お花見×渓谷美!愛知新城「桜淵公園」は、まさに三河の嵐山


2019.03.08

トラベルjp 旅行ガイド

愛知県新城市にある「桜淵公園」は、お花見×渓谷美が訪れる人々の心をつかんで離さない景勝地。なかでも豊川のエメラルドグリーンと真っ赤な笠岩橋、そして桜がコラボした風景は夢のよう! その美しさから「三河の嵐山」と呼ばれることも。
川の両岸に植えられた桜は2,000~2,500本で、毎年3月下旬から4月上旬に開催されるさくらまつりも大人気です。
桜と淵の景勝美!その名も桜淵公園
愛知県東部・新城市を流れる豊川沿いの「桜淵公園」は、その名の通り桜と淵による景勝美が見事な自然公園。公園は豊川の両岸に広がり、春は桜、緑豊かな夏、秋の紅葉が楽しめます。
駐車場は豊川の両岸にあり、別所街道と呼ばれる愛知県道69号線沿いの大駐車場は、周囲をぐるりと取り囲むように桜が植えられています。
豊川北側(右岸)の駐車場にも桜が。車から降りなくてもお花見ができそう。
桜淵公園では毎年3月下旬から4月上旬にかけて、さくらまつりを開催。まつり期間中、別所街道沿いの駐車場内にある「木かげプラザ」前には地元商店による物産店が並び、お茶や鮎の塩焼き、農産加工品などが販売されます。
こちらは「軍配五平餅」。手のひらサイズの大きな五平餅は、「甘みそだれが美味しい」と人気の一品です。
主なお花見場所は桜淵公園南側
主なお花見場所は木かげプラザと豊川の間。思い思いの場所にレジャーシートを広げ、のんびりとお花見が楽しめるでしょう。
公園内に植えられた桜はソメイヨシノを中心とし、枝垂れ桜や八重桜など合計2,000~2,500本。江戸時代前期に時の新城城主・菅沼定実が豊川の渓谷美に惹かれ、桜を植えたのが始まりです。
見上げれば、こぼれ落ちんばかりに咲いた桜花。空を覆うかのように桜でいっぱい!
木かげプラザと道路を挟んだ北側の「ちびっこ広場」も人気のお花見場所。
子ども向けの遊具や砂場、パーゴラなどがあり、レジャーシートを広げた親子連れの姿が目立ちます。のんびりと遊べてお花見もできることから、子どもたちが春休みとなる花見時には格好のレジャースポット。
広場と通路の境目では、白く枝垂れたユキヤナギの花を見ることも。
豊川の渓谷美×真っ赤な吊り橋×桜!
桜淵公園のランドマーク的存在は、なんといっても真っ赤な笠岩橋! エメラルドグリーンをした渓谷と、そこに架かる真っ赤な吊り橋。そして満開の桜が訪れる人々の心をつかんで離しません。
この笠岩橋は長さ117メートルの観光遊歩道。自動車の通行が禁止されているので、桜の花を愛でながらゆったりとと渡ることができます。橋の上から両岸に植えられた桜や、淵に浮かぶボートの姿を眺めていると時間を忘れそう。
豊川は標高1,152メートルの段戸山に源を発し、豊橋平野から三河湾へと注ぎ込む一級河川。ちょうどこの辺りで川の流れが深い谷を作り、そこへ清らかな水が流れ込みエメラルドグリーンの淵を形作っています。
橋から100メートルほど下流に笠岩と呼ばれる大きな岩があることから、桜淵のあたりはもともと「笠岩」と呼ばれていました。殿様が、この渓谷美に惹かれてしまうのも納得できますね。
公園北側でのんびりお花見散策
桜淵公園の北側(豊川右岸)には貸しボート店や観光ホテル、食事処などが並んでいます。その周辺には川岸近くまで下りることができる通路が何箇所かあるので、時間のある方はこちらへもどうぞ。
川岸はコンクリートで階段状に護岸されているので、そこへ腰かけてまったりと過ごす方も見られます。清流に薄紅色の桜が映える光景を、ぜひご覧ください。ただし、花に見惚れて川へ落ちないようにご注意を。
全国各地に桜の名所は多々ありますが、渓谷美と一緒にお花見ができるスポットは貴重な存在。桜以外にもモミジやツツジなどが植えられ、季節に応じた風情を感じられることから「三河の嵐山」と称されることも。
風が吹くたびに、はらはらと舞い落ちる花びら。エメラルドグリーンの淵に映える様子にうっとり。
愛知県立自然公園に指定されている桜淵公園ではさくらまつりの期間中、開花状況に応じぼんぼりによるライトアップを実施します。ぼんぼりの明かりで宵闇に浮かぶ桜は、ロマンティックで幻想的。昼間とは違う公園の魅力をお楽しみください。
さくらまつり期間中は週末を中心に「新城さくらまつりのど自慢大会」など、多数のイベントが行われます。桜淵公園でうららかな春の一日をお過ごしくださいね。 

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桜淵公園
place
愛知県新城市庭野字八名井田
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