Art Labo KASURI
日本三大かすりのひとつ「伊予かすり」の歴史を学べるラボ
絣(かすり)とは、織る前にあらかじめ文様に従って染め分けた糸(絣糸)を用いて織り上げた模様織物のもの。ここArt Labo KASURI 歴史館は日本三大かすりのひとつである「伊予かすり」の歴史を学べる施設だ。「伊予かすり」の始まりは、今から約200年前にさかのぼる。現在の松山市西垣生町に暮らしていた「鍵谷カナ」という女性が、わら屋根の押竹に白い網目があることにヒントを得て考案した。1904年(明治37)には全国生産のシェア26.5%で第1位となり、一大産地に。この施設では、スタッフが「高機(たかはた)」と呼ばれる昔ながらの織り機を使って、「伊予かすり」を実際に織っている姿を見て学ぶことができる。施設内では「伊予かすり」ができるまでの工程が展示されているだけでなく、「伊予かすり」で作った製品も販売されている。反物や暖簾などの古くから親しまれているアイテムはもちろん、ハンカチやスカーフ、バッグやエプロンなど、現代の生活様式に合ったものも。松山城へと続く松山ロープウェー街の道中にあるので、観光がてら松山の織物の歴史を探訪してみよう。
スポット詳細
情報提供: ナビタイムジャパン