野菊の墓文学碑
情景描写が美しい小説『野菊の墓』の舞台を訪ねて
歌人、小説家の伊藤左千夫の初の小説作品『野菊の墓』は矢切を舞台としている悲恋物語だ。主人公の2人政夫と民子の日常生活が活写されており、舞台となっている明治時代の矢切(やきり)の景色が目に浮かぶほど詳細に描かれている。北総線の矢切駅から徒歩約10分の場所にある文学碑は、1965年(昭和40)に西蓮寺(さいれんじ)の敷地に建立された。文学碑にはこの周辺の景色を描いたと思われる小説の一部が抜粋されて刻まれている。道路を挟んだ公園の野菊苑からは、小説に登場する高台のナス畑から見るような景色を望むことができ、空気が澄んでいて条件のいい日は小説の描写のように東京方面もくっきりと見渡すことができる。寺の前の急坂を下り矢切の渡しまでたどるルートには「野菊のこみち」と名付けられた散策コースがある。散策コースやルート途中の坂川に架けられた矢切橋にも、作品をイメージするレリーフや文学碑、透かし彫り飾りなどが設置されている。
スポット詳細
情報提供: ナビタイムジャパン
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