ひがし茶屋街 懐華樓
金沢で最も大きな茶屋建築を体感
朱塗りの階段はインパクト大
美しい出格子と石畳が続くひがし茶屋街のなかほどに位置する懐華樓。夜の宴席のかたわら、昼は気軽なカフェとして営業し、人気を集めている。正面口の暖簾をくぐると、和のテイストにあふれたレトロな空間が広がり、その奥に真っ赤な朱塗り階段が2階に延びる。輪島塗の朱漆(しゅうるし)で仕上げられたこの階段は、多くのメディアで紹介され、懐華樓といえばこの階段をイメージする人も多いほど有名になっている。
華やかさを最大限引き出す
1820年(文政3)のひがし茶屋街の誕生以降、懐華樓の建物では「越濱」が昭和初期までお茶屋として営業していた。その後、長く空き家となっていたが、1993年(平成5)に懐華樓として復活を果たした。茶屋文化本来の華やかな雰囲気を感じてもらうために、残されていた建物を全面的に修復し、最高ランクのお茶屋として多くの人をもてなしていた当時の絢爛豪華な空間を再現した。細く華奢な造り、囲炉裏、建具、調度品などはなるべく往時の姿にこだわりつつ、間接照明、店内装飾などに現代のセンスを取り入れて、歴史とモダンを巧みに融合。独特の華やかさを醸し出している。
お茶室も金沢らしさ満点
朱塗りの階段のほかにもうひとつ、懐華樓を訪れた人を驚かせるものが1階奥にある。「金箔の畳のお茶室」だ。日本で唯一、金箔の水引きの畳が使われている。照明の光を反射して茶室全体が金色に輝く中央には、金の獅子頭が鎮座する。まさに一見の価値ありだ。また、2階にも上がってみよう。今も宴席で使われる太鼓などを置いた「朱の間」を見学できる。さらに、廊下を挟んで向かいにある「群青の間」も必見だ。2つの座敷は大宴会が行われる際、襖(ふすま)を開け放して1つの空間となる。芸妓さんが踊りを披露し、華やいだ雰囲気に包まれる。
レトロ空間で気軽にカフェタイム
懐華樓には靴を脱いで上がる座敷スタイルのカフェが設けられており、足をリラックスさせて、ゆっくりスイーツタイムを楽しもう。金箔を使った黄金くずきり(1900円)や黄金ぜんざい(2000円)、二三味珈琲極コーヒー(落雁付き1000円)、野田屋茶店厳選抹茶パフェ(1700円)など、素材にこだわった甘味を楽しむことができる。また、内蔵を改装した空間はショップスペースになっており、のぞいてみよう。懐華樓の女将プロデュースのオリジナルコスメや、地元酒蔵「中村酒造」とコラボした金箔入りの純米大吟醸「華の恋」など、お土産にぴったりのアイテムがそろっている。
スポット詳細
- 住所
- 石川県金沢市東山1-14-8 地図
- エリア
- ひがし茶屋街周辺エリア
- 電話番号
- 0762530591
- 時間
- 10:00-17:00
- 休業日
- 水(季節により変更になる場合がございます)
- 駐車場
- なし
- クレジットカード
- 可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX、銀聯)
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 可(PayPay)
- Wi-Fi
- なし
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 英語メニュー
- あり
- 平均予算
- 【昼】1,001-3,000円
- 滞在目安時間
- 30-60分
- 備考
- ホームページ:https://www.kaikaro.jp
情報提供: ナビタイムジャパン
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クチコミ
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- 昔の栄耀栄華
- 金沢東茶屋街にあります、茶屋街では1番大きなお茶屋さんです、金沢指定保存として昼は一般に広く公開している、夜は一見さんお断りを通して今も一客一亭でもてなしている。
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- 1階のカフェを利用するとお得です
- 1820年につくられた、金沢で一番大きな茶屋建築が、懐華樓です。現在も、夜にはお客さんがやってくるお茶屋なんですが、日中は、観光用に見学することができるんです。 入場料がかかりますが、1階にあるカフェを利用すると、入場料込みの価格設定になっていて、少しお得です。 2階が、お客を入れる客間です。朱の間という部屋があって、朱色の壁と、朱色の畳縁があでやかでした。
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- 「朱の間」は、朱色の壁と朱色の畳縁が鮮やかです
- 江戸時代のお茶屋街がそのまま残されている金沢のひがし茶屋街。こちらの懐華樓は、1820年につくられた、金沢ひがし茶屋街にある金沢で一番大きなお茶屋建築です。 1階にはカフェやショップもあり、2階が客間になっています。有料ですが、内部も見学できました。こうして昼間は一般公開されているんですが、夜には今でも華やかなお座敷が設けられているそうです。2階にあった代表的な部屋「朱の間」は、朱色の壁と朱色...
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