滋賀県の近江八幡市は女子旅にぴったりな、ワクワクする楽しみ方が出来るって知ってましたか?実は、街中からロープウェイに乗って、空中散歩を楽しめるスポットがあるんです。そしてロープウェイを降りた先には、インスタ映えするモニュメントがいっぱい。さぁ、LOVE探しの旅に出かけましょう!
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JR大阪駅から約1時間40分!八幡山ロープウェイ乗り場へ
近江八幡まで電車で行く場合は、JR大阪駅から新快速に乗って1時間半。JR近江八幡駅で下車します。
JR近江八幡駅からは、近江鉄道バス「長命寺行き」に乗ること8分。「大杉町八幡山ロープウェイ口」バス停で下車します。大きな鳥居が目印の「日牟禮八幡宮」(ひむれはちまんぐう)方面に歩くこと5分で、「八幡山ロープウェイ乗り場」に到着です。日牟禮八幡宮の先にある八幡山ロープウェイ乗り場
ロープウェイは片道大人490円、15分間隔で運行。ロープウェイが出発するまで少し時間があったので、ロープウェイ乗り場の中にある売店を少しのぞいてみました。そこで見つけたのが…、
さて、これはなんでしょう?
実はこれ、近江八幡名物の「赤こんにゃく」110円(税込)なんです。どうして赤いのかというと、「派手好きな織田信長がこんにゃくまで赤く染めさせた」とか、「滋賀県から全国を行脚した近江商人が考えたアイデア」とか、諸説あるそうです。
この赤こんにゃくは醤油で味付けしてあって、歯ごたえは普通のこんにゃくよりも少し硬め。なかなか食べ応えのある一品です。お好みで七味唐辛子をかけるのもおすすめですよ!
赤こんにゃくをほおばっているうちに、ロープウェイがやってきました。早速乗り込みます。冬ならではの温かい気遣いもうれしい
山上駅まで4分間の小旅行
今回旅行したのは、ちょうど冬。ロープウェイから外を眺めれば、雪に覆われた幻想的な近江八幡の街並みを眺めることができました。四季折々、違った景色を楽しめるのがロープウェイの一番の魅力。春は桜、秋は紅葉を眺めることもできるそうです。
雪が積もった街並みはロマンチック
新緑の季節は、眺めているだけで気分がイイ
近江八幡市街地の景色はもちろん、遠くに滋賀の山々を眺められるロープウェイ。揺れも少なく乗り心地も抜群です。
もともと八幡山には、豊臣秀吉の甥の豊臣秀次(とよとみひでつぐ)が築いた「八幡山城」がありました。今は石垣が残っているのですが、本丸跡には秀次菩提寺の「村雲御所瑞龍寺門跡」(むらくもごしょずいりゅうじもんぜき)が、京都から移築されています。
そして現在は、「恋人の聖地」として認定され、LOVEにちなんだスポットがたくさんあるんです。
例えば…、ハート型のモニュメント
夜にはライトアップされる
ハート型のモニュメントや、夜間特別営業時のみライトアップされるモニュメントもあり、ハートでいっぱい!ちょっとしゃがんで青空を背景にして撮影したり、近江八幡の街並みを背景にして撮ってみると、モニュメントが際立つ1枚になります。
特産の瓦を使った絵馬もある
標高271.9mの八幡山頂上まであと少し…、ということだったのですが、この日はあいにくの雪で、頂上までたどり着くのはちょっと難しい。八幡山山頂周辺は30分程度で回れる散策コースになっていて、西の丸跡には、「LOVEオブジェ」や、日の光を浴びて輝く琵琶湖の景色を楽しむことができます。
LOVEオブジェ
八幡山ロープウェイの運行状況は、HPで確認できるので、訪れる際は、事前にチェックしてから行くのがおすすめです。
周辺の予約制駐車場
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「日牟禮八幡宮」を参拝した後は、まんまる「つぶら餅」に舌鼓
八幡山ロープウェイで麓の駅まで戻った後は、近江八幡を散策します。
麓の駅から徒歩1分の場所にある「日牟禮八幡宮」は、平安時代の創建とされる神社。中世以降は、近江商人の守護として篤く信仰を集めました。立派な楼門が気になって境内へ
境内にある2羽のハトです
広い境内の中にあるハトのオブジェは、金婚式のお祝いで奉納したようです。2羽のハトのようにいつまでも仲良くという願いが込められているのでしょうか。ついつい、ご利益を求めてなでたくなりました。
周辺の予約制駐車場
途中で、もう1つ気になる所を見つけました。
思わず写真を撮りたくなるのれん
こちらは、東京や大阪にもお店がある、和菓子の「たねや」が運営する「たねや 日牟禮乃舎」。甘味や抹茶、ランチを、囲炉裏のある空間で楽しめるお店です。
そして、こちらで人気の甘味が「つぶら餅」1個80円(税込)。地元近江のモチゴメをつきあげ、瑞々しく炊いた粒あんを包んで焼き上げた一品。ころころとしてあつあつの餅は、店内はもちろん、お店の軒先で食べることや、テイクアウトも可能です。見た目は大きなたこ焼きみたい
なかには、ふっくらとした粒あんが!
皮はカリカリとして、中はふっくらモチモチとした食感。粒あんも上品な甘さで、ペロリと食べられます。散策のお供にぴったりです。
周辺の予約制駐車場
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写真映えする「八幡堀」を見物した後は、滋賀名物「近江牛とろにぎり」を堪能
江戸時代にタイムスリップしたみたいな趣
「たねや 日牟禮乃舎」から1分ほど歩いたら見えてくるのが、時代劇の撮影でも使われている「八幡堀」。豊臣秀次の居城だった八幡山城のお堀で、琵琶湖とつながっていたことから、人や物資が行き交いました。石積みや土蔵が並ぶお堀沿いを散策するのもいいですし、温かい季節なら船で巡るのも面白そうです。
周辺の予約制駐車場
バスに乗って帰る前に、もう1件寄り道。滋賀県といえば、日本三大のひとつにも数えられることもある「近江牛」が有名ですよね。八幡堀から徒歩1分の場所にある「千成亭 八幡堀店」では、なんと近江牛のにぎり寿司を味わえるんです!
お寿司の下には、食べられるえびせんべいが敷かれている
近江牛でも美味しいとされるメス牛を使い、米は地元の近江米、自家製すし酢を使った、贅沢な一品です。希少とされる、三角バラ・ざぶとん(肩ロースの一部)を使った「近江牛とろにぎり」1皿900円(税込)と、モモ肉のなかでも赤身で柔らかいあっさりとした部位を選んだ「近江牛赤身にぎり」600円(税込)の2種類があります。
今回は、せっかくなので「近江牛とろにぎり」をチョイス。口の中で上品な甘さが広がって、笑みが止まりません。後味もしつこくなくて、本当に美味しい!
さすが近江牛!と思わせる、近江八幡に来たならぜひとも食べてほしい一品です。近江牛を使ったコロッケ1個100円(税込)も販売
「八幡堀 石畳の小路」にある店舗
周辺の予約制駐車場
四季折々の景色を楽しめる八幡山ロープウェイや、「恋人の聖地」としてにぎわう八幡山。街中にも観光スポットがたくさんあって、何度も足を運びたくなります。食べ歩きグルメを片手に、近江八幡を旅してはいかがでしょう?