庚申堂
ならまちのなかにひっそりとたたずむ小さなお堂に参拝
災いを払ってくれる「庚申さん」
町家が並ぶならまちを歩いていると、赤い人形がいくつも吊られた小さなお堂が現れる。地元の人たちから「庚申さん」と親しまれている庚申堂だ。「庚申さん」とは邪気や悪病を払うご利益があるとされる、青面金剛(しょうめんこうごう)という仏様のこと。災いから守ってくれる青面金剛のことを、いつからか親しみを込めて「庚申さん」と呼ぶようになったとか。庚申信仰は江戸時代中期に日本各地で広まったとされる民間信仰だが、その歴史はとても古い。奈良時代に疫病が流行った際、元興寺(がんごうじ)の高僧がご加護を祈っていると、青面金剛が現れたのが始まりとされている。
ならまちの軒下に揺れるかわいいお守り
お堂の軒下に吊られているのは、身代り申(さる)という庚申信仰のお守りだ。このお守りは「庚申さん」のお使いの申をかたどったもので、魔除けを意味するそう。家族の人数分のお守りを軒先に吊るし、家の中に災難が入ってこないように願いを込めるのだとか。今でもこの風習が残り、ならまちではお守りを下げている家や商店をいくつも見ることができる。先人から受け継ぐ歴史や風習を大切にする、ならまちならではの風景だ。
お守りは奈良町資料館で授かろう
お堂にお参りしたら、歩いてすぐの奈良町資料館へ行ってみよう。青面金剛像を見ることができるほか、身代り申を購入できる。さらに、ならまちの歴史とともに、「庚申さん」の由来もわかりやすく展示・解説しているので、庚申堂とセットで訪れたい。
スポット詳細
- 住所
- 奈良県奈良市西新屋町39 地図
- エリア
- ならまち・高畑エリア
- 電話番号
- 0742223900
- 時間
- 24時間側道からお参り可能
- 休業日
- 無
- 料金
- 無料
- 駐車場
- 無
- クレジットカード
- 不可
情報提供: ナビタイムジャパン
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クチコミ
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- 奈良町にある庚申堂
- 奈良町を歩いていると、家の軒先に吊るしてある、庚申さん。こちらのお堂に庚申さんが祀られています。こちらでお参りし、隣のお店で庚申さんのストラップを購入しました。
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- 庚申信仰の拠点
- ならまちにある庚申堂。小さな祠だが、ここが奈良の庚申信仰の拠点だ。庚申堂と言えば、お猿さん。屋根の上には、見ざる言わざる聞かざるの、三猿。その他にも、愛くるしい表情のお猿さんの像が何体も。そして、何より目に留まるのは、お堂に吊るされた、猿を模った赤いぬいぐるみ。これは、身代わり申と呼ばれる、ならまちエリアだけに見られる風習で、もともとは魔除けのためだったそうだ。
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- 身代わり申
- 奈良駅からどんどん歩いてならまちエリアにあります。身代わり申が有名で、ならまちにはおうちの軒先に、玄関あたりにぶらさげてあるのをよくみます。あかいろの布でできていて「身代わり申(さる)」がびっしりと吊り下げられているが、中に入ることができません。
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