高橋商店街(高橋のらくろード)
懐かしの昭和キャラに出合える下町の商店街
観光地からも来やすい商店街
都営新宿線、大江戸線森下駅から徒歩4分。墨田区、江東区の大動脈である清澄通りを1本折れたところにある商店街が「高橋のらくろード」だ。「都バス門33」系統の高橋、「業10」系統、「東20系統」の森下五丁目バス停から徒歩圏のため、東京スカイツリーなどの観光地や、錦糸町、東京駅といった大きな駅からもアクセスしやすい。古くからこの高橋の地にある商店街だが、永年にわたり「のらくろード」という愛称で親しまれてきた。1930年代、大ヒットした田河水泡(たがわすいほう)のマンガ『のらくろ』がこの一風変わった商店街の名前の由来となっている。
大マンガ家田河水泡、ゆかりの地
『のらくろ』は主人公である真っ黒い犬の野良犬黒吉、自称のらくろが軍隊で出世していくという戦争マンガで、1931年(昭和6)に連載がスタートすると大ヒット。1930年代には早くもアニメ映画が作成され、1970年代、80年代にもそれぞれ現代風にアレンジされアニメ化、世代を超えて子どもたちを魅了してきた。のらくろの生みの親こそこの高橋の地で生まれ育った、田河水泡だ。田河は1899年(明治32)生まれのマンガ家で幼少期から青年期を江東区で過ごした。マンガ家として大成したあとも『サザエさん』で知られる長谷川町子ら後進の育成に力を入れたことでも知られる。まさに昭和初期のマンガ界の巨人だ。1999年(平成11)には、のらくろードから歩いて4分ほどの場所に田河の作品や愛用の品々を展示した「田河水泡・のらくろ館」が完成。高橋は長く、のらくろファンにとっての聖地となっている。
かわいいボードがたくさん
のらくろードに来たらかわいらしいボードと記念撮影するのがおすすめだ。手作りで温かみのある、のらくろがたくさんいるので、訪れたらぜひシャッターを押してみてほしい。またのらくろードでは春と秋に大きなイベントが開かれるなど、商店街の横のつながりも深いのが特徴だ。古き良き昭和の時代を感じさせるレトロな外観の店も少なくないので、散策するだけでも十分楽しめる。のらくろが誕生してから90年以上近く経った今も、この国民的キャラクターが街に愛されていることがよくわかる。昭和に思いを馳せながら、下町の商店街散歩を楽しんでみては。
スポット詳細
情報提供: ナビタイムジャパン
アクセス
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