合元寺(赤壁寺)
真っ赤な壁がここで最期を遂げた武士たちの無念を伝える
1587年(天正15)に黒田官兵衛が中津に移り住んだ際、官兵衛に従って姫路から中津に来た浄土宗西山派、空誉上人(くうよしょうにん)が開山した寺。もともと中津の土地を守り続けていた宇都宮一族は、黒田氏に反旗を翻したが、幾度もの激しい攻防が繰り広げられるも最後には降伏。前領主、宇都宮鎮房(うつのみやしげふさ)を中津城内で暗殺したのち、中津城を脱出した家臣たちがこの合元寺を拠点として抵抗したが、奮戦むなしく最期を遂げた。この時、返り血を浴びた門前の白壁は、何度塗り替えても血痕が浮き出てしまうため、ついに赤色に塗り替えられるようになったという伝説が残っている。また、境内にある庫裏(くり)の大黒柱には当時の刀傷が残っており、当時の激戦の様子を生々しく伝えている。戦死した鎮房の家臣は合葬し寺内の延命地蔵菩薩堂に祀られている。このほか境内には、福沢諭吉が長崎に遊学するにあたって学業成就を祈願したことで知られる「三願成就の地蔵尊」もあり、市内外から参拝者が訪れる。
スポット詳細
- 住所
- 大分県中津市寺町973 地図
- エリア
- 宇佐・中津エリア
- 電話番号
- 0979222037
- 時間
- 7:00-日没
- 休業日
- 無休
- 料金
- 境内自由
- 駐車場
- あり(2台)
- クレジットカード
- 不可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 不可
- Wi-Fi
- なし
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 滞在目安時間
- 0-30分
- 車椅子での入店
- 可
- 乳幼児の入店
- 可
- ペットの入店
- 可
- 雨の日でも楽しめる
- はい
情報提供: ナビタイムジャパン
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クチコミ
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- ミステリアス
- 何度塗ってもその色になると言う話を聞いていましたが、その由来も分かりませんでしたが、ここに来て、その理由が分かりました。
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- お寺の塀が赤い?
- 豊臣軍に敵対した地元の豪族がここで打倒されたお寺でした。この時打たれた豪族の血が当時の塀に飛び散ったそうです。その血に染まった塀を何度も塗り替えしても血の赤が浮き出るので赤い塀にしたそうです。この近辺は寺院が多く 道が広くないので歩きか 自転車をお勧めします。
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- 黒田家を語る赤壁
- 中津市内の寺町にあるお寺で、赤い壁で異彩を放っています。黒田家が豊前に入国したのち、統治を完了するまでに起こったもっとも凄惨な血なまぐさい話。本で読んだことがある程度でしたが、実際に壁の色を見ると暖かい日だったにも関わらず、冷や汗が出てきました。お寺の前は合同の駐車場になっていますが、道も含めて広くないので、散策の一環で訪れるほうがいいと思います。
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