山形城跡(霞城公園)
東北随一の広さを誇った城の遺構が残る公園
地域の憩いの場、山形城跡
山形駅西口から北に10分ほど歩くと、突如として現れる城郭。山形城跡のお堀の内側にある広い公園は地域の憩いの場として親しまれており、散歩やランニングをする姿が見られ、のんびりとした雰囲気がある。1991年(平成3)に復原された「二ノ丸東大手門」は迫力満点。「江戸城」の城門にも劣らないといわれたという巨大な城門からは、威厳が感じられる。二ノ丸東大手門を入ると、山形城の礎を築いた最上義光(もがみよしあき)の騎馬像が建てられている。像は豆菓子でおなじみの「でん六」の創業者である鈴木傳六氏が寄贈したもので、馬が二本足で立っている珍しい姿は必見。桜の名所としても有名で、およそ1500本が咲き誇る。樹齢600年を超えているといわれる「エドヒガン」や黄緑色の「ギョイコウ」、さらにここでしか見られない新品種「山形霞憐(やまがたかれん)」など、多種多様な桜を見られる。
第11代城主・最上義光によって造られた城
霞城公園は山形城跡を整備し、1949年(昭和24)に開放された都市公園。山形城は1357年(延文2)に最上家初代の斯波兼頼(しばかねより)が築城し、現在の城郭の基礎は第11代城主の最上義光によって造られたものとされている。今では市街地となっている三ノ丸まで含めれば、およそ234万平方メートルもの面積があり、東北随一の広さだったという。山形城の別名「霞城」の名は、出羽の関ヶ原とも呼ばれた1600年(慶長5)の戦いにおいて、城郭に霞がかかって見えなかったことに由来する。1986年(昭和61)には国指定史跡となり、2006年(平成18)には日本100名城に選定されている。2022年(令和4)現在も本丸御殿広場の発掘調査・復原工事が続いているが、すでに復原されている本丸一文字門やお堀などは見られるようになっており、霞城公園全体の史跡としての再整備計画が進められている。
史跡と文化施設が点在する学びの場
霞城公園は面積が35万9000平方メートルの広さ。公園内はもちろん土塁の上も散策路になっているので公園内を散策するだけで運動になる。南門を出るとすぐに、山形名物「どんどん焼き」の名店「おやつ屋さん」があり、運動後のおやつとして手が伸びる。公園内には山形城の史跡のほか、山形県立博物館・山形市郷土館といった文化施設がある。山形市郷土館は国指定重要文化財の「旧済生館本館(きゅうさいせいかんほんかん)」を活用したもので、医学・郷土資料が展示されている。建築マニアにはたまらない趣のある建物。また、霞城公園の周辺には山形美術館や最上義光歴史館、少し離れたところには文翔館があり、山形市の歴史文化ゾーンとなっている。
スポット詳細
- 住所
- 山形県山形市霞城町1-7 (管理事務所)
- エリア
- 村山エリア
- 電話番号
- 0236411212
- 休業日
- 年中無休
- 料金
- [入園料]無料(園内施設で料金が必要な場合あり)
- 駐車場
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あり(450台)
[駐車場利用時間(4-10月)]5:00-22:00
[駐車場利用時間(11-3月)]5:30-22:00 - クレジットカード
- 不可
- 備考
- [公園緑地課]023-641-1212
情報提供: ナビタイムジャパン
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クチコミ
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- 満開の桜を満喫。
- 山形城跡二の丸を囲む堀の内側が公園になっている。桜の時期とあって復原された二ノ丸東大手門が開かれていた。大手橋の正面に構える二ノ丸東大手門を潜ると枡形があり、その左に堂々たる櫓門が構えている。時節柄、飲食はできないが桜の古木が並ぶ土塁をそぞろ歩いて春の訪れを満喫、二の丸を囲む土塁の桜は掘にまで垂れ下がり見事だった。。三の丸まで含めた城の規模は全国5位の広さを誇るそうだが、復元された本丸大手門、二ノ...
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- 重厚な石垣と優美な桜
- 園内には約1,500本もの桜が植えられているのですが、特に堀の石垣を覆う様に咲いているソメイヨシノが見事です。東大手門のあたりは、堀と石垣とソメイヨシノが神秘的な光景で感動しました。早朝だったので人も少なくゆっくりと花見ができました。
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- 駅チカの公園
- 雨の中、公園を軽くお散歩。城跡としては少し見どころに欠ける感じですが、移築した古い病院である山形市立郷土館(旧済生館)が入場無料なのがいいですね。入場者が2018年に3万人だそうです。
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