草津温泉 湯畑
日本三名泉にも数えられる名湯・草津温泉のシンボル
湯畑には草津の魅力がギュッと凝縮
周囲に漂う硫黄の香りが「草津に来たな」と実感させる、草津温泉のシンボル・湯畑。50℃以上にもなる高温の源泉を、外気に触れさせて入浴に適した温度まで冷ますため、湯樋に流している。湯の花(温泉の不溶性成分が沈殿したもの)の産地でもあり、湯畑と呼ばれるようになった。現在の湯畑は、芸術家・岡本太郎のデザイン監修によるもの。散策道も整備され、源泉が滝のように流れ落ちる迫力ある様子を眺めたり、立ち上る湯けむりのなかで足湯に浸かったり、楽しみどころ満載だ。
湯畑前には、60年以上続く伝統のショー「湯もみと踊り」が鑑賞できる「熱乃湯」や、江戸から明治にかけて湯畑周辺にあった湯屋を再現した日帰り温泉施設「御座之湯」もある。御座之湯では、「湯畑」と「万代鉱」の2種類の源泉を堪能できる。
湧出量だけじゃない、泉質もすごい草津の湯
草津温泉にはたくさんの源泉があり、総湧出量はなんと毎分3万ℓ以上。その豊富な源泉のおかげで、旅館や温泉施設で「源泉かけ流し」というぜいたくが叶う。泉質は日本有数の酸性度で、湯畑の源泉はpH2.1。殺菌作用が高く、浸かるだけで体の汚れが落ちるほどの効果が。「恋の病以外、効かぬ病はない」といわれるほど効能が高く、その癒し効果を求めて足繁く通う人があとを絶たない。そんな源泉の効能を薄めることなくそのまま堪能してもらおうと、草津温泉は「泉質主義」というスローガンのもと、加水せず源泉100%を提供している。源泉ごとに特徴が異なるので、ぜひ浴び比べてみて。ただし、どの源泉も温熱効果抜群なので、湯あたりには注意を。
歴史上の人物のみならず、科学も認めた草津の湯の薬効
草津温泉の歴史は古く、奈良時代の高僧・行基(ぎょうき)に発見されたといわれている。源泉のひとつ「白旗」は、源頼朝が発見したとの説もある。8代将軍・徳川吉宗が草津の湯を江戸城まで運ばせて入浴するなど、中世の頃には名湯として広く知られ、湯の花の採取も鎌倉時代には既に採取されていたとされている。明治時代には、ドイツの医学者・ベルツが、草津の湯の効能を医学的な観点から高く評価し世界に紹介した。湯治場として長く人々を癒やしてきた草津が、観光地として栄え始めたのは戦後のこと。旅館やホテルが立ち並び、一大温泉観光地として賑わいを見せるようになった。全国的にも知名度抜群で、さまざまな人気ランキングでも常に上位に選ばれている。
そして2021年(令和3)、草津の源泉にウイルスを不活化する効果があるとの研究結果が発表された。泉質の良さには定評があった草津の湯の効能が、科学的に証明されたのだ。それを受け、湯畑周辺の他、町内各所に「手洗乃湯」が新設された。給湯口から40℃の源泉が常に出ていて、手軽に手洗いをできる。
スポット詳細
情報提供: ナビタイムジャパン
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