五辻の昆布 本店
地元で愛される老舗の昆布屋さんで、昆布の新たな可能性を発見!
120年続く、昆布の老舗
五辻の昆布は、織物の町として知られる京都・西陣にある。西陣といえば煌びやかな「西陣織」が有名だが、西陣との地名は「応仁の乱」の際、西軍を率いた山名宗全(やまなそうぜん)が、この地に陣を置いたことに由来する。歴史的にも興味深い土地で、地元に根付いた社寺や昔ながらのお店が多くある一方、店主のこだわりが詰まったカフェやおしゃれなショップもさりげなくたたずむ。ぶらりと街歩きを楽しめるエリアだ。五辻の昆布へのアクセスは、市バス・千本今出川が便利。今出川通からひと筋北に進めば、五辻通へとたどり着くが、この五辻通と千本通が交差する場所に位置するのが五辻の昆布だ。
五辻の昆布の歴史は、1902年(明治35)に始まる。もともとは出町周辺で乾物屋を営んでいたそうだが、のちに先々代が西陣で開いた店こそ、現在の五辻の昆布であった。先々代の頃は、毎月21日に行われる東寺の弘法市にリアカーを引いて出店していたこともあるそうで、店頭でも昆布を削って販売していたのだとか。
定番商品から新商品まで幅広く展開
取り扱うのは、北海道産の真昆布をはじめとした厳選された昆布の数々。品質にこだわって、国内外から取り寄せている。昆布そのものから佃煮、お茶、おやつにいたるまで、幅広い品ぞろえだ。
なかでも昨今人気があるのが「ぽて昆」だ。「ぽて昆」はその名のとおり、ポテトと昆布をかけ合わせた商品で、揚げたじゃがいもに昆布茶をまぶしたおやつ。しかしそれだけではなく、実はここにたっぷりの山椒がプラスされている。昆布のうまみと山椒の辛味の絶妙な加減と、ポテトの程よい太さがなんともバランスがよく、一度食べ始めると最後まで手が止まらなくなる一品だ。お茶にももちろんあうが、ビールなどお酒のおともにぜひおすすめしたい。
社内の試作会から生まれるヒット作の数々
「まる昆」は小さくてまん丸の愛らしい汐吹昆布。昆布と椎茸のうまみがぎゅっと詰まった甘めの味で、お茶請けにもぴったりだ。小腹が空いたときのおやつ代わりにもおすすめ。
五辻の昆布では、新商品の開発時には、代表が「こんな商品思いついたんやけど、どう思う?」とスタッフみんなに声を掛け、みんなで味見をし、意見を出し合い商品が生まれていく。ちなみに「ぽて昆」もそうして誕生した商品。いろんな味付けをみんなで試食したが、「おいしい!」と満場一致だったのが、インパクト大の山椒風味だったのだとか。あまりの好評具合に、すぐに商品化に至ったという。スタッフの生の声が反映される環境があるからこそ、ユニークで意外性のある商品が続々と誕生するのだ。意外性のある商品といえば、最近では、液体の調味料も仲間入り。「がごめ醤油」は、がごめ昆布がたくさん入った、とろみのある醤油。醤油自体にうまみが増しているため、どんな料理に使っても深い味わいに。料理上手になれる一本だ。さらに、がごめ昆布を使った焼き肉のたれも登場。おだしが利いたとろとろのたれが、お肉によくあう。
昆布屋さんならではの新展開にも注目
新商品を続々と発表し、驚きと楽しみを与えてくれる五辻の昆布だが、2023年(令和5)の春からは、さらに驚きの新事業をスタートするという。なんと本店の2階にラーメン屋をオープンする予定なのだとか。一瞬、「昆布屋さんがラーメン……?」と不思議に思うが、展開を聞けば納得のひと言。まず、スープには動物系は使用せず、昆布・節・貝・きのこ・野菜からとり、昆布はその時々でおすすめをブレンドするという。かつお節は、だしをとるときにその場で削られるそうだ。そして仕上げには、目の前でおぼろ昆布をたっぷりと削り、トッピング。まさに、1杯のラーメンに昆布の魅力がぎゅぎゅっと詰まった、昆布専門店だからできる新展開だ。いつもユニークで新しい昆布の可能性を提案してくれる、五辻の昆布。老舗の昆布屋さんで、新たな昆布の魅力を見つけてみてはいかが。
スポット詳細
- 住所
- 京都府京都市上京区五辻通千本東入る西五辻東町74-2 地図
- エリア
- 西陣周辺エリア
- 電話番号
- 0754310719
- 時間
- 9:00-18:00
- 休業日
- 無休
- 駐車場
- あり(4台)
- クレジットカード
- 可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX)
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 可(PASMO、iD、楽天ペイ)
- Wi-Fi
- あり
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 平均予算
-
【昼】1-1,000円, 3,001-5,000円
【夜】3,001-5,000円 - 滞在目安時間
- 0-30分
情報提供: ナビタイムジャパン
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クチコミ
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- 京都、西陣の味
- 京都、西陣は古くから帯の産地で有名です。京都の呉服屋さんは、地方から反物など買いに来られるお客様への、お土産として塩昆布やチリメンジャコなどを自宅で炊き、お土産にされたという・・・。これが京都と、塩昆布やおジャコのなり染という話もあります。一つづつきれいな包装紙で巻いてあるので、そのままで立派なお土産になります。
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- 昆布の専門店
- 千本釈迦堂、千本閻魔堂にお参りした後通りかかって、寄りました。昆布の専門店です。いろいろな昆布が取り揃えてあり、迷います。五色昆布ふりかけというちょっと珍しいふりかけがあったので、少しお高いですが買ってみました。
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- 寄ってしまいます”五辻の昆布”
- 北野天満宮に参拝し、北野商店街という細い地元の小売店が並ぶ道路を東方向に自転車で行くと、だらだら坂の千本通りに出ます。左折し上って行って右側にあります。相変わらずの丁寧な接客です、今回も山椒昆布の「鞍馬」と山椒追加の「山椒の実」を買いました。もう少し安いと買いやすいのです、人件費でしょうか?
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