猿江恩賜公園
貯木場の歴史と水辺の風景。緑豊かな憩いの公園へ
北と南の2つのエリアからなる恩賜公園
JR錦糸町駅南口から歩くこと約10分。緑の木々に囲まれた猿江恩賜公園に到着する。全国で5か所しかない恩賜公園のひとつで、敷地は約14万5000平方メートル(東京ドーム約3個分)。公園は新大橋通りを挟んで北側地区と南側地区に分かれ、北側にはテニスコートや広い芝生の広場、遊具のある冒険広場、トレーニング用器具を備えた健康広場などがあり、南側には野球場や江東公会堂「ティアラこうとう」、池や滝が配された日本庭園がある。江戸時代に造られた運河、横十間(よこじっけん)川が公園の東側を流れ、この川に沿った遊歩道も整備されている。
幕府、皇室の貯木場としての歴史を刻む地
猿江恩賜公園がある場所は、木材を水に浮かべて保管するための猿江貯木場の跡地。1733年(享保18)頃に江戸幕府の材木蔵として造られたのが始まりで、明治期には新政府に引き継がれ、皇室の御用材の貯木場となった。1924年(大正13)、昭和天皇のご成婚を記念して当時の東京市に下賜され、1932年(昭和7)にその一部(現在の南側地区)を猿江恩賜公園として開園。北側地区は戦後、林野庁の所管となったが、貯木場が江東区潮見へと移転したため、約250年にわたる猿江貯木場の歴史に幕が下りた。その後、北側地区も公園として整備され、1983年(昭和58)に全園開園。かつての貯木場の水面景観を再現したミニ木蔵が北側地区に造られ、材木を水中に沈める重しとして使われていた切石が護岸の材料として再利用されている。この地が経てきた長い歴史を今に伝える場所だ。
四季を通して楽しめる自然豊かな公園
都立公園のなかでも自然環境が豊かで、多様な樹木、生物が共生している猿江恩賜公園。春には中央広場や芝生広場の桜が咲き誇り、横十間川沿いの桜並木も見事だ。夏休み中はミニ木蔵近くの「じゃぶじゃぶ池」が子どもたちの水遊び場として開放され、連日親子連れで賑わう。秋にはイチョウやイタリアポプラ、日本庭園のモミジが色づき、園内のあちこちで紅葉を楽しめる。ゲームを通して自然を学ぶネイチャーゲームや虫の観察会など、子どもも大人も参加できるイベントが好評で、水辺にやってくる野鳥を観察する人にも人気のスポットになっている。
スポット詳細
情報提供: ナビタイムジャパン
このスポットを紹介している記事
クチコミ
-
- [南側地区]にある《日本庭園》は 5月下旬迄 整備工事が実施され 立入禁止になっていますます
- こちらは[新大橋通り]を境に [南側地区]と[北側地区]に別れ [南側地区]にある《日本庭園》を目的で...
-
- スカイツリーを望む公園
- 住吉駅から公園正門まで徒歩3分ほど。新大橋通りを挟んで両側に広がる緑豊かな公園。1932年開園。元は徳川幕府・皇室御用材の貯木場であった。園内には芝生広場、池、野球場、テニスコートなどが整備されており、公園の木々の先には高く聳えるスカイツリーを望むことができる。
-
- 都心の自然な公園
- 錦糸町駅から徒歩15分くらい。都心では広めの公園。整備されすぎていない自然な感じか良かった。道路を挟んで南のエリアは池があり、橋があり風光明媚。
TripAdvisorクチコミ評価
もっと見るアクセス
地図最寄り
- NEARBY HOTELS -
周辺のホテル
- NEARBY RESERVED PARKING -
周辺の予約制駐車場
【予約制】akippa 山田駐車場
352m
【予約制】特P 【軽・コンパクト】住吉2-12-9駐車場
356m