讃州井筒屋敷
江戸時代の商家の暮らしに触れる
歴史を感じる引田の町の中心地
香川県の東の端、東かがわ市引田(ひけた)。播磨灘に面した港町で、古くから醤油蔵を中心に栄えてきた。JR引田駅から北東に500mほどの場所にある引田港までのエリアには当時の面影を残す建物が多く残っており、その中心となっているのが讃州井筒屋敷だ。江戸時代の豪商、佐野家の邸宅を開放したもので、屋号を「井筒屋」といったことからこの名で親しまれている。建物は江戸時代後期から明治にかけて建てられたもので、その広さもさることながら細部にまで凝らされた意匠、柱1本1本へのこだわりなどを見ても、栄華を極めた佐野家の暮らしぶりが伝わってくるようだ。
季節ごとの展示や庭の美しさも必見
日本家屋の美しさを引き立てているのは、手入れの行き届いた庭。見る角度によってさまざまな景色を楽しめるこの庭には、リズムよく飛び石が配され、用意された履物で庭に下りて歩くこともできる。見学ルートに沿って建物内を歩いていくだけでも建物と庭の美しい調和が楽しめるが、たとえば、高貴な客人は濡れ縁に出て庭にある手水鉢(ちょうずばち)で手を洗ったとか、その濡れ縁に使われているのは今では珍しい約3cmものケヤキであるといった説明が所どころに掲示されており、それを見ればより理解が深まるだろう。また、桃の節句や端午の節句に合わせた飾り物が展示されているのも見どころのひとつ。歴史ある佐野家に伝わる節句人形や、季節や行事になぞらえた絵なども展示され、昔の人々の暮らしをよりリアルに想像させてくれる。
町並み散策や、和三盆作り体験も
建物や庭の見学だけでなく、井筒屋ゆかりの品を展示したギャラリーも必見。見学後は敷地内のショップで、東かがわの特産品である手袋や和三盆といった土産物をチェックしよう。「買うだけではもの足りない」という人には体験もおすすめ。和三盆で干菓子作りができる「和三盆型抜き体験」や、好みの手袋を選んで飾り付けができる「オリジナル手袋づくり」などの体験(要予約)メニューが用意されている。また、井筒屋敷を中心とした引田の町並みの散策もぜひ楽しんでほしい。歴史ある旧家や醤油蔵が立ち並ぶ引田の町には、昭和初期に建てられた郵便局をリノベーションしたカフェなどもあり、歴史を感じながらゆったりとした時間を過ごすことができる。
スポット詳細
更新日:2024.05.07
- 住所
- 香川県東かがわ市引田2163 地図
- 電話番号
- 0879238550
- 時間
- 10:00-16:00(店舗ごとに異なる)
- 休業日
- 水(祝、およびイベント開催時は営業)
- 料金
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【母屋入館料】
[お一人様]300円
【和三盆型抜き体験】
[お一人様]750円- - 駐車場
- あり(隣接14台、近接100台)
- クレジットカード
- 可(VISA、MasterCard、JCB、銀聯、Diners Club、その他)
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 可(PayPay)
- Wi-Fi
- あり
- コンセント口
- あり
- 喫煙
- 不可(喫煙スペースのみ可能)
- 滞在目安時間
- 60-120分
- 車椅子での入店
- 可
- 乳幼児の入店
- 可
情報提供: ナビタイムジャパン
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クチコミ
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- これはぜひ足を運ぶべきです
- 地元のお客様が連れて行ってくれました。正直あまり期待はしていませんが、行ってびっくりですね。地元の歴史がよくわかりますし、醤油や手袋の生産など地元に大きく貢献した商家です。素晴らしいですね。
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- 江戸時代の商家跡、当時の繁栄ぶりがうかがえます。
- 引田の町にある、江戸時代から醤油、酒の醸造で繁栄を極めた商家、井筒屋の屋敷跡が公開されています。広い敷地に母屋と蔵がたくさん並んでいて、当時の繁栄ぶりがうかがえます。続日本100名城の引田城のスタンプとパンフレットが受付でいただけます。
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- 雰囲気がいいです
- 昔の建物を改築した?お店で、天井が高く素敵です。食事は、定食など、割と普通のものですが、魚系がおいしいです。家族で行っても何か好きなものが頼めると思います。隣に土産屋さんなどがあります。
TripAdvisorクチコミ評価
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