桜淵公園
渓谷が創り出す圧倒的な景観
豊川の渓谷美に包まれ四季を感じる
桜淵県立自然公園の指定を受け、桜淵公園として毎年多くの観光客が訪れる愛知県でも屈指の景勝地。愛知県東三河地方を流れ、三河湾と合流する豊川に架かる赤い橋「笠岩橋」からは、春は桜、夏は新緑、秋は紅葉と、季節ごとの風情を感じることができる。公園の名前の由来にもなっている「桜」の淡いピンク色と「淵」のエメラルドグリーンのコントラストは、息をのむ美しさだ。その風光明媚な景色から「三河の嵐山」という異名も持ち、春になると、ソメイヨシノ、山桜、八重桜などの約2000本の桜が満開に。夜にはぼんぼりの点灯が行われ、優美な花明かりに魅了される。
川音に耳を傾け自然の魅力を満喫
全長117mの笠岩橋からほど近い遊歩道に足を進めると、アーチ形の橋「花月橋(太鼓橋)」が。太鼓橋の対岸には、長年の地盤隆起や浸食によって形成された「蜂の巣岩」という巨岩をはじめ、鍾乳洞や石門などが迫力ある断崖を造る。川岸近くまで下りることもできるので、ゆっくりと腰かけて自然を愛でたり、夏場は貸しボートに乗ったりと、趣に富んだ渓谷を満喫しよう。右岸駐車場近くには、景色を眺めながらコーヒーをいただけるカフェもあり、一服しながら豊川の清流のせせらぎを感じるのも風流な楽しみ方だ。
春は「さくらまつり」で賑わう
毎年3月下旬から4月上旬にかけて開催される春恒例の「新城さくらまつり」では、屋台や市内の各商店が出店する物産展が並び、展示会やパフォーマンスなどのさまざまなイベントが行われる。公園内には広い芝生スペースもあるため、レジャーシートや弁当を持参して、ピクニックをしながら花見をするのも楽しい。公園の中央を豊川が横切り、両岸にピンクに染まった桜が咲きそろう景色はとても美しく、遠方からも多くの人が花見に訪れる。
スポット詳細
情報提供: ナビタイムジャパン