船岡山公園
あの清少納言も絶賛! 平安京の北の守護神「玄武」の宿る山
船岡山は高さ112mの小高い丘。平安時代には、都の北方を護る霊獣「玄武」の山として崇められ、内裏に近いことから平安貴族の遊宴の場としても親しまれていた。丘の美しさは数多くの歌に詠まれ、清少納言も『枕草子』で「丘は船岡-」と讃えている。そんな優美さも戦国時代には一転、応仁の乱で山名宗全率いる西軍が陣を敷き、辺りは戦場と化した。のちに、豊臣秀吉が山を織田信長の霊地と定めたことが幸いしたのか、人の手がむやみに入らず、今も豊かな自然が残されている。現在は、東側が建勲神社の境内、西側が広場や展望台、野外音楽場までを備える公園として整備されている。また、毎年8月16日の五山の送り火の日には、鳥居以外の山が見えることから多くの人で賑わう。
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情報提供: ナビタイムジャパン