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RETRIP
千葉
東葛
TOKATSU
2つの川に挟まれた千葉県の角
千葉県の地図を見ると北西方向に角のように突き出した部分がある。その先端は利根川と江戸川の分岐点。東葛エリアはちょうどこの角に当たる部分にある。ちなみに江戸川は千葉と埼玉、東京の県境で、利根川は茨城と千葉の県境。隣接の都県と川で隔てられているので、冗談で「千葉県は島」といわれることも。このエリアは江戸川と利根川にはさまれた土地で、江戸時代は水運の要衝であり、また江戸と御三家のひとつである水戸藩が置かれた水戸を結ぶ「水戸街道」が通る重要な場所だった。「東葛」は「東葛飾(ひがしかつしか)」の略で、元は東京都葛飾区や埼玉県東部の北葛飾郡と一体をなす地域だった。東京のベッドタウンとして発達したこともあり、同じ千葉県でありながら、ほかのエリアとはちょっと違う雰囲気を感じられるエリアだ。
エリアの見どころ
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野菊の墓文学碑
- 情景描写が美しい小説『野菊の墓』の舞台を訪ねて
- 歌人、小説家の伊藤左千夫の初の小説作品『野菊の墓』は矢切を舞台としている悲恋物語だ。主人公の2人政夫と民子の日常生活が活写されており、舞台となっている明治時代の矢切(やきり)の景色が目に浮かぶほど詳細に描かれている。北総線の矢切駅から徒歩約10分の場所にある文学碑は、1965年(昭和40)に西蓮寺(さいれんじ)の敷地に建立された。文学碑にはこの周辺の景色を描いたと思われる小説の一部が抜粋されて刻まれている。道路を挟んだ公園の野菊苑からは、小説に登場する高台のナス畑から見るような景色を望むことができ、空気が澄んでいて条件のいい日は小説の描写のように東京方面もくっきりと見渡すことができる。寺の前の急坂を下り矢切の渡しまでたどるルートには「野菊のこみち」と名付けられた散策コースがある。散策コースやルート途中の坂川に架けられた矢切橋にも、作品をイメージするレリーフや文学碑、透かし彫り飾りなどが設置されている。
- スポットの詳細
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野菊の墓文学碑
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千葉県立関宿城博物館
- 利根川や江戸川の治水と関宿藩の歴史を展示
- 利根川から江戸川が分岐する地点、千葉県の北端・野田市関宿に位置する歴史博物館。利根川および江戸川の治水の歴史と、河川によってはぐくまれた文化や産業、近世の関宿藩と関宿を紹介する展示を行っている。
- スポットの詳細
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千葉県立関宿城博物館
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ホワイト餃子店野田本店
- 香ばしくジューシーな味わいの地元のソウルフード
- ホワイト餃子はいなり寿司のようにころっとした餃子をひたひたのお湯で茹で、油を足しながらきつね色の焦げ目がつくまで火を通して仕上げる地元の名物グルメだ。一見すると揚げ餃子のように見えるがまぎれもなく焼き餃子で、ジューシーな具と香ばしい皮のおいしさを味わうことができる。冷凍餃子のテイクアウト販売を行っているが、開店してすぐに売り切れるので遠方から来店するときは前日に電話確認を行うとよい。自宅で料理するときもお湯で茹でて、最後に油を加えて仕上げればお店同様においしくいただくことができる。ウェブサイトの「調理方法」のページに写真付きの詳しい説明があるので、こちらを参考に調理するといい。お店同様にお湯と油を餃子がもぐるくらい使うのがおいしく仕上げるコツだ。ラー油は辛さを控え目に仕上げ、上質のごま油を使っているのでたっぷりと付けていただこう。写真のようにラー油の真ん中に醤油を垂らすくらいがお店の方おすすめの黄金比率だ。平日(月・火・木・金曜)の夕方は店内での飲食もできる。
- スポットの詳細
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ホワイト餃子店野田本店
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人気スポット
旅のヒント
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その1
鉄道でのアクセスは、都心からならJR常磐線やつくばエクスプレスが便利。エリア内はこのほか東武野田線や新京成線、流鉄流山線も走っている。
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その2
駅から離れたポイントも路線バスがカバーしているので、公共交通機関で移動が可能。
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その3
このエリアの主要道路である国道6号および16号線は交通量が多く、混雑することも多い。車での移動の際には、このことを頭に入れてルートを考えたい。
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その4
松戸市の本土寺は千葉県随一の紫陽花のスポット。シーズンの週末は周辺で渋滞がしばしば発生するので、電車を使ってのアクセスをすすめる。
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その5
利根川、江戸川沿い、手賀沼周辺などエリア内の広範囲にわたってサイクリング用の道が整備されているので、サイクリングが楽しいエリア。
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