詳細
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岬の分教場
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人気スポット
旅のヒント
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その1
小豆島にあるフェリーの港は土庄、大部、福田、坂手、池田の5つ。高松や岡山、姫路などからアクセス可能だ。詳しいダイヤや料金などは、各フェリー会社のウェブサイトをチェックして。
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その2
レンタサイクルを扱う港や宿泊所もある。しかし小豆島は海岸線の国道でもアップダウンがあるので、借りるなら電動自転車がおすすめだ。また、道が細いところもあるので、レンタカーを借りる場合、運転に自信のない人は小回りのきく小型車が扱いやすいだろう。
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その3
シーカヤックやSUPといった海のアクティビティができる施設も多数。そのほか、ハイカーやサイクリストにも人気の島で、自転車で小豆島を一周することを「マメイチ」と呼ぶ。
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その4
エンジェルロードに行くならまず潮見表をチェック。その時間を決めてから、前後の旅程を組むとムダなく動けるだろう。バスやレンタサイクルでも移動は可能だが、多くのスポットをまわりたいならやはり車があったほうが動きやすい。
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その5
豊島へは直通のフェリーがあるので車で渡ることも可能。直島へは直通便がないので、岡山県の宇野港もしくは香川県の高松港を経由して渡ろう。