長岡天満宮

神社

真紅のキリシマツツジが彩る学問の神様が愛した風光明媚な地

平安時代、菅原道真公が九州・太宰府に旅立つ前、この地に立ち寄って名残を惜しんだという伝承から、道真公の亡きあと、祠を建てて祀ったのが始まり。春には「八条ヶ池」周辺に真紅のキリシマツツジが咲き誇り、参拝者を魅了する。

梅を愛したご祭神・菅原道真公にちなみ足元に梅の花があしらわれた鳥居} 梅を愛したご祭神・菅原道真公にちなみ足元に梅の花があしらわれた鳥居

日本屈指のキリシマツツジの名所

阪急電鉄京都線の長岡天神駅で降り、西へ約10分歩くと大きな石鳥居が見えてくる。こちらが学問の神様として信仰を集める菅原道真公を祀る長岡天満宮だ。鳥居をくぐり境内を進むと左右に「八条ヶ池」と呼ばれる大きな池が広がる。1638年(寛永15)に八条宮智忠親王によって築造されたもので、周辺では四季折々の花を楽しめるが、なかでも樹齢170年を超えるキリシマツツジが咲く4月下旬から参道や池の周辺一帯が真紅に染まり、その光景をひと目見ようと多くの参拝者が足を運ぶ。花の見頃は年によって異なるので、神社による開花情報をチェックしよう。

境内を彩るキリシマツツジは市花として市民にも親しまれている} 境内を彩るキリシマツツジは市花として市民にも親しまれている

八条ヶ池に設けられた水上橋を渡って散策をしよう} 八条ヶ池に設けられた水上橋を渡って散策をしよう

菅原道真公が詩歌管弦を楽しんだ地

平安時代、この辺りは風光明媚な地として貴族たちに好まれ、菅原道真公も在原業平らとしばしば訪れて詩歌管弦を楽しんだゆかりの深い地だ。このような由縁から901年(昌泰4)に道真公が太宰府へ左遷されたとき、この地に立ち寄り「我が魂、長くこの地にとどまるべし」と名残を惜しんだといわれ、また御自作の木像を祀ったことが神社の始まりとされている。室町時代、応仁の乱の被害を受けて社殿を焼失したが、1498年(明応7)に再建したという記録が残る。現在の本殿は1941年(昭和16)に平安神宮から移築したものだ。

優美な唐破風屋根を備えた拝殿。この奥に本殿がある} 優美な唐破風屋根を備えた拝殿。この奥に本殿がある

ご祭神・菅原道真公のお使いとされる牛の像が鎮座する} ご祭神・菅原道真公のお使いとされる牛の像が鎮座する

季節を彩る花と緑に癒されて

古来、皇室からの信仰もあつく、たびたび土地や建物の寄進を受けてきた。広い境内にはキリシマツツジのほか、道真公が愛した梅の木も多く植えられ、早春には風にのって甘酸っぱい梅の香りが広がる。八条ヶ池の周辺を彩る桜も見事で、隣接する料亭では京都の西山近郊が産地として有名な最高級タケノコを用いた京会席を味わうこともできる。また2007年(平成19)に完成した紅葉庭園「錦景苑(きんけいえん)」は、盛秋になると木々が織りなす赤や黄色のグラデーションに彩られる。学問はもちろん、風流を愛し多くの漢詩・和歌を残した道真公のように、四季折々の自然美を楽しみたい。

参拝後は「錦景苑」のあずまやでひと休みしよう} 参拝後は「錦景苑」のあずまやでひと休みしよう

もとは灌漑用のため池として造営された八条ヶ池。現在は市民の憩いの場として親しまれている} もとは灌漑用のため池として造営された八条ヶ池。現在は市民の憩いの場として親しまれている

スポット詳細

住所
京都府長岡京市天神2-15-13 map map 地図
電話番号
0759511025
時間
9:00-17:00(参拝は24時間可能)
休業日
無休
料金
[参拝]無料
駐車場
あり(60台)
クレジットカード
不可
電子マネー/スマートフォン決済
不可
Wi-Fi
なし
コンセント口
なし
喫煙
不可

情報提供: ナビタイムジャパン

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最寄り

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