麻布おかい 奈良店
「奈良晒」の伝統を受け継ぐ麻織物の老舗で、麻の魅力を再発見!
160年続く麻織物の老舗
「岡井麻布商店」は、1863年(文久3)創業の麻織物の老舗だ。麻織物のなかでも特に高級品とされる「奈良晒」は、江戸時代に徳川幕府の御用達品として認められたことから、全国に知れ渡るようになった。当時はぜいたく品として、武家を中心に受け入れられ、裃(かみしも)や夏に着る単衣(ひとえ)に用いられてきた。しかし明治時代以降になると、そのほかの布織物が需要を高め、「奈良晒」は次第に減少していったという。そんな状況のなか、現在でも「奈良晒」の伝統を守り続けているのが「岡井麻布商店」だ。「奈良晒」は織り上がった麻布を、数回の晒工程を経て真っ白に仕上げるのが特徴。現在でも、茶道で使われる茶巾(ちゃきん)には、この「奈良晒」が使用されている。
麻織物を身近に感じられる商品がそろう
そんな「岡井麻布商店」が手がける、麻織物のショップが「麻布おかい 奈良店」だ。「麻布おかい 奈良店」では、「奈良晒」を取り扱いながらも、より麻織物に親しみをもってもらうため、「岡井の麻」というオリジナルの麻織物を使った布ものを中心に取りそろえる。店内には色とりどりの麻製品が並ぶが、麻そのものが生成り色であるため、たとえば同じ赤色でも、ベースとなる麻自身の色味の個体差によって、少しずつ色味が変わるのだとか。そうした一期一会の出合いも麻織物の魅力だ。定番人気は、蚊帳生地を重ねて作った「麻ふきん」。通気性がよいので乾きやすく、丈夫な点が人気の秘訣。やさしい色合いがそろうので、好きな色をセレクトしてみよう。
老若男女問わずに人気が高いのは、麻生地のポシェット。長財布やペットボトルを立てて入れられるよう計算されたサイズで、軽いため、ショルダー部分が肩に食い込みにくいと好評だ。
機織り機で伝統を体験
「麻布おかい 奈良店」には店頭に機織り機が置いてあり、予約をすれば、実際に麻生地を織る体験ができる。所要時間は約30分で、職人の先生に教えてもらいながら、約20cm巾の麻生地を織っていく。初めに先生のお手本を見ながら、機織り機の仕組みや手順を学ぶ。ひととおりの仕組みを学んだら、機織り機の前に座っていよいよ体験だ。機織り機には縦糸が通されているので、杼(ひ)と呼ばれる横糸を通す道具を使って織っていく。上下に張られた縦糸の間を、右へ左へと杼を動かすことで織り進めていく。この際、杼をもったほうの足で機織り機のペダルを踏み、上下の縦糸を入れ替えるのがポイントだ。この作業を繰り返すことで麻織物は完成。持ち帰って加工してもよいし、そのまま壁に飾ってもかわいらしい。「奈良晒」をはじめとする麻織物について発信する「麻布おかい 奈良店」で、麻織物の魅力に触れてみよう。
スポット詳細
- 住所
- 奈良県奈良市橋本町7-1 地図
- エリア
- 奈良公園エリア
- 電話番号
- 0742267010
- 時間
- 10:00-19:00
- 休業日
- 無休
- 駐車場
- なし
- クレジットカード
- 可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX、銀聯、DISCOVER、Diners Club、その他)
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 可(PayPay、楽天ペイ、LINE Pay、メルPAY、d払い、auPAY、ALIPAY、ウィチャットペイ)
- Wi-Fi
- なし
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 英語メニュー
- あり
- 車椅子での入店
- 可
- 乳幼児の入店
- 可
- 雨の日でも楽しめる
- はい
- 備考
- ギフト包装・発送承ります
情報提供: ナビタイムジャパン